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さらとバクダッド・カフェ

さら1さら2さら3さら4さら10
さらの木にチェックインすると部屋にこもり切りになる。
特に用事がない限りは階下に出てウロついたりするってあまりないと思いますが。
宿内でときとき流れる気怠くて不思議な女性ボーカルの歌声を聴いたことがありますでしょうか。
まだ知り得て最初の頃、毎回来る度に流れる唄が印象に残ったので、Mさんに何のCDか教えて貰ったのがこれ。
さらのBGMはこれ
このアルバムはアマゾンか楽天で購入して、さらに行くときはくるまの中で、部屋で流しています。
その中で、印象に残ったのが下記の2曲で、

I Just Called To Say I Love You
Cakking You

前者はいいや。後者の「Cakking You」についてですが、Mさんが言うには、
「あの歌は、私が〇〇年前から繰り返し観た映画、バクダッドカフェのテーマなんです。」
「ばくだっどかふぇ?」
エジプトのバクダッドのカフェかと思った。砂漠、民族紛争、支配者と被支配者、植民地、内戦、ゲリラ、そんなのを脳裏に描いて想像したけどさにあらず。
10月のいつだったか、NHLプレミアムシアターでバクダッドカフェが放送されたのよ。
ディレクターカット版だったかな。録画して観たのだ。
確かにCakking Youが流れた。最初と最後と途中と3回くらい流れたんじゃないかな。
バクダッドカフェ1
「バクダッドカフェ観ましたよ。あの映画はぜんぜん伏線がないね。」
「ないですねぇ。でもあの映画は深いです。シュールな世界とアメリカの田舎の荒廃した雰囲気にワクワク感と懐かしくて大好きです。」(Mさん)
別に私はワクワクしなかったが眠くもならなかった。カフェの女主人のブレンダがやたらと怒鳴り散らしていたからである。

「でも今の現代感覚だとツッコミどころ満載ですよね」(Mさん)
そう、確かに満載である。チェックインしてMさんに言った。
「あれはカフェで怒鳴りまくっているブレンダではなく、デブのドイツ女が主人公なんですかね。」
「デブ女の亭主はあれきり出てこないし。刺青師のオンナは何で急に出てっちゃったんだろう」
「マジックなんかすぐに飽きられますよ」
「彼らは何を食べて生きてるのかな。あの一帯の年間降水量だけで生存できるのかな。インフラは完備されてるのだろうか」
あの映画はオカしいと言わんばかりにね。
バクダッドカフェ9バクダッドカフェ10
ドイツから観光旅行にやってきた中年の夫妻が道中の砂漠地帯で夫婦喧嘩をやらかし、ひとり車を降りた妻のジャスミンがトランクひとつで宛てもなく歩き出す。
辿り着いたのは、モーテル、カフェ、GSを兼ねた「バグダッド・カフェ」、
バクダッドカフェ8
ジャスミンが辿り着く前、彼女を置き去りにした亭主が先にカフェに来ている。亭主の方はくるまだから。
そういうひとりの一見客がカウンター席に座ると、オーダーするものは大概はビールかコーヒーと相場が決まっている。これが西部劇ならウイスキーのワンショットだろうな。
ところがカフェは酒類提供の免許を持っていない。(ビールくらいあっても良さそうなものだが。)
しかもコーヒーマシンが壊れていて町に修理に出しっ放しで、店を切り盛りする女主人ブレンダの亭主であるサルは取りにすら行かない。
後でブレンダに怒鳴られて追い出しを喰らうのだが。

「マイワイフを見なかっただろうか?太ったドイツ人だ」
自分が置き去りにしたクセによく言うよな。私も社内で「あの子、名前なんていったかな。その〇〇〇〇みたいなの」、よくないことだが〇〇〇〇は対象者の特徴か比喩なのだ。「太ったドイツ人」だって?そこだけ切り取ったら私はジャスミン亭主のことを悪くは言えない。
バクダッドカフェ2
そのジャスミンの亭主に黄色い魔法瓶から注がれたコーヒーが出される。
「うまいコーヒーだ」、
「お代は要らない」、
「いいカフェだ」、
実はその魔法瓶が自分たちの所持品だったことに気づいていない。
黄色い魔法瓶、サルがどの場面で黄色い拾ったのかイマイチ覚えていない。覚えているのはブレンダに「戻してきな」怒鳴られた場面である。
バクダッドカフェ3
ジャスミンは後から歩いてやってきてカフェと別棟にあるモーテルの部屋を借りる。
カフェ&モーテル&スタンドを経営する女主人のブレンダは、日々の家事と経営難で荒れ気味でいつも周囲に何かしら怒鳴り散らしている。
何人か男手もいるのだが殆どがちゃんと働いていない。
ハンモックで寝てばかりいるバーテンダー、(客が来れば対応はするけど。)
自分の赤子の面倒も見ないで下手なピアノばかり弾いているブレンダの息子、サルJr、
そしてグータラ亭主のサル、
アバズレになりかけてる娘のフィリス、
それらに始終苛立っているブレンダは、自分の留守中にジャスミンがモーテルの大掃除をしてしまった事にブチ切れるが。。。
バクダッドカフェ7
他、女刺青師のデビー、「仲が良過ぎるわよ」そう言い置いていきなりいなくなる。
ハリウッドからの流れ者でカフェの敷地内の?トラーラーハウスに住み着いている画家のルーディ、
こヤツはジャスミンをあろうことか絵のモデルにと口説き始め、ついには見たくもないのに脱がせやがった。そしてラストでは。。。

もうひとりいる。ブーメランを飛ばしてばかりいるヒッチハイカーのエリック、
「あんなにブーメランを飛ばしまくってアブなくないのかな」
「アメリカだからできるんですよ。この辺でやったらタイヘン。向こうに行くと、ブーメランまでいかなくても、外で同じことばかりやってる人っているんです」(Mさん)

女主人ブレンダはジャスミンをアヤしいオンナ扱いして保安官を呼んで職質までさせるのだが、先にサルJrとフィリスがジャスミンに近づいちゃう。
でも、サルJrは最初は「あのデブ女」、
フィリスもジャスミンに「あかんべぇ」舌を出してブレンダに叱られるのだが。そういえばこんな事を言ってたな。
「なんでそいつもと違う丁寧な言葉で話すの?」(フィリス)
「あの人はお客さんだからよ」

ブレンダの息子、サルJrがカフェのピアノで弾いている曲にバッハの「 平均律クラヴィーア曲集第1巻、第1曲」・・・
「私だって弾いたさ」
「そうなの?」
弾かないピアニストなんていないと思うぞ。
この曲はメリル・ストリープが英国首相のマーガレット・サッチャーを演じた2011年映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のエンディングでも流れたね。聴いたことのない人っていないんじゃないかな。

そこにいるだけ、デンと鎮座ましましてるだけだったジャスミンはだんだんそうではなくなっていく。
カフェの客相手に手品を披露し始めて盛況になった辺りからブレンダの表情も和らいでゆく。
それまで終始気怠かったのが後半のマジックショーで何だか嘘くさくなる。
「そんなに短期間であれだけのマジックができるものなのかしらねぇ」(ジャン妻)
バクダッドカフェ6
ラストはカフェの家族になりそうな雰囲気でいきなり終わる。
ひとりだったジャスミンはひとりじゃなくなったと思う。でももと亭主の行方は知れないまま終わる。
「ジャスミンの亭主はあれきり出てこないしさ。後で出て来るのかと思ったんだが」
「そこは、その、突っ込んじゃダメですぅ」
「???」
Mさんの連れない返事に私は朝、まぜっかえすことになるのだ。
もう1回、観る気はないなぁ。
バクダッドカフェ5
右も左もわからない異国で同伴者と喧嘩別れするって辛かろうに。
携帯電話もない時代なので連絡の取りようがないからって思ったんだけど、オカしいよな。自分が置き去りにしたクセにさ。
カフェの前の道は一本道なんだから引き返して迎えに戻ればいいだけのことではないか。コーヒーマシーンが壊れてるカフェにいる意味ないよ。
ジャスミンもジャスミンで「ウチの亭主とおぼしき男が来なかった?」ぐらい聞いてもよかろうが。
再会したとき、離婚の手続きは済ませたのかな。
とまぁ突っ込みドコロが満載なのだよ。「そこは突っ込んじゃダメですぅ」Mさんはそう言うけど、Mさん自身も突っ込まないで欲しい雰囲気を纏っているときが多々あるからね。「何で生姜を摺らないでSBチューブの既製品で出すんだよ」とかね。
映画の中でマトモなのは、ちゃんと働いているのは、ジャスミンの旅行ビザの期限切れで移民局に連絡すると通告したロン毛を編んだ先住民の保安官だけである。

その一風変わった映画の主題歌がよく「さらの木」で流れている。
さら5さら6さら7さら8
デッキのソファーに座って庭を見てるのだが、いよいよ引退したらこうなるかもしれないなと思う。
こうしてると向こうからジャスミンが現れそうである。
そういえばさらも宿になる前はカフェだった。
さら9さら11さら12
さら14
さて、宴の時間になった。
あろうことかジャン妻はノーメイクなんですよ。
「何で化粧しないのさ」
「だってさらだモン。要らないわよ」
ったくトシとるとこれだからな。
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形になってきた

11月の第1週のこと、現場監督のお猿さんから写真が届いた。この写真はお猿さんがスルスルスルっとよじ登って撮ったらしい。
ソーラーパネルが載っている。
お猿さん写真1お猿さん写真2
さすがはエテ公、高いところに上るのはお得意である。
他、中の写真が数枚届いたんだけど。
お猿さん写真3お猿さん写真4
こちらはセンスがイマイチだな。
お猿さんだから高いところに昇って撮るのがお得意でも、室内写真のセンスはイマイチだな。

私は屋根にソーラーパネルを載せることをすっかり忘れていた。お猿さんが送ってきた屋根の写真と「太陽光発電システムの手続きにご主人の印鑑証明書が必要となります。」このメールを見て思い出す始末である。
「また実印を押すのか」
「印鑑証明だけでいいみたい」
ジャン妻は私を極力折衝の場に出さないようにしているようだ。例の宣伝広告の件で私が難癖をつけたので、あまり出したがらないのだ。
「ホントにアナタは何を言い出すかわからないからね」
「・・・」
最初の打ち合わせの頃、私はソーラーパネルを載せるのに気が進まなかったのだが、ジャン妻から「地震で電気が止まってもWCは流れる方がいいでしょ」そう説得されて載せることにしたんだった。
印鑑証明が要るのと、お猿がさん撮った下手な写真を見てそろそろ現場の状況を見に行こうと思い立ち、ジャン妻が女性建築士さん(設計を担当した人で、イコール営業窓口みたいになっている。)に連絡した。
事前に言っとかないとな。前に私が気紛れで見に行ったら誰もいなかったときがあってね。行ってみて職人さんがいなかったら施錠されているから中を見れないし。

「来週月曜の午後に進捗状況を見たいと思い主人と行きたいと思っています。どなたか作業されている状況でしょうか。予定では遅めの午後のつもりです。」
その返信は、
「申し訳ございません。工事Gは本日から日曜日まで連休をいただいております。
設計部門の私では現場の方の出入りまでは把握しておらずお答えすることが出来かねます。
猿田からのお返事は月曜日となってしまう見込みです・・・。お返事は、ご見学ご希望日当日のお返事となってしまいそうです。」

「ぬわにぃ、休んでるだとぉ?」
「飛び石だからね」
「あいつらは同じ会社内で現場スケジュールを把握しないのか。」
デカい会社は組織化されているのでそういう小回りが利かないところがあるな。
ところが現場監督のお猿さんから直に連絡が来たのである。
「月曜日は職人さん現場入って作業しております。
職人さんにも伝えておきますので、どうぞいらしてください。
私も時間合わせてご案内させていただければと思いますが、だいたいで大丈夫ですので、何時ごろにいらっしゃるでしょうか?」

「まぁ、お休み日なのに」
「お猿さんはボルネオかスマトラに帰っちゃってたのを戻って来るのを早めたのかな」
「・・・ヤバいと思ったんじゃないの?またアナタにヘンな言いがかりとつけられかねないと思ったのよ」
「そんなことはないだろー」
というわけで、指定された日の定刻に現場に出向いたのですが、行ってまた眉が曇ったのは、
視察12未だこんなものを残してるのか
まだこんな誇大広告をデカデカと貼ってあるのか。
裏路地なので歩く人の数は少ない方だが、道行く人はジロジロ見るわけよ。
早く剥がせっての。
「おはようございます」
出迎えてくれたお猿監督の前で私は建築業社の広告を睨みつけ「ビリビリビリ」そう言いながら剥がすジェスチャーをしてやった。
視察1お猿さん1
お猿さんに家の中に導かれた。
まだ内装施行中である。雑然として自分が住む家というの実感が全然湧かないのだ。他人の家の工事現場みたいである。
ブッ散らかってるし、壁紙が貼ってないので寸法や資材名が直に描いてあったりする。落書きにしか見えない。
それでも各部屋を案内して貰った。
「ここがお風呂場でございます」
そう言われても、まだ浴槽が入っていない。
「WCはこちらでございます」
何もない。独房、懲罰房にしか見えない。
(早く完成させろよ。)
視察2お猿さん2視察3お猿さん3
ジャン妻がお猿さん監督と打ち合わせ確認をしているところ。
私の知らないところでジャン妻は細部をいろいろ打ち合わせしてたようだ。
その一例を挙げてみると、
「寝室のクローゼット側出入口の右側角部分と、ベッドヘッドになるように作成してもらう棚の下を考えています。こちらは現在ニッチを作成する予定となっていますが、いっそベッドの部分以外の左右はオープン棚にしてはどうかと」
これはジャン妻の提案メールから抜粋したのだが、何のことか私はぜんぜんわからない。
「ニッチって何だ?」
「ニッチってのはね。さらの木にもあるじゃない」
ニッチとは窪みのことで、壁面の一部をわざと窪ませたスペースのこと。「さらの木」の廊下や階段、客室の壁に窪んだスペースがあって、そこにオーナーシェフMさんのお母さんが作った不気味な人形たちが置いてあるでしょう。そこだけ灯りが点いててさ。これなんかがそうですよ。
夜10
あれは無駄で不気味な空間だなと思ってたがインテリアのアクセントなんだね。壁面てのはどうしても単調になりがちなので、ニッチがあるといいアクセントになる。でもニッチをボコボコと多用し過ぎると纏まりや落ち着きがなくなる。あくまでワンポイントがいいんだとさ。
上記の打ち合わせを見ると、ベッドヘッド=ベッドのアタマの部分を窪ませてニッチにするのを止めて、オープンの棚に変更することでまた部材の料金が追加になるわけだ。
ではニッチが無くなったかというとそんなことはなく、廊下の突き当りに設けることになる。
お猿さん(現場監督)からの返信は、
「主寝室天井までの本棚追加が15段、奥行30cm、パラオーク材だと114000円(税抜き)と、本棚追加2段、奥行21cm、パラオーク材3か所分で37000円(税抜き)、合計151000円(税抜き)、166000円(税込み)となります。」
こうやってどんどん金額が膨れ上がっていく。私は変更分や追加分の金額の連絡を見てジャン妻が何を要望したかを知るのだが、ジャン妻は、
「前に言ったわよねっ!」
私は憶えてない。細かいことをいちいち私が覚えてるわけないだろ。

そしてお猿さんから「これでよろしければ発注書の作成、材料の手配進めさせていただきます。」ジャン妻は追加分の金額を承知した旨を連絡する。「手配を進めてください」これが繰り返される。
他にもお猿さんとスイッチやコンセント、造作棚関係の高さや位置の最終確認を打ち合わせて、インテリアコーディネーターさんとカーテンの色、模様、なんかの打ち合わせ、外構業者を呼んで外構プランの打ち合わせとか。
これらは全部ジャン妻がやっています。私は殆ど出番がないのだ。

お猿さんは現場監督なので文言の五句がハッキリしている。でも建築士さん兼営業の女性は、
「セコムさんご契約の件ですが、セコムさんより、ジャン様のご自宅にご契約書類を郵送させていただきます。
必要項目ご記入の上、ご返送をお願いいたします。ご不明点ございましたらご連絡くださいませ。」
いつもそうなおんだが、語尾の「くださいませ」これが気に入らない。
「くださいませくださいませって何を畏まってやがるんだ。」
「それが営業というものよ」
「随分と向こう(業者)の肩を持つな」
「肩を持ってるんじゃないわよ。アナタがいちいちヘンなとこに突っかかって絡んだりするから」
これはあれかな。ジャン妻はストックホルム症候群かリマ症候群になってるのだろうか。
視察4視察5視察6視察7視察8視察9視察10視察11
だけどお猿さん監督は若い女性なのにたいしたものである。普段はマスクしてるから伺い知れないが、ご年齢は30代前半じゃないかなぁ。
マスクしてるのはコロナの延長もあるが、建築現場って資材の粉塵が舞うからだろうかね。
こないだ素顔を初めて見たが丸い小顔の美人さんだった。でもやっぱり小猿である。お名前は春野さん(仮名)というのだが、
「サルノ(猿野)さん」
「ハイッ、笑」
満面の笑顔だった。
「ウチ以外に何軒くらい監督されてるのですか?」
「5~6軒くらいです」
「5、6軒!」
私は現場監督=昔の大工の親方、棟梁の観念が抜けない。ひとつの現場にずーっとかかりっきりってんじゃないらしいんだな。こんな若い子が職人さんを差配して、複数の現場の進捗状況を把握してるなんて驚きである。猿だのエテ公だの言ってるが凄い人なのかもしれない。

「アナタ、さっきサル(猿)何とかさんって言ったでしょっ」
「言ったかな。ああ、言ったな。でもハイッて満面の笑顔で反応してくれたじゃないか」
「ハルノ(春野)って呼ばれたと思ってるんですっ」

見に行ったのが少々早かったかもしれない。これら一連の工事写真から2週間後の間に内装がほぼ完成に近づいたようで、これがその写真、
お猿さんが撮ったまぁまぁマトモな写真1お猿さんが撮ったまぁまぁマトモな写真2お猿さんが撮ったまぁまぁマトモな写真3お猿さんが撮ったまぁまぁマトモな写真4お猿さんが撮ったまぁまぁマトモな写真5お猿さんが撮ったまぁまぁマトモな写真6
なるほど出来上がってきたようである。少しはマトモな写真になったし。
廊下の奥にあるのがニッチであります。
お猿さんが撮ったまぁまぁマトモな写真7これがニッチである
引き渡し前の説明会が近づいてきた。そこで部屋内を確認して鍵、警備の説明、残金の請求書を受け取って、住所移転やら登記やらを詰めることになる。
その完成立ち合いで、業者さんたちに聞いてみたいことがあるのだが。
「またどーせロクでもないことを聞くんでしょ」(ジャン妻)
いったん他の記事を挿入して引き渡しに進みます。

ゴミを置く場所

まだ実家を解体する前、片付けてたら現地の班長さんに出くわした。声かけしてその場で町内会費を支払った。
連絡先を交換して、建て替えて年内に引っ越してくる旨をお話しした。
現地のひとたちにとって私は後から越してくる者にしか見えないだろうけど、ウチの実家はこの界隈で最古参で昭和30年代に来てるんですよ。今ある家々はまだ雑木林だったんだ。ヘビが出たり、フクロウが鳴いたりしたものです。
私に言わせりゃ今いる近所の方たちこそ後からこの地に来られたんだけどね。

さて、タイトルのとおり、ゴミ出し場の問題があるのだ。
実はジャン母(故人)の好意で、ウチと道路の境界線にゴミ出し場があるんですよ。カラスいけいけのグリーン籠が置いてある。
ったくジャン母も余計なお世話をしたものだと思った。
ゴミ出し場1ゴミ出し場2
これはどうすればいいのかな。
私はこのブロック塀を取り壊すと思っていたので、これを機会にゴミ出し場を他へ移せないかなぁと考えた。
それと市への連絡は何処へどうすればいいのだろうか。

私はブロック塀を壊すという前提で班長さんを通してお隣さんにゴミ出し場の移動を持ち掛けた。
でもお隣さんは、それだと玄関入口スロープのすぐ隣になってしまって見栄えがよくないのと、その位置に何かの計測器が突っ立っているので、一時的ならともかく恒常的に置かれるのは難色を示された。
誰だって自分家の前に他所のゴミを出されるのはイヤでしょうけど、そういう理由ではなかったのね。

女性建築士さんに相談してみた。
「ジャン実家の南北に延びる道路との境目の土留めブロックの施行についてですが。工事施行の際、あのブロックはブッ壊して新たに積み直す、これでよろしいですか?
その場合、ブロックの一部が地元町内会班のゴミ収集ネット(折り畳みのカゴ、今流行りのイケイケカラス)の設置場所になっております。そのまま置いといても施行に問題はないですか?
それとも工事期間中だけでも近隣に収集置き場を替わって貰う交渉が必要でしょうか。
地面に敷くコンクリートは即効で乾き固まるとは思いますが、ゴミ収集日以外日の工事で完了して、すぐにネットが元通りにデンと設置できるものなのですかね。(日常のゴミ収集に支障がなくなるということ)ブロック4個分程度の長さなので、そのときだけ移動するとか。
短期間で僅かの距離でも移設する場合、ゴミ収集場の一時的な移動に伴う変更事項届のを行政(どの窓口に出すのか)に提出する手続きが必要かと思われますが。」

そういう質問を送ったのを知ったジャン妻が言うには、
「あのブロックは壊さないわよ。残すの」
「え?壊さないのか?」
「壊さないわよ。今道路とブロックの境目が土になってるでしょう。そこをコンクリートかセメントを敷くのよ」
「何であの部分が下が土になってるんだ?」
「それはお義母さん(ジャン母)が、土の部分を残したいとか何とかって聞いたけど」
「これを機会に壊せばいい」
「高い金額になるし、また打ち直し、盛り直しになるわよ。それらも打ち合わせしたでしょう。ったくもうっ、アタシに任せてぜんぜん内容を把握してないんだから」
プンプンであった。

建築士さんからも「壊さないです残します」って連絡が来た。そうか、壊さないんならゴミ出し場を移動する理由が無くなったわけで、現所の位置で今後もいくしかないかなと。
ではそういう意識を逆手にとって、工事期間中だけ一時的に移動させ貰い、工事終了後にまたウチに戻して、今後もウチの前を提供してあげるよと、近隣住民に対して精神的に優位に立ってやろうと。( ̄ー ̄)ニヤリ
後日、班長さんと現地でお話した際に、ブロックはこのまま残すので、地面を固める工事期間中だけの移動に変えた旨をお話した。事実は壊す→壊さないに変えたのではなく、私が壊すものだと勘違いしていたのですがね。
「まぁ確かに現地を見る限り、ウチのブロック前の僅かな空き地がベターですからね」
これはイヤミで言ったんじゃないよ。
「皆さん、マナーよくキレイにお出ししてくれるので」
それはジャン母の生前の功徳でもあり、ジャン母と親しかったオバさんたちが目を光らせているのもあるみたいだ。ジャン母が生前、親しかったオバ様2人がマメに掃除してくれてるみたい。

今日も夕食写真を少しばかり挿入します。
家食1家食2
これは私ひとり分じゃないです。ジャン妻とシェアするのです。
このBlogの読者様は私のことを飽食漢で日々鯨飲鯨食、毎日が食べ過ぎと思っておられるでしょうけど、日々の家食、特に夕餉はこれぐらいなんですよ。
どうも見栄えがよくないのはテーブルのイロと模様のせいかもな。新居のテーブルはどんなイロになってるんだろう。
「それも見たわよね」(ジャン妻)
「覚えてない」
まさかF山温泉みたいなブラックなテーブルじゃないだろうな。あれは山の料理だから無骨ながらもそれ也に絵になるのであって、家庭料理にブラックなテーブルはちょっとな。
「ナチュラルな薄い色よ」
「テーブルクロスは?」
「敷かないけど水が沁み込む素材なので布のコースターは要るかも」
水を零せないらしい。
会社勤めを引退したら日々家メシになると思われるので・・・いや訂正、これまでのような外食ばっかりってわけにはいかない。家食が増えるだろうから、外メシほど映えないまでも(痛っ)こういうのに慣れてかないといけない。
またしても言いました。
「Blogに載せるには見栄えが大事だからな」
「!!!」
あまり言うと掲載許可が下りないかもしれないな。
家食3家食4家食5
さて、本題に戻ります。ブロック塀を壊さないで現状のまま残すとしても工事期間中だけはゴミ出し場は移設しなきゃならない。僅かな移動距離とはいえ、ゴミ出し場の移動を市の何処に持ち掛ければいいのだろうかと懸案したが、そこは案ずるまでもなかった。業者の女性建築士さん(兼営業?)が、
「市への連絡は、外構工事のスケジュールのこともございますので、差し支えなければ私から市へ連絡させていただこうと思っておりました。」
市へのゴミ出し場移転の連絡について問い合わせてくれた。私も市への連絡の件は工事進捗に合わせて業者がやった方がいいと思っている。
お願いしたその結果は、

「外構工事にあたり、ゴミ集積場の一時的な移動に関して市に確認しました。
手順としては、移動先に関しては近隣の方同士にて話し合いをしていただき、その後市に連絡を入れるという流れでした。1~2週間程度の一時的な移動であれば、市の担当者に移動の1週間程度前までに電話連絡のみで大丈夫とのことです。
移動先としては南隣の〇様宅の前が一番近いので候補かと思います。土地の管理をされている方とのお話し合いをお願いしてもよろしいでしょうか?」

意向はもう南隣の〇様へ伝わっている。ではいつ工事に入って、移動させて戻すかである。建築業者の監督下にはあるけど外構業者はまた別の下請けさんらしい。
「ゴミ置き場の一時移動の件、外構業者さんに確認が取れました。
予定としましては来年〇月〇5日~〇5日で土間打ちの施工及び養生期間として考えております。
施工自体は1日で完了しますが、天候や養生期間として10日程度確保しておきたいとの事でした。」

私は工事期間中のゴミ出し場の一時移転と自身の転居挨拶を兼ねたお手紙を作成しました。その手紙を回覧板で廻して貰うのです。

「町内会の皆さま、
前略、日に日に寒さが厳しくなりますが、皆さまには来る新年を前にして、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
ご存じの方もおられるかと思いますが、私、ジャンは、昨年4月に逝去した〇丁目〇番〇〇のジャン母の長男です。12月半ば頃に建て替え中の実家に戻ります。
建て替え中は近隣の皆様にご迷惑をおかけいたしましたが、外構工事が未だ残っております。工事の為、令和6年〇月〇5日~10日間ほど現在のゴミ収集場の位置を南側の〇様のお宅前に移します。
(積雪等あれば若干の日程変更になる可能性もございます。)
コンクリート張りが完了次第またもとの位置に戻しますので、その旨ご了承ください。
三十年振りに生まれ育った地に戻ります。今後は長くお付き合いの程、お願い申し上げます。」

「こういう文章も書けるんだって言いたいんでしょ」(ジャン妻)
「私だっていつも悪態ばっかりついてるんじゃないっての」

女性建築士さんから、市への連絡完了の報告を貰った。
「ゴミ置き場の件は本日、市役所にお電話いたしました。来年〇月〇5日~〇月〇5日の10日間で話を通しております。
短期間で場所もほど近いので電話でのお手続きで完了となります。」

そういえば、私はこれから住む元実家の町内会と、今まで30年近く住んでた町内会とそれぞれ1年分、ダブルで年間費を支払っているんですよ。
30年住んでた今の家はまだ売りに出さない。なので片付けは来年以降でいいのだが、4月くらいまでは片付けながらゴミが出るのである。今後のもと実家と今まで住んでた家の双方にゴミを出すからである。
考えようによっては、町内会費を支払わなくても住民税を支払ってるんだから町内会に入会しなくてもゴミは出せる筈だが、要は掃除当番がネックなんでしょうな。
賃貸住宅なら「いつ越すかわからないから」で避けることもできるが、購入して住むとなるとそこに根付くと思われるから、町内会関係者が速攻やってきてピンポン押されるに決まっているしな。
私は今までいた地域で班長もやったし、お祭りイベントにも数回参加したのでそういう方面には理解がある方だと自分でも思っていますがね。
今、住んでる町内会には退会届を出しました。引っ越した後の月割りで返金も要求しなかった。
引っ越したらすぐ班長の御役目が回ってくるかもしれない。

11月の第1週に入り、そろそろ現場の状況を見に行こうと思い立ち、ジャン妻が女性建築士さん(設計を担当したが、イコール営業窓口みたいになっている。)に連絡したところ、
「工事Gは本日から日曜日まで連休をいただいております。私は現場の方の出入りまでは把握しておらずお答えすることが出来かねます。お返事は月曜日になるか、見学ご希望日、当日のお返事となってしまいそうです。」
「ホレ見ろ」
「何が?」
「あの2人(女性建築理兼営業と現場監督のお猿さん)は通じてないな。ホワイトカラーと現場カラーとじゃ水と油なんだ」仲が悪いんだろとばかりに悪態を放った。
だが私の悪態が念となって通じたのか、連休中の現場監督のお猿さんから、
「月曜日当日は職人さんが現場入って作業しております。職人さんに伝えておきますのでどうぞいらしてください。
私も時間合わせてご案内させていただければと思いますが、だいたい何時ごろにいらっしゃるでしょうか?」
通じたので月曜日を振り替え半休にして見に行った。
途中で職人さんへの差し入れにお茶のペットボトルとお菓子を購入しにコンビニに立ち寄ったのだが、
バナナの餌
「何をやってんのよっ!」
「いや、お猿さんをバナナで餌付けしようと・・・」
視察1お猿さん1

私にも書かせろ

実家の建て替えも終盤に差し掛かってきたようだ。
これがイメージ図です。あくまでイメージね。
施行前からこの図はできてたし、ジャン妻は美人建築士さんと見ながらあーだこーだやってたんだけど、私は全く興味を示さなかった。
建築士さんから「ご覧になりますか?」って言われても「いいよ。任せる」だったのです。8か月経って11月末にやっとどんな外装なのか見ようかなって気になった。
イメージ1イメージ2
「へぇ、こんなんなんだ。意外と地味だな」
「今まで見ようともしなかったクセに」
「でもこの図だとお隣とか写ってないから、実際はもっとゴチャゴチャしてるんだろうな」
私の持論ですが、家だけでなく家の周囲の風景、お隣さんとか、迷惑にならない範囲で挿入した方がいいと思うのだが。
業者はあくまでウチの家を建てる=売るのが目的なんだな。周辺まで図にいれたら差し障りもあるんだろうよ。

https://junky.fc2.net/blog-entry-244.html
この記事で、施工業者から中間アンケートの依頼が来てたのをジャン妻が私に見せずに出した件に触れましたが。
「何で私に見せない。回答させない?」
「アナタにやらせたら何を言い出すか、何を書くかわからないからよ」
危険だというのです。
私は施主である。私の目を通さず業者に出すなど断じて許されない。
「私にも書かせろ。回答させろ」
「・・・」
「見せろ、よこせ、追加で書いてやるから」
あとから回答してやったのです。
アンケート表紙
「アンケートのお願い、ご着工後
よりよい満足ある住まいづくりのため、お客様のお声をお聞かせください。」
ってあるじゃないか。では私の声を聞かせてあげますよ。

貴社の「アンケートのお願い」ですが。
家人が私に見せずに感想を提出したのを昨夜知りギュウギュウに問い詰めました。「施主は私だぞ。無視すんな。回答させんかい」とねじ込みました。
手書きでは面倒なので質問事項と回答を入力します。

Q1、弊社のどのような点がご契約の決め手となりましたか。当てはまるものに〇をつけてください。(複数回答可)

A、住宅の機能、
1、断熱、機密性能、
2、遮音性能、
3、耐震耐久性能、
4、防犯性能、
5、健康住宅、
6、バリアフリー住宅、
7、木造パネル住宅、
8、省エネ住宅、
9、木造サッシガラス窓、

「1、2、3、4、9だね」

次にB、事前の体験、口コミなど
10、建築現場の構造見学、
11、入居者宅見学、
12,近くの建築例、
13、展示場見学、
14、夏至祭、クリスマスパーティーイベント、
15、宿泊体験、
16、知人からの推薦紹介、

「これは10だね。最初に出向いた平沼橋の展示場ですよ。お隣のピカチュウの着ぐるみきて客引きしてた品の無いメーカーには絶対にしたくなかったね。」

お次はC、住宅デザイン、
17、外観デザイン、
18、内装デザイン、
19、気に入った間取り、
これは19にした。部屋数は少ないが、端から端まで見渡せる間取りになっているのです。

D、会社、担当者、
20、納得価格、
21、アフターメンテナンス体制、
22、会社の規模、実績、
24、営業担当者、
25、設計担当者、
26、営業店長、
28、展示場アシスタント、

「Dー21、25、25、26だね。
ご縁があって良かったとは思ってるよ。皆さんお若くて爽やかなのに驚いたのと、今はもう昔ながらの晒とねじり鉢巻きを巻いた親方と留の時代じゃないんだなってのがよくわかった。
だが、弟夫婦も貴社を訪問したが、出てきた営業さんが気に入らなかったらしいぞ。別のメーカーさんにしたそうです。」

Q2、当社以外で深く検討した住宅メーカーはございましたか?
「貴社以外で検討したメーカーはないです。実家の母(故人)は地元の〇〇ホームや工務店と付き合いがあった。」

Q3、弊社を総合的に見てどのようにお感じですか?
「未だわかりませんよ。これからだね。」

Q4、これまでの弊社の対応についてどのようにお感じですか。マナーや身だしなみ、専門知識、ご説明提案など。
(たいへん満足、だいたい満足、やや不満、不満とあった。)
1.営業担当者、
「だいたい満足だが。概ねだよ。だいたいだよ。」
2.設計担当者、
「だいたい満足だが・・・」
この・・・で終わってるのが私のイヤらしいところですが。
3.工事担当者、
「これは現場監督の〇〇さん(お猿さん)のことかな?
大変満足しています。ウチも女性従業員がウヨウヨと多過ぎるくらいいるので似たような社員がいます。私の琴線に触れるキャラです。」

お猿さんキャラで気に入っただけだよ。モンキーとかエテ公とか書いてないですよ。
こうも書き加えといた。

「こういうアンケートを取るのは自信があるからなんだろうけど、心無い回答が返ってきたらどうするのさ。皆さんメンタル強いですね。」

4.インテリアコーディネーター、
「どの方かよくワカランです」
5.展示場アシスタント、
「展示場という祭事が大、大、大、大っ嫌いなので無回答」
6.建築現場の職人、
「だいたい満足、隣にお住まいの人が、ジャンさんいい職人さんを使ってらっしゃるわねぇ。ウチんときはもう荒っぽくてと言っていたよ」

Q5、現在までの家づくりに関してご不明点、ご質問などがございましたらお聞かせください。
「家づくりの不明点?こっちは素人なので全部が不明です。質問の仕方すらわからない。」

Q6、今後、お引渡しまでの間でお聞きになりたい点、ご要望などございましたらお聞かせください。
「早く完成させて移りたいね。
秀吉の一夜城みたいに早くできないのか、早く完成させないと敵が攻めて来るぞと言ったら家人に怒られたが、叶わないまでも言うだけならいいだろ。」

Q7、弊社の商品、サービスについてお気づきの点はご意見などございましたらお聞かせください。
「上棟のとき現地でBu-Bu-言ったが、ブルーシート他に掲示した貴社の広告が目立ち過ぎるよ。」
顕示欲
「あれでは近隣の住民にやっかまれるは必定だ。事前に知ってたら止めてたよ。
自社顕示が強過ぎやしないか。鼻につく。
でもそういう社風なら仕方がない。家を造る=家を売るのが目的なのは理解しています。」
「それといつも渡されるあの紙袋、スカンジナビア十字デザインはイマイチ好きくないな。あれを外で持ち歩いてると知ってる人が見たら金持ちだと誤解されかねない。無地でいいのです。」
「だからといって貴社が嫌いなわけではないです。ABBA、ヨーロッパ(北欧メタル)、イングウエイ・マルムスティーンを知ってる。
自室にストルシェン湖に棲むUMA(未確認動物)が10数頁載ってる書籍があります。
ムーミンは子供の頃に見たな。」

このストルシェン湖のUMAはストーシーという名前で知られていますが、私の書籍にはネーミングはなかった。
凍る湖なので爬虫類では生息できないだろうな。哺乳類だと思っています。

ジャン妻に見せたら、
(―“―;)
苦虫を噛み潰しとった。
「これぐらいならいいだろ」

本文と関係ないけど、送った日の夕餉だよ。
ジャン妻がハンバーグつくるのって珍しいのよ。
「お外で食べた方が美味しい。家だと上手くできない」
付け合わせにジャガイモとニンジンのソテーをお願いしたら、あろことかコフキイモにしやがってさ。
家食1家食2家食3家食4家食6
いずれ会社を引退したら外食は減るので、こういう手料理写真が増えていくかもしれない。今から練習?しとかないと。
「それには料理の見栄えが大事だ」
「・・・」
「テーブルクロスも白いのがいい」
「白いのはちょっとねぇ」

業者さんから返信が来たよ。美人建築士さんから。
「アンケートのご回答、ありがとうございます!
お客様からのアンケートはいつも有難く拝見しております。
時には厳しいご意見をいただくこともありますが、今後の糧とするためにご回答いただいたアンケートはすべて目を通しております。
ジャン様からのご意見も大変参考になります。
公告は宣伝の意味もありますが、メーカーの名前を出すことで近隣の方に見られている意識をもって丁寧に作業をしよう、という意味もございます。
大きさはこれしかないので、何卒ご容赦くださいませ・・・。」
最後の・・・は何だ?
次に支店長さんから、
「お忙しい所、ご丁寧にアンケートについてご意見をお聞かせいただき有難うございます。
9年連続満足度No.1という大変光栄な事ではございますが、まだまだ改善できる点はあると思いますので、皆様からの貴重なご意見を今後の参考にさせていただいております。
弟様ご夫婦様へのご対応について、私の指導不足も原因かと思います。
ご満足いただけるご提案ができずに大変申し訳ございませんでした・・・」
それと、私に不興な会社広告についても、
「ブルーシートの広告は、もう少しシンプルなデザインもあったら良いと会社に改善提案してみようと思います。
ありがとうございました。」
「・・・2人してこのてんてん・・・は何だ。」
「そりゃ困惑してるのよ。」
気に入らない3気に入らない4気に入らない1
エテ公(女性の現場監督)からは返信がきていない。いちばんお気に入りなのに。
「まさかお猿とかエテ公とか書いてないでしょーね」
「書いてないよ。そんなことまで心配なのか?」
「アナタは放っておくと何を言い出すかわからないし何をしでかすかわからないし何を書くかわからないからね」
お猿さんは現場監督なので工事に関することしか請け負わないのだろうな。アンケートとかは営業の職掌だし。
さて、建物とは別に近隣住民様と折衝しなくてはならない件があるのだ。
これです。ゴミ出し場。
ゴミ出し場1

群馬朝帰り、なか卯

社員との待ち合わせで埼玉県中心部から離れた東大宮駅のホームに下り立った。
駅前ロータリーを見た。これは東口。
駅ホームから1
これは西口。東口の松屋しかないのかな。
駅ホームから2
待ち合わせにまだ時間がある。待ち合わせといっても大事な個人情報を預かるだけなのだが。
もっともその女性社員とは会ったことがない。マスク着用してるのもあって相手がどんなカオか知らないのだ。
13人の後任に引き継ぎつつあるので、会ったことのある子より会ってない子の方が増えてきてるんだよね。
向こうも私のことを知ってるんだろうか。

改札を出た。学生さんが多い駅だ。この駅は大宮駅から北では宇都宮駅に次いで乗降者が多いらしい。乗り換え路線の無い駅では最多だそうだ。
快速は停まらないだろうと思ったので1本電車を見送っている。いつの頃か快速も停車するようになった。

実は群馬からの朝帰りなのだ。昨日の群馬八幡の翌日です。
泊まりはドーミインだったが、あの1800円するモーニングバイキングはスルーした。明けの最初の目的地がこの駅なのよ。なので腹が空いている。
さっき駅ホームから見た東口の松屋はヤダな。出すものや味以前にあの難解極まるタッチパネル券売機がヤダ。厨房の店員たちもロボットみたいだし、自販機と変わらん。
では西口はというと。
https://junky.fc2.net/blog-entry-85.html
この記事の変わった店、らーめんらんどは開店準備中だった。11時前だからね。その先をロータリーに沿って曲がったら、
何屋さんだ?
この古びたテンドはお団子、海苔巻き、イナリ寿司、焼きそば、低価格で手作り感満載だった。ソソらなくもないが、こういうのを買ってじゃぁ何処で食べるんだって。その辺のベンチとか、駅ホームで?寒いし。
店1
やぁめた。不味いもの食うくらいなら食べない選択肢もある。
そして目に留まったのがこれ。
「なか卯」ねぇ。過去に利用したことってないな。
店2
何屋なんだ?うどん屋のイメージがあるが丼屋さんも兼ねてるんだ。
他にないしなぁ。ネタ拾いとあまり期待しないで入ってみた。
店3店4
券売機はタッチパネルだけど松屋よりぜんぜん簡単だ。
窓際と中央にカウンター席で奥の壁際にテーブル席がある。間が空いてるので広く見える。
店員さんは厨房にいる2人だけだった。人員不足をカバーしようとしてるのかお茶と冷水は給水機のセルフ、番号札を呼ばれたら取りにいくセルフ、空いた器、膳を下げに行くのもセルフなのだ。
出来あがると食券に記載された番号で呼ばれます。
店内1店内2
窓際のカウンター席からさきほどの団子屋さんのテントやラーメンらんどが見える。
外がこれだけ見えるってことは外からも私が見えるってことか。
待ち合わせてるウチの社員が通りかかったらヤダけどまだ時間がある。そう思って窓に背を向けた。すると店内を見渡すことになる。ひとりの爺さん客と目が合ってバチバチ火花が散った。
店内3窓の向こうに何屋さんが見える?店内4
丼1汁1丼2丼3丼4丼5胸肉丼6丼7丼8丼9白い部分もあるけど
親子丼、鶏肉、玉ねぎ、トロトロ半熟卵、三つ葉が載っている。
悪くはない。鶏肉は胸肉が主だが脂身の部分もあってしっとり、柔らかくそしてあっさりしていた。
ご飯が白い箇所もあったがまぁまぁ底の方にまで全体に味が行きわたっていた方だと思います。
丼10だいたい行きわたってる
ちとネタが逸れますが。
「なか卯」の操業は京都に近い大阪府茨木市だって。
茨木市には想い出がある。今だから言えるけど、かつて私がモノノフさんのテリトリーである和歌山に赴任してた頃だから10数年以上前のこと。並行して大阪の某支店を担当してたのだ。
その某支店は現地の若い実業家さんに譲渡したんだけど、こっちの業務廃止の際に期限切れの〇薬(抗〇剤だったと思う)を廃棄しに摂津茨木の行政に出向いたのよ。この私が白い粉をカバンに入れて持ってったのよ。途中で職質受けたらどうすんだって。
職員さんに渡せばいいだけかと思ったら、
「水溶廃棄するので手伝ってください」
って言うからさ。「ええっ!」って固まったよ。職員さんと2人、マスクして水に流したのだ。
「吸い込まないよう注意してくださいね」って言われたけど多少は吸い込んだかもしれないね。
こういうのは都内は職員が来局して廃棄します。神奈川県は県庁薬務課に持参です。私も1回だけ持ってたことがあるが、ここ10数年はそういうのを請け負ってません。
汁2汁3汁4汁5汁6
ネタを戻そう。京風と謳う豚汁は具が小さく、殆ど屑野菜の切れ端と屑肉といっていい。
これの何処が京風なんだろう。あ、もしかして、柚子が入ってるからかな。味噌汁に柚子ってのはどうなんだろうね。
これも何処が京風なんだろ。吉野家や松屋とかわらんね。
何処が京風だよ店11店12
ご馳走様でした。自分で下げに行ったけど動線が長いな。
うどんは食してないが親子丼はまぁまぁイケたな。味も下手な町の蕎麦屋より美味しいんじゃないか。下手にその辺の蕎麦屋なんかだと、カマボコとかヘンな具を適当に乗っけて、玉子の白身と黄身が固まったままで出したりするからね。
15分後、駅改札で待ち合わせした子と会ったのよ。ソワソワキョロキョロしてると「あ、この人だ」ってわかるもんだね。
意外にも向こうは私のことを知っていた。「何回もお見掛けしたことがあります」って言われた。見ただけじゃなくて誰かから私のことをアヤしく耳にしていたんだろう。
後で資格証明書を見たら生年月日が平成11年だった。2桁かよ。隔年の感があるな。

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