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打ち上げの筈が

やっと終わった。重たかった緊急な案件で私の担当分が片付いたぞ。両腕を天に伸ばしたい気分だ。肩痛いから伸ばせないけど。
10月に振って湧いた新規案件は毎週のようにヤマがあって、①事前相談、②現地面談、③新規申請、④立ち入り検査、⑤廃止と許可証GET、そして⑥県への申請、今日は⑥で「新しいコード票はいついつ投函されます。電話での問い合わせは、いついつの9時以降にお受けいたします・・・」
これでもう安心だ。明日から引き継いだ後続部隊が続々とそこに派遣されるのである。
店1店2大皿1出番が無かった糠漬けメ1メ2最初の膳2最初の膳1
刺身をオーダー、お品書きの右から平目、真鯛、本鮪赤身、赤はた、すみいか、
「にぃ、にぃ、にぃ、にぃ、よん」
「イカだけ倍ですね。カツオもありますけど」
「あ、それも入れてください」
6品盛りがひと品増えて、7品盛りになったぞ。
刺身1刺身2刺身3刺身4
「終わったの?」
「ウン」
「お疲れでした。タイヘンだったね。で、アタシの話してもいい?」
ズルズルズルッ、ズっこけた音、
何だよ。今宵は私のお疲れ会、慰労会じゃないのかい。そういうのを聞かなきゃならないのか。勘弁して欲しいんだけどなぁ。
じゃぁ仕方がない。私は自身の達成感を脇に置いといて、ジャン妻に併せて愚痴じゃないけど憤懣を語るしかないじゃないか。
内容はジャン妻に今日起きた奇禍でもないのだが、困ったちゃんネタだった。
在宅勤務が可能なら週2日に調整されたのと、ホントはその日は出る日なんだけど往復の通勤時間がもったいないのでもう1日在宅勤務させてくださいってのと、在宅での時間外勤務の是非と、時間外が個人の生活給になっちゃうのと、上から、「そこまでやらなくていい、それ以上は趣味の領域」なんだか聞いてて疲れる内容だったな。
正直こっちは疲れてるのに。自分の業務的には解放感があるのに。
生返事だけしてるとジャン妻はキッとなって、自分で切り出したクセに私の慰労会が台無しになりかねない。聞きながら、口を挟まなくてはならない。
「在宅勤務を増やす、出勤社員を減らすことで経費節減になって、上の者の評価が上がるってわけ?そういう会社のネタを知ってるけど」
「そうではないわよ。そんな会社があるの?」
「今もそうなのかどうかはわからないけどな」
結論なんか出ないですよ。今日はこういうことがありました、だけで終わりです。

突発した緊急案件が片付いたので私は通常業務に戻る。戻るにしても後任の育成、引継ぎに繋がるのだが。ちと困ったことが。
13人いる部下たちで、私が後継者筆頭候補に考えてた者が退職になるのと、他2名も退職、1人が転勤になってしまった。13人のうち4人欠は痛いな。
2人は補充される予定なのですが、私が引き継ぐには全くズブの素人なのでまたイチから教えなきゃならないのだよ。
会社上層部は私の業務継承について真剣に考えてくれてるのかなぁ。そうじゃないならもう引き継がないで「では、サラダバー!」バイチャしちゃってもいいかなって思うようになっちゃってね。
いなくなったらなったで、残る者が、いる人間がやるしかない。やればいいんだからな。
「それでもいいんじゃない」
「精度は雑になるだろうな」
おでんも単品が書いてあったので、手作りがんも、じゃが芋、玉子、ふろふき大根、手作りイカ天ボール、
「これも全部、にぃ、で」
そしたら何のことはない、盛り合わせになった。
おでん1おでん2おでん3おでん4
「ジャガイモ追加でもう1個食べたい」
「おやめなさい。でもマイブームのようね。何で?」
「何でって・・・」
何でだろうな。ジャガイモが食べたい気分なんですよ。敢えて理由を挙げるとしたら、今、改築中の実家の建設業者が北欧スカンジナビア国旗の会社なんだけど、どうせならその国の文化を知ろうと思っていろいろググってたら食文化にジャガイモがあつのだよ。
「あの辺の国ってのは寒冷地だから、寒さに強い野菜栽培だとジャガイモが欠かせないんだって。それを読んだせいかもしれないぞ。」
「そういう理由で?」
お品書きにはないけど、ここに移転する前にいた場所を文字って、虎ノ門スープと呼んでいる逸品、
タマネギ1タマネギ2タマネギ3熱燗の店今日は熱燗
マスターと目が合った。照れ笑いしている。
「何か今、オモシろいことやってましたね」
「見ました?」
「見た。だって目の前だし」
ガスレンジの上におでんの大皿を載せて直火で温め直そうとしたんですよ。そしたら安定が悪くて、ガタッと傾いてアヤうかったのだ。
大皿2マスターがオカしなことを真鱈白子1
真鱈の白子ポン酢、
「前はこういうの見向きもしなかったクセにぃ」(ジャン妻)
前はこれのプニョプニョした食感がイヤだったんだよね。今は大好きだ。白子もそうだが、イクラとかタラコとか、好きになっちゃってねぇ。齢を重ねると嗜好も変わるもんだね。
真鱈白子2真鱈白子3
木耳と三つ葉の玉子焼き、
大船の和風玉子焼きに似てるな。スパムステーキの店でも。
これで満腹になってしまい、お会計お願いしたら「もうお帰りですかぁ」マスターが子供みたいなふくれっ面をしたよ。
玉子焼き1玉子焼き2玉子焼き3玉子焼き4店主夫妻店3店4
地元駅に着いたら、
「久々に(スナック)行ってきたら?
日々の晩酌以外に二次会=歌=スナックは抱えてた案件が片付くまで避けてたたのです。ストイックだからね私は。
ジャン妻は先に帰った。スナックのドアを開けようとしたら、背後から「ジャンさん」声がかかって振り向いたらママだった。
「久しぶりじゃない。どうしてたの?病気かと思って」
1ヶ月半ぶりです。
「1ヶ月ぶりでも声出るじゃない。変わらないわよ」(ママの営業トーク)
スナックでは95点以上をマークすると曲名と名前が書きだされるのです。
上手い客の名前&曲名カードは床に届かんばかりである。気持ちを込めて歌うより、音程に忠実に静かに歌う方が点数に繋がるみたいだ。
でもそれじゃオモシロくないともいえる。私は1枚で1回だけです。それも2年連続で同じ歌なんですよね。
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寝不足の夜

店1店内1メ1
「おとおしは穴子のお寿司でぇす」
穴子ねぇ。
普段、食べないですねぇ。
「そのまま食べてね」
「ウナギはわかるけと、穴子とハモの区別がつかなかったりして」
「そうなの?」(ジャン妻)
「穴子って今日行ってきた内房の町でも釣れるのかなぁ」
その町はくるま社会らしく、駅周辺に魚系の食堂は見当たらなかったなぁ。
穴子寿司1穴子寿司2穴子寿司3
「今日行って来た千葉の某所には、ラーメンにアサリが入ってるんだぜ」
「食べたの?」
「いや、食べてない」
江戸前のアサリかどうかワカランしな。外来種だったりして。
かき揚げ蕎麦のかき揚げにもアサリが入ってるようだ。メニュー写真で見た。それも食べてない。
アサリ、二枚貝だとホタテや赤貝くらいしか食べないな。
それはさておき、牡蠣の季節になってきたようだ。三陸産カキフライ、いぶりがっこのタルタル、
カキフ1
小さい牡蠣だなぁ。温暖化の影響で水温が上がってるのかな。
「これさぁ、ひとくちヒレカツに見えるけどぉ」
「笑、今年初めてですか牡蠣?」
齧ってみたらカツじゃなくて牡蠣だったが、
「変わった揚げ方ねぇ」
変わってるのは揚げ方よりも上から叩いて潰しているようなこのカタチではないか。
カキフ2
このタルタルソースにいぶりがっこなんぞを混ぜるのはいただけないな。異物混入みたいだ。
カキフ3カキフ4ロース椎茸オイスター1ロース椎茸オイスター2ロース椎茸オイスター3
牛ロースと肉厚松茸のオイスター炒め、
肉厚椎茸と謳ってるのでスルーしかけたんだけどジャン妻が「食べたい」って言うからさ。
肉厚っていうからにはデカいカサがデンと載ってるのかと思ったらそれのスライスなんだよね。肉厚と表現する意味ないんじゃないの?牛ロース肉は薄いし。
でもスライスのオイスターソースまみれだからエグさを感じないで何とか食べれた。
他にタマネギとニラ、野菜炒めですねこれは。
ロース椎茸オイスター4ロース椎茸オイスター5ロース椎茸オイスター6ロース椎茸オイスター7
うっかり箸を落とした。替えて貰った。
そしたらまた落としそうになったので、こうやって向こうに置いてます。
集中力がないのかな。上着の袖に引っかかって落ちたんだよね。
「眠いぜ」
「朝4時に起きるからよ」
「緊張してるんだこれでも」
トシのせいで朝起きるのが早くなったのもあるけど、今朝未明に「あ、あれをやってない!」ド忘れしてた案件を思い出して自室のデスクでカタカタやってたんだ。
家を出るのは大概7時半なので、4時に起きてから3時間半カタカタやってたのよ。
3時間半の中には1時間の別枠があって、Up前記事の最終校正とか、頂いたコメントのレスとか、寄稿文の下書きなんかも含まれてるので、業務としては2時間ほどだね。
でも僅か2時間でも1日の進捗度合がぜんぜん違うのだ。
「朝やってたのって今日出すのを忘れてたの?」
「そう。今日が期限だったのだよ」
冒頭でちょろっと話した千葉某所の案件は新しい重要な案件でちょっと難しい側面もあってね。今日だってそっちにも出向かなきゃならなかったのだ。神経が東京湾を渡っちゃって、今日が期限の通常業務の締め切りを忘れたわけよ。朝早く起きてやらなかったら今日期限に間に合わなかった。
思い出す夢でも見たらしい。何者かが夢の中で「ジャン、あれをやってないだろ」とでも言われた気がする。それで目覚めた。
「お陰で間に合ったけど、眠いワ」
「オジジなんだからもう」
「オジとは何だっ」
10月は例年多忙で、そこへ新しい案件が振って湧いたのよ。そこへ今日も行って戻ってきたんだよ。総武線でぐるっと廻るのは時間がかかるし途中で運転見合わせになったらタイヘンなので、品川駅港南口から高速バスで行って戻ってきたのだ。
高速バス内では半分以上寝てたんだけど。
「事務所に戻ったら直帰じゃなかったんですか?って言われた。バカヤロ、直帰ができないほど忙しいんだっての。通常業務が遅れてるんだから」
というのは表向きで、今日はジャン妻は出勤日なので夜は「お外がいい」っていうから戻ってきたのが正しいところではあるんだけど。
転がる箸1転がる箸2ブリ竜田味噌炒め1ブリ竜田味噌炒め2ブリ竜田味噌炒め3
ブリ竜田揚げと青菜のネギ味噌炒め、これも殆ど野菜炒めなんだけどトマトが入ってやがる。赤ピーマンならいいのにな。
「まさか国産モツのニンニク醤油炒めいかないよね。」
「ニンニク醤油はいいけど、モツはイヤ」
だそうで、この料理になったわけです。
ブリ竜田味噌炒め4ブリ竜田味噌炒め5ブリ竜田味噌炒め6ブリ竜田味噌炒め7
ブリ竜田味噌炒め8
少々時間がかかったシラスと海苔の醤油ピザ、
醤油味ではないな。塩味じゃないかな。シラスってしょっぱいし。
このシラスピザならぬシラス塩焼きそばを家でやって大失敗したのがジャン妻、焼きそばの麺に塩を塗しちゃったもんだから、シラスの塩とダブって塩マシになってしまい、しょっぱいのなんの。
ピザ1ピザ2
真鱈白子昆布1真鱈白子昆布2真鱈白子昆布3
真鱈白子の昆布醤油焼き、悪魔的な美味しさ。
「アナタ白子嫌いかと思って」
実はそうじゃないんだな。ひとりの時はオーダーするよ。前はこのプニョプニョした食感が嫌いだったのだが、今はもうない上大岡の串焼き屋で開眼したんだよね。

鯛の刺身は「薄造りにしますか?厚く切りますか?」聞かれて厚く切って貰った。
よく出てた料理は、
「タコサトお願いしまぁす。」
タコサト?ああ、タコと里芋のやわらか煮か。
鯛1鯛2鯛3鯛4
日本酒にしようと思ったら、ママが前に入れた焼酎ボトルがあるって言うから。
「飲んじゃっていいよ」って言ったんだけど。
保管期間ギリだったみたいだね。早く在庫処理したかったんでしょうな。
まだ残ってた店2振り返る
こないだ来たとき、臨時休業だった理由を聞いたのだが、
「ええっと、ちょっとね」
ママも若い衆も答えてくれなかったのだが、店主に「流行り病(コロナ)かと思って心配したんだぞ」って突っ込んだら、飲食店は平日に休めないので日曜とくっつけて休みを設けたんだと。高崎の「梅ふく」と一緒だな。
朝4時に起きて自室でワークして、海を渡って千葉某所に向かい、東京本社に戻ってまた通常業務、疲れた1日だったな。

https://junky.fc2.net/blog-entry-228.html
この記事で藤沢の靴屋に一見で駆け込み4足もの靴を購入したが、その店が10月中に閉店、私のデカ足サイズに合う靴の在庫が品薄で他の支店から取り寄せることになり入荷が後日になった。
在庫があった2足を持って、ではせっかく藤沢に来たんだから久しく行ってない「昇」さんに電話したら「お席が御用意できません」と言われ、駅チカの旧いビル内のアヤしいテナントから引っ掛かった焼酎BARに蛮勇を奮っては言ったら大当たり、途中で「昇」さんから着信があったが、もう他の店に入っちゃったからと黙殺して折り返しもせず、そこで楽しんじゃったのだが。
店1
残る2足の靴を取りに行かなくてはならない。靴屋に再訪した。
トテモ対応のよかった女性スタッフの異動先まで聞き出し、お別れして、さぁ「昇」にリベンジせんと電話したらママが出て、
「アラ、ジャンさぁん、今日は大丈夫ですよぉ」
もちろん相手はジャンさんなんて言ってない。本名で言ってます。

「今日は大丈夫って言われたの?」
「そう言われた」
「こないだ折り返し架かってきたことの説明は?」
「なかったよ」
そこは水商売、過ぎたことは蒸し返さない。「今宵は取れたんだからいいでしょお待ちしてますわ」ってなもんである。
店2店3店4店5メ1メ2メ3メ4店内1店内3
「テーブル席にしますかぁ?カウンター席も今なら空いてますが」
私らが2人だとカウンター席を好むのをまだ覚えておられるようだな。
私らの居酒屋カテゴリーで大門と並んで最高値のおとおしであります。5品盛り、左から何とか寿司とサツマイモチップ、東北の何かの青物と何かの花の和え物、何かの果実の白和え、何とか豆腐にサツマイモチップ、ブリの塩糀焼き、だったかな。
「さつまいもチップは歯応えがあるので、噛み切る際にお気をつけください」と言いながら最後の方にはママも吹き出しちゃって、
「まだ歯は大丈夫ですよ」
「ですよねぇ」、
どなたか前歯をおっ欠いた方がいたのだろうか。
こういうおとおしだと、この後の料理が期待できるというものだが、いつも同じものばかり食べてる私らです。
おとおし1
おとおし2
まずはこれを食べなきゃな。おから、海老たっぷり、
おから1おから2おから3キンメ1キンメ2キンメ3
キンメ刺身、炙ってある。
「さらの木でキンメの丸ごと煮付はあるけど、刺身は無理なのかな」
「さぁ。でもイカが優先よ」
「こないだ無かったしな」
では脂ののったキンメかムツを刺身で追加できないか無理を言ってみよう。ジャン妻が欲しがるイカ刺はお魚メニューにあって、ダルマイカだった。
「後でお酒のときに」(ジャン妻)
ホウ、今夜は日本酒飲んでいいのですね。酷暑続きでレモンサワーなんぞを飲んだりしたが、今宵は解禁しましょう。
通称ジャガセロリ、ジャガイモとセロリの金平、細切したジャガイモとセロリとベーコンを炒めた塩味、
ジャガセロ1ジャガセロ2ジャガセロ3ジャガセロ4
カツオの塩たたき、ガーリックと胡麻油がふんだんに使われ、前でジャーッと音がしてガーリックの香が漂ってくると、そろそろ出るなとすぐにわかる。
ツマにも味が沁みてる
「明日お腹大丈夫?」(ジャン妻)
そう言われてももうオーダーして食べちゃってるしさ。
一度、ひとりで来てこれを全部、平らげたことがある。まぁ翌朝快腸だったワ。
カツオガーリックソルト1カツオガーリックソルト2カツオガーリックソルト4カツオガーリックソルト5
最後に来たのはいつだったか。確かジャン妻の上長さんと3人で来て、その後、私の首を虎視眈々と狙っている13人のひとりとジャン妻と3人で来たんだった。
「アナタの首を狙ってはいないでしょ。アナタが会社を去った後、皆でやろうねって音頭をとっただけでしょ」
そうなのか?私は謀反の芽を摘む気はない。喜んで禅譲しますよ。その13人のひとりはこの店でジャガセロリを食べて、それまでセロリが嫌いで食べられなかったのを食べられるようになったって言ってたな。
「セロリは平気なの?」
「平気だけど。生よりうできれば炒めた方が。中華料理なんかであるだろ」
町中華じゃなくて中国料理ならあると思う。家で出ないわけである。家で出たことないな。
懐かしのチロリ
懐かしい気がするこのチロリ、今はもうない上大岡の名店でキープ、群馬泉の熱燗でキメたものだ。ちょっと遠い目になってしまった。
「ウチでも用意する?」
「いや、それには及ばないよ」
もうあの錫のチロリは想い出の彼方に去ったのさ。酒は丹沢山秀峰の熱燗、それに合わせるのは、胴が丸味を帯びているダルマイカの刺身、
イカ1イカ2イカ3
「さらでイカ刺しが食べたい」(ジャン妻)
何でイカ刺に、それもさらの木で拘るかね。これがF山温泉だったらT館主は見てくれてるから「次回までご用意しておきます」そういうのが阿吽の呼吸で通じるが、さらのMさんはそれほど私のBlogは見ててくれないから伝わらない。
「行く前に言っておくよ。イカ、イカ、イカって」
「刺身よ。姿焼きじゃないわよ」
揚げシラス、醤油和え、または香和えともいふ。大人の駄菓子です。
揚げシラス1揚げシラス2
アジのサンガ焼き、添えられてるのは焼きクリチー、焼きクリームチーズ醤油糀、濃いです。濃厚な味です。
クリチーだけの写真はないのだ。細長い皿に点々と載ってるので、写真に収まらなかった。
サンガ1サンガ2
今宵の話題は、まぁ例によって公私の今後のことですかね。公、オオヤケの方ですが、大船でも言ってたけどジャン妻はまたこう言うのですよ。
「アナタがやってる仕事は美味しい仕事だと思う。何で誰も自分が継ぐって言わないのかしら」
美味しい仕事ねぇ。
「だって絶対になくならないでしょ」
具体的な人名を上げて彼と彼ならできるんじゃないかって言うのですよ。
「彼らに受けてくれないかって話してみたら?」
余計なお世話ってもんです。このオンナは私を今の職から早く引きずり下ろしたいのかな。
お次のネタである私、ワタクシの方ですが、ジャン妻は私に隠れて今、建築中の家の業者が送ってよこしたアンケートを自分で書いて出しちゃったんだと。
「それ、何で私に廻さない?見せないんだ?」
「だってアナタは何を書きだすかわかんないモン」
何を言い出すかわからない、何をしでかすかわからない、ジャン妻は長年連れ添った私をそういう危険人物と見ているフシがある。イコール何を書くかわからないということ。
「ロクなこと書かないでしょ。会社の広告に文句つけてたじゃない?」
「私を通さないのはイカン!今日はいいけど、明日それよこしなさい」
「・・・」
「よこせっ」
「もう送っちゃったモ~ン」
「私無断で送るなっ。施主は私だぞっ」
「打ち合わせしてるのは私よっ」
諍いが始まってしまったのである。大きい声は出しちゃいないけどさ。

デザートでいうところの別腹はないが、親子丼の分は空けておかないとな。
白身と黄身が殆ど分離してないでしょう。黄身だけで溶いてるってことないかな。
親子丼1親子丼2店内4
2人では食べれなかったのは、蓮根ピザ、美容鍋、目の前の骨煎たち、和風の炒飯幾つか、蛤か浅利の煮麺とか。
塩肉じゃが、トウモロコシ豆腐、チーズ芋金時、は無かった。
創作料理の全てがやっつけではなく完成された逸品揃いなのです。
店6下りる店7店8
会計は幾らだったか忘れた。まぁ安くはないですよ。
階段を下りて見上げたら、ママが3階に上がってくとこだった。
「ウォ~イ」
「アラぁ、またお待ちしてますぅ」
そしてアンケートの話に戻り、
「勝手に書いて出すんじゃない。明日、見せなさい。(白い目をされた)・・・大丈夫だよ。そんな変なこと書かないよ」
「信用できない。日頃の態度を見てると」
翌日アンケートの依頼を見て私は打ち込んで送信しています。ジャン妻の検閲はなし。させなかった。そのネタは別項にします。カテゴリ「建て替え」でね。

なべや

週始め月曜の夜、ママの手書き黒板メニューの店に電話しても誰も出ないので、店前に来てみたら真っ暗、閉まってた。
臨時休業って貼ってある。
臨時休業1
何かあったか?まさか流行り病か?
従業員に不幸でもあったのかな。
ウチでもそういうの続いてるんですよ。群馬の社員の家族葬会場は何と群馬八幡の例の店の近くだったしな。
仕方がない。さてどーするかってことになって「なべや」に電話したらカウンター席2名ならオッケーだってんで、3回目の訪問に相成った次第。(ジャン妻は4回め)
店1路地1店2店3メ
「あれぇ。お久しぶりですねぇ」
久しぶりたって、1ヶ月経ったかどうか。それでも久しぶりなんだね。こういう隠れ家みたいな飲食店はキャパが小さいから、客のカオと好みを覚えているようだ。
「例のジャンさんの地元の客がもうすぐ来るんじゃないかなぁ。地元でお会いになられてますか?」
「会ってないですよ」
道端で会ってもわかるかな。結局、この日は来なかったんだけど、
前回お会いして別れ際に、じゃぁ地元で出逢ってもお互い知らん顔してましょうねぇって心無いこと言っちゃったからなぁ。
出るモノは殆ど同じです。こっちが言わないとね。
里芋煮、歯応えがあって、それでいて味が沁みているスグレモノ、もうひとつは冷や奴に明太載せ、この豆腐が何だか美味しくて、大きいサイズで単品冷や奴で喰いたかったな。
最初の膳1最初の膳2最初の膳3最初の膳4
刺身、マグロ、ボタン海老、カツオ、平目昆布締め、肉がメインの店ですが、魚の目利きもいいですね。
刺身1刺身2刺身3刺身4刺身5
「ヤツも連れてここに来ようぜ」
「そのつもりだけど、その彼(ヤツ)との打ち合わせでさぁ」
この日、退勤1時間前に、とある男性社員が彼=ヤツなんだけど、その者が私んとこに来て、
「打ち合わせで奥様(ジャン妻)を19時までお借りしてよろしいでしょうか?」
私に許可を求めてきたんですよ。レンタルかっつーの。
ダメとは言わないよ。でもダメって言ったらどうするつもりだったんだ?
「じゃぁきっかり19時、その後でそっちも飲みに付き合え」
「ええっ!」
部屋に戻っても仕事しなきゃならないだの、金がないの言うとったが、
「金のことなんか心配せんでいい」
こういう台詞を言ってみたかったんだよ。だが、次のひとことで相手は引いた。
「トイチで貸してやっからって言ったら彼、断りやがった」
「・・・急に今からって言われても来ないでしょうね。アタシだって行かないし」
「前は今日みたいな時間外で打ち合わせの後は、お疲れ様、じゃぁ軽く1杯ってなったもんだが」
「そうね。昔はそうだったわね」
「コロナでそういうのなくなったなぁ」
もうそういう文化は滅んだ。少なくともウチの会社ではね。忘年会もないだろう。あっても出ないけど。
熱々のつくね汁、湯麺入れたらいいのに思う。
つくね汁1つくね汁2つくね汁4つくね汁5つくね汁6かき揚げ1かき揚げ2かき揚げ4かき揚げ5
かき揚げ、ここまではだいたい定番です。
「今日は趣向を変えて、鳥でいってみましょうか」(マスター)
奥で炎が上がった。私らのだけでなく、複数のお客さんの肉を一気に焼くのです。
さて、ビールに飽いたぞ。
「今宵は月曜日だから、キツい焼酎だった玉露の生は勘弁してくれ」
日本酒にした。飲んだ銘柄はこの2つ、出る料理に併せてマスターにお任せです。
日本酒の銘柄を取り換えるとき、並々注がないでちょこっとだけ注ぐのですよ。
「グラスを廻して飲んじゃってください」
グビッと飲み干した。取り換える前のと取り換えたのと味が混ざってる。
「何でちょこっとしか注いでくれないのかなと思ったら」
「笑、今、注ぎますね。よいしょっと」
トクトクトク、
よいしょっ
グラスを洗ったり取り換えたりする手間をかけない代わりに、新しい酒をちょこっとだけ注いで廻して飲むのです。化学でいう共洗いですな。
この共洗いですが、何種類も銘柄を替えるとその度にするので、かなりの量を飲んじゃうんですよね。
酒1酒2
そして焼き上がった焼き鳥、串に刺してない焼き鳥、サラダも添えてある。サラダには潰したゆで卵もあって、鶏と玉子だから親子モノになっている。
鳥1鳥2鳥3鳥4サラダ鳥5鳥6
奥ではグループ客がワイワイ、宴会か。まだ忘年会には早いだろうに。
そういえばコロナが5類になったから、今年の年末はそういうの解禁になるのかな。1年早ければ、私の定年還暦祝いなんかもやってくれたかも知れないのに。
「そっちは忘年会やるの?」
「やると思う。こないだ歓迎会もやったし。そちらは?」
「ウチはやらないと思うな」
だが、出入りの行政から各社にお達しが配信された。
「コロナで控えていましたが、〇〇指導を再開することといたします」(略文)
これは行政の一室に強制的に呼びつけられ、コワ~イ監査官にあれこれ指摘される指導、査察のようなものです。よほどの事情がない限り欠席は許されない。これに便乗してか「幾何かのお金を振り込めが指導を省略できます」なんて詐欺まがいの例が合って、それを防止するポスターが貼ってあったりするもの。
それの担当部長が私んとこにきて、
「また再開するってお達しがきまして」
「さっき案内を見たけど一方的だよね。お上からのお達しって感じだ。もうそういうの止めたのかと思ってた」
「コロナで3年か4年の間、控えていたのを再開するそうです。そのときは例の一覧をお願いできますか」
「それはいいけど」
一部だけ私の業務と被るのです。なので受けたけど私は混ぜっ返すのも忘れない。
「コロナで控えていたのを復活するってこたぁさ。」
「・・・」
「厚生省が、もうコロナは収束しましたって公に宣言してるようなものだよな。」
「ですね」
「だったら大人数でノーマスクで飲み会やって構わないってことだろ」
「・・・」
生真面目な相手に対してわざと話を脱線させて、混ぜ返して終わってしまった。
コロナが収束したわけじゃない。終息なんてトンでもない。ただ、国民の意識が薄れただけである。

箸休め?白子、何の白子だったかな。鱈かな。
白子1白子2白子3白子4
牛ステーキ、どっかの木を思い起こさせる。ジャンの地元の肉屋が若夫婦の主導権になってから扱う牛肉のランクが一気に上がったのであまり外で牛肉を欲しなくなってきたんだ。こういうのを舌が驕るというんだろうな。
ステーキ1ステーキ2ステーキ3ステーキ5店4振り返る
ご馳走様でした。ウィ~ッ、今日も酔っぱらった。急な階段を下りるときに吸い込まれそうになったよ。絶対にこの店、階段を転げ落ちた客っていると思うぞ。
サブの女性がバイバイしてくれた後の写真で今日の記事はお開き。路地には客引きも復活、私は滅多に声をかけられないがそこかしこで袖を引いている。港区の条例はあって無きが如しである。

後を継ぐ者

主任たち13人の月イチ定例会議はひとりずつ持ち回りで座長を務める。私は13人の殆どと業務上ではツーカーで、指示命令に関しては関係が構築されてると勝手に思っています。エッヘン!ふんぞりっ!
今月の会議座長は私が最も懇意にしている筆頭格だった。その者が提案した議題は昨日記事でも言いましたが、
「ジャンさんがいるうちに、アタシたち全員が出来るようにしないと・・・」
店1店2募集中
今日は大船にいます。
改札で待ち合わせると私がヘンな登場写真を撮ってダダン!ダン!ダダン!の効果音を入れるので、大船ルミエを出て湘南モノレールの改札辺りで待ち合わせした。
ジャン妻の部署では今宵、飲み会があったらしいが、
「来ますか?」
幹事からいきなり言われたのにムッとして、出ないでこっちに来ちゃったんだと。
「急に言われてもさぁ。事前に誘えよっての」
「コロナ禍前だったら飲み会のお誘いってそういうものじゃないの?員数合わせか?」
そう言ったらイヤなカオをした。ホントに数合わせだったのかもしれない。
最初の膳1最初の膳2
既に今日のおとおしが出ています。酢の物のような、胡麻和えのような。噛むとポリポリ音がします。
「アタシ、こういう味好き」
ところがジャン妻が目の前の大皿、蕪そぼろ餡かけをオーダーしたもんだから、ビールに合わないのに先に出てしまったじゃないか。
蕪そぼろ1蕪そぼろ2蕪そぼろ3蕪そぼろ4串1串2串3串4串5
串もの、私がオーダーしたのは鶏ネギだけで、やまゆりポーク、うづら、山芋、ぜぇんぶジャン妻のオーダーですよ。私の提案したもの、私の嗜好、好みは殆ど採用されなかったのだ。更には、
「餃子食べていい?」
ダメとはいえない。今日の餃子は5個のうち2個がくっついちゃって、箸で引き離したら破れ餃子になっちゃったが味はいい。
中の具もところどころ味がマバラだが、そこは手造りの証ということにしておく。
今宵はジャン妻に主導権を握られた。
ギョ1ギョ2ギョ3ギョ4ギョ5ポテ1ポテ2
ポテサラはまだしも、私の食べたいものが却下、却下、却下、辛うじて煮込みオーダーがこの後で出てきますが。
さて冒頭、13人のひとりが会議の座長で「ジャンさんがいるうちに、アタシたち全員で出来るようにしないと・・・」ですが、私が在職しているうちに13人が決起して、私がいなくても自分たちだけでできるようにするわけですよ。
これまで何かあれば「ジャンさんがいるから大丈夫よ」だったのがそうでなくなる。やっとケツに点火したかと。
で、会議前にその座長と2人して、私が抱えて13人に振っている業務の棚卸を行ったのだ。
ひとつひとつは別に難しくないのだが、種類がこんなにあったのかと自分でも驚いた。自分って仕事ができる人だったんだと自惚れもした。
昨日がその会議だったのだが、私は群馬出張を理由に逃げています。出なかった。
「アナタ会議に出なかったの?」(ジャン妻)
「出ます?と言われたけど断ったよ。当事者がいたんじゃぁやり難いだろう」
「ああ、それもそうね。で、どうなったの?」
「何人かに聞いたんだが。まだ私の首を獲るまでには至らないらしいよ」

いつか来るであろう私が社を去る日、Xデー=私次第なのである。そこから私不在で13人の合議制がスタートすると。「まだいるでしょ?」みたいになったんですよ。
「何だかふわふわしてあやふやに終わりましたって言われた」
「ふぅん」
私に「いつ会社を去るか具体的に日を決めてください」かなぁ。それを目標に習得しますから。そういうことかもしれないぞ。
それだけだと追い出すみたいなので「でもなるべく長くいてください」という情が絡んだようでもある。
「いいです。もう要らないです。いつでもお辞めになってください。ってのはならなかったらしい」
「そういう人はいないでしょ」

「こないだも言ったかもしれんが、これって謀反かな?」
「謀反じゃないでしょ」(ジャン妻)
「下剋上かも。13人は反乱軍だな」
「下剋上ってほど年が離れてるかな?」
言ってる比喩が極端だが、私は座長を務めた者に「お前さんが私のクビを獲れ」って言っている。そヤツはビックリして「そんなつもりじゃありません」とアタフタしてた。
「可愛いるヤツだ」
「楽しんでない?」
「楽しんだっていいジャン」
吾妻鏡冷や奴
煮込み1煮込み2煮込み3
締めは明太うどん、
「ひとくちちょーだい」(ジャン妻)
あげたけど、この人は立ち食い蕎麦スタンドでひとりで食べたことのない人なので、1杯のうどんを分け合うというのが如何に店にとって迷惑なのを知らないのだ。餃子をシェアするのとは違うよ。
明太うどん1明太うどん2明太うどん3明太うどん4明太うどん5
「美味しいわね」
そうだろ。私も久しぶりに食べたが何処のうどんだろう。コシがあって美味しい。
「玉子の黄身が混じってる」
それ、言われて初めて気づいた。白身はどうしたのかな。店の若い衆が飲んじゃったかな。
店内1
今日は懐メロBGMの音が小さかった。
中森明菜さんの「少女A」、渡辺美里さんの「マイレボリューション」、松田聖子さんの「スイートメモリー」、よく流れてる歌ばかりだったが、この店で初めて聴いたのが2曲あって、

いい女にはForever 夏がまた来る
鳴かないでマリア いつかまた逢える
誰かれ恋すりゃ悲しみに濡れ

MELODY サザンオールスターズ 1985年

昔ママがまだ若くて 小さな私を抱いてた
月はもっと遠くにあった頃
工場は黒い煙を吐き出して
町は激しく この娘が大きくなるのを祈ってた

MOON レベッカ 1988年店2
「アナタがやってる仕事って美味しい仕事だと思うけどねぇ。何で誰もやろうとしないのかしら」
私もそう思う。現場の為にやってるからそこには感謝と労いがある。
「13人の他に、アナタの後継者になりたいって言う人はいないの?」
「さぁ、どーだろ」
そういう人がいるかな。でも将来的に会社が私みたいな立場の者を置くかどうかはわからない。
「やっぱりアイツしかいないな」
今回の座長さんである。彼女も13人のひとりだが、そういう議題をUpして声を挙げたことで、俄然、私の後継者候補としてアタマひとつ抜けた感はある。
教えなきゃ。鍛えなきゃいけないぞ。
そしていつか未明に我が家が軍勢に包囲され、旗印を見たら、
「アイツか」
「是非に及ばずって?、笑」
その日を待ってる自分もいるのである。

後を継ぐ者

まだ正社員で管理職だった頃、
定年過ぎた先達たちを何人か見てきた。
ある人は定年後の再雇用で、
「何割か収入減るんだよねぇ」
私にそうボヤいた。その減額のパーセントも聞いた。
減額になったんだから「今より業務を増やさないでくれ」そう言った人がいた。
「責任ある立場でなくしてくれ、いち従業員でいい」そう言った人も知っている。
そんなものなのかな。自分はそんなにはならないぞ。これまでと同様に週5日勤務でいいんだ。そう突っ張って無造作に捺印したが。
そう言っていた先輩たちが今、どうしているのかわからない。噂や耳にすることもなくなった。いつの間にかフェイドアウトしたようだ。
ではその人たちは誰にどうやって業務を引き継いで、どういう風に去っていったのだろうか。
店1まだ工事中店2
「もうセッティングされてるわね」(ジャン妻)
焼酎もデンと鎮座していた。でもまずはビールだぜ。
店内1既にセッティング
「スパムもう焼いてますから。他にご注文は?」(マスター)
「そうねぇ」
小声で「野菜が食べたい」と私、
「じゃぁ、シーザーサラダ」
でも野菜はそれだけで、
「メンチカツゥ、玉子焼きぃ」
メンチカツにはキャベツが添えられるし、卵焼きには青物が混じっている。
おとおしはホタテのヒモだった。胡麻油も混じってる。こういう味と食感が好きだ。
最初の膳1最初の膳2
スパムステーキに生ビールがアウアウ、
スパム1スパム2スパム3スパム4スパム5シ1シ2シ3シ4シ5
サラダをマゼマゼしてるところ。
具はサラダ菜、レタス、赤ピーマン、パブリカ、チーズ、温泉玉子、ベーコン、クルトン、
シ6シ7シ8シ9シ10シ11
「今日、殆ど席にいなかったな」
「ずーっと会議、打ち合わせよ。長かった。疲れた。そっちは?」
「明日の本申請の準備に追われたよ。途中で外出したけど遠くには行かなかった。日比谷線なので車内で寝るほどでもなかったしな。でもさぁ、ったく今後、どうすんだよなぁ・・・」
「でも〇〇さんが座長で今後の方針を決めるんでしょ」
「最終的に決めるまでいかない。皆にジャンさんがいるうちに皆でやらないとっていう定義だって。その場では決まらないよ」
〇〇さんとは13人いる主任の中で私の後継者候補のひとり、いつまでも私に頼らないで皆でやっていくにはどうする?が会議の議題なんだって。
でもそれはイコール私がいなくなる前提も含まれている。
下剋上か?
謀反かもしれない。
私を外す無血クーデター?

私は〇〇に、「お前に首を獲られるんならしょーがねぇなって。信長の気分だ。包囲されて、〇〇か、是非に及ばずってな」
そう言ったら〇〇はアワアワして「いや、そ、そ、そ、そういうんじゃなくって」オタオタしてたのは笑えた。カワイイやつめ。
議題の中心は私から13人への引き継ぎなんだけど、私が引き継ぐ業務内容を棚卸したら◯◯は「うわぁ、こんなにあるのぉ?」と改めて驚いていた。私が「俺って仕事できるジャン」と過信したぐらいだ。
問題は業務量よりも内容だ。ケースバイケースだったり、イレギュラーだったり、都心ではこうでも地方では違うとかイロんなパターンが多々あって、全て一括りして13人にドンと「さぁ、皆でやるわよ」と振り分けるには至らないようだ。
「うぅ、こんなにあるんですね。こりゃ無理かなぁ。パンドラの箱を開けちゃったかなぁ、そう言い出したよ」
「何それ?笑」
「全てお戻しするかもしれませんとかヌカすからさ。そうなったら、いいよもう。こっちで何とかするからって。振った案件を戻すしかないだろうな」
13人いる連中が「大丈夫です自分たちでやります」ってなったら自分はホントに要らなくなる。そう考えるとこれまで維持してきた張りが薄れてきちゃうかもな。
そうなったら週5日でなくてもいいな。週4日、いや、3日でもいい。
でも、いっそのこと、アッサリ「もう辞ぁめた」ってなってもいいんじゃないのかな。

メンチカツ、ビーフなんですよ。ポークじゃないの。
ソースも独特でね。少しエグミのある大人のソースです。私は普通のトンカツソースにマヨネーズでいいんだけどね。
カツ1カツ2カツ3カツ4
卵焼き、出汁巻きなんだろうけど、ちょっと甘めでもある。これはお弁当のおかずに合うなぁ。
たまご1たまご2たまご3たまご4
やっぱりオーダーするモンゴウイカ、イカがホント、好きだね。
「生姜じゃなくていいのか?」
「このイカはワサビでいい」
「???」
イカ1イカ2イカ3
この店に初めて来られたご新規客にメニューを説明しているマスターです。
「何がおすすめかっていうと」
そりゃスパムステーキでしょと後ろからクチバシを挟みたくなったよ。あと、昔ながらのソース焼きそばとか。最近、食べてないな。
「だって家で食べてるでしょ」(ジャン妻)
そうなのだ。家の冷蔵庫が焼きそばブームで、定番のソース焼きそば他、ナポリ、カレー、塩明太子、占拠しちゃってる。賞味期限もそう変わりない。なので外で焼きそばを食べちゃいかん。家の在庫を消費しないと。
店内3ご新規様焼酎1焼酎2焼酎3店3店4
ジャン妻は週4日勤務になった。単純計算で4/5、20%減だね。
「週4日、金曜公休だと楽しいわよ」
「でも金曜だって仕事してない?」
「いいの。自分の意思でやってるんだから。疲れたら休めばいいんだし。アナタも次年度はそうしたら?」
そうなるとヤバいかも。定年になって私も減額になるものと覚悟はしていたが、そう極端には減らなかったのに、日数減になったら日に日にやる気が失せて来そうだ。
ヤバイぞ。自分はそんなことはないと思っていたのに。

10月10日の夜

店1
店内1最初の膳
カウンター席は私らだけだが、背後のテーブル席は満席なんですよ。4人グループの他に、テーブル3卓くっつけて12人の宴会コースだった。
宴会コースの客は2時間か2時間半限定なので、そっちに料理が出されるのを優先されちゃうんだよな。
「ウチらも便乗してコースにするか?」
「イヤよコースなんて」
では黒板メニューを見てみる。さっぱりした・・・料理は・・・無いなぁ今日も。
メ1
生ハムとアンチョビのポテサラ、
マッシュポテトが好きだねこの店は。「手が込んでます」と言いたいのだろうが、ジャガイモがゴロゴロしてるポテサラなんかでもいいのに。
ポテ1ポテ2ポテ3ポテ4
無花果とモッツァレラチーズのカプレーゼ、この店らしからぬ料理だな。
「上に載ってる白いのはニンニクじゃないよね」
「アタシ食べる。アナタはモッツァレラ苦手でしょ」
ビールに合わないのなんの。美味しいけど。
デザートにしか見えないぞ。
カプ1カプ2カプ3カプ4照り焼きマヨ1照り焼きマヨ2照り焼きマヨ3照り焼きマヨ4照り焼きマヨ5照り焼きマヨ6照り焼きマヨ7
私はやっぱりこういうのが好きだね。鶏もも肉と蓮根の照り焼きマヨ、何処がサッパリした料理だっての。
「(噂の東京マガジン)やってTRYでやってた蓮根の挟み揚げでさ。蓮根に火を通してシャキシャキした食感を維持するには8mmの厚さがいいって言ってたな」
「・・・」
「でも何でああいう番組は料理人に向かって、先生、先生って言うんだ。そんなに偉いんか?」
「相応に修行されてるからでしょうよ」
「じゃぁこの店の(厨房を指す)彼らにも、先生って呼ばなきゃいかんのか?」
「まさか。当人たちだってそんな風に呼ばれても喜ばないわよ」
いい食感の蓮根の他にジャガイモも入っている。マッシュのポテサラのジャガイモよりこっちの方がいいぞぉ。
で、ドリンクはレモンサワーですよ。
家の冷蔵庫にもコンビニで買ってきたサワー缶があるんだけど。レモンサワーって食中酒だと思うので、何か濃い味の料理がないと合わないね。それだけ飲んでも身体が楽なだけで物足りない。
「レモンサワーって楽ね」
「若者の飲み物だけどね」
寒くなってきてるから、熱燗を身体が欲するようになると思うけど。まだ時間がかかりそうだ。
照り焼きマヨ8レモンサワー
根菜(蓮根、ジャガイモ)を食べたので葉野菜を食べましょう。イカゲソと小松菜の肝炒め、野菜は小松菜、玉ネギ、赤ピーマン、
定食屋の野菜炒めじゃないからボリュームは少ないですね。
豚肉じゃなくてイカゲソってのがなぁ。やや固いのよ。
肝炒め1肝炒め2肝炒め3肝炒め4肝炒め5
時事ネタ、この日10月10日、銀行振り込みができなくなったトラブルがあったでしょう。
こういうときに限って私宛に請求書があがってきてたですよ。私は職掌柄、あまりそういうのってないんだけど。
実はその請求書は前週に届いたんだけどインボイスに対応できてなかったのね。事業者番号が申請中で空欄で、10%の金額も別に表記されてなかった。
経理から「これではちょっと」と言われ保留になってたら、請求者側から私宛に電話が架かってきて再度、インボイスに対応した請求書を出し直すって言われたの。
それが今日10日に届いたんだけど。
「あ、これならオッケーです」
経理がそう言うので廻したはいいが、金融機関がこの体たらくだったからなぁ。
「アナタのそういうのって非課税が殆どじゃないの?」
「普段はそうだけど、今回は〇断書なのよ」
「ああ、〇〇小売業のあれね」
私は開発でも営業でもないから接待交際費なんかも発生しない。群馬や静岡も泊まりはなくなったからホテルの領収書も今のところない。ここ2~3年は自費で泊ってる。稀にレンタカーくらいかなぁ。
「でも請求書を廻したんだから経理に任せるしかないでしょ。心配いらないわよ」
そうなんだが。まてよ?振り込みないってことは振り込まれないってことだから、給料が入ってこない、年金が入ってこないってのもあるだろうよ。障害が復旧しないと入らない訳だからね。
完全復旧のメドは立たなかったな。
メ2まだ注文しろってか
ふと見たら、まだ目の前にメニューが置いてある。
まだ何か注文しろってか。チャーハンや焼きそばは禁忌だし。でももう1品欲しい気もする。
昼に人生初の天津麺なんぞを食べたから出汁巻き玉子も避けたい。
https://junky.fc2.net/blog-entry-226.html
宴会客に凄い料理が出てたのを横目に見た。タコのお好み焼き風かき揚げ、かき揚げにタコ焼きソースとマヨネーズが塗してあったんですよ。
じーっと見てたらそれを出した店主と目が合っちゃって。ソソられたが止めといた。そしたらママが、
「マヨピザなんかどう?」
「でも照り焼きマトをいったからなぁ」
ママの作戦だな。私らはサワーなんぞを飲んでいる。今宵も私らが日本酒の気分じゃないのをママは察した筈だ。日本酒は高いし。
そこへ焼くのに時間がかかるピザを勧めるってことは、焼きあがるまで料理無しで飲んだら酔うので、焼けるまでの繋に何か料理をオーダーさせて売上をUpさせようという魂胆だな。
商売オンナめ。
「さつま揚げにしようよ」(ジャン妻)
「ふわふわさつま揚げ?」
遠目に見たさつま揚げは戦国時代後期の大筒の弾みたいに丸く見えた。それを揚げ油にボチャンと投入、カットして出されたのがこれ。
さつま揚げ1さつま揚げ2さつま揚げ3さつま揚げ4
そんなにフワフワしてない。宴会客のコース料理に揚げ物が出てたから揚げ油の温度が上がってたに違いない。
でも私はフワフワしてるやわらかいさつま揚げより、しっかりした食感のさつま揚げ、スーパーで売ってるおでん惣菜みたいな硬いのが好きなんだ。
店2振り返る
宴会コース客は2時間フルに滞在する。私らは1時間ちょっとしかいない。
ママも、あらぁ、もうお帰りですかぁ、まだいいじゃないですかぁ、なんて絶対に言わない。
私らが去った2席には、別のお客様に「お席ありますわよぉ」キャッチしたに決まっているさ。

伍嶋

藤沢駅南口、OPAの隣に旧いビルがあって、
「このビルか?」
「そうみたいだけど」
寂れたように見えるビルだが、実はテナントがギッシリ入居している。
店1
御一人様90分や指名料が記されているCLUB、Lounge、ガールズバー、何だかアヤしい大人の色気の世界である。
もみほぐし元気ハウス?
酒処おもいで、和酒たまる、酔いどれ丸山、これらは居酒屋なのかスナックなのか。路に面してないので入るのに勇気が要るかな。
店3
このテナントビルの3階にある「五嶋」という店、
ジャン妻がさきほど検索して電話したら「席空いてます」というのでナビを頼りにやってきた。焼酎BARとある。
店2店6
電話したし、来てしまったんだから蛮勇を奮って3階に上がったら、
店7
ダイハードの舞台のナカトミビル、テロリストのハンスが狙った大金庫みたいな扉、ではなくてその左、暖簾の店がそうです。
店8店10
10分前に電話して来ています。でなきゃ飛び込みでこういうビル内に入ろうとは思わないよ。
一歩入って「!!!」になったんだけど。見てくださいなこの内装を。
店内1店内2店内3
BARなんだけど椅子じゃない。ソファーだったんです。
正面の壁はレトロでアンティークな古民家調で和家具の箪笥が並んでいる。漆が艶やか。ゴージャスで妖しい高級感を醸し出している。
私らがいる右壁の奥には掘り炬燵式の座敷があるらしい。まぁるい穴が開いている。そこから向こうの客がカオを突き出されたら興を削ぐかもしれないがね。(この写真は生ビールに飽いて焼酎に移行してからのもの。)
店内4メ1メ2
おとおしの奈良漬けがサイコーに美味しいのだ。
「後で追加貰うかも」と言ったらオッケーだって。追加オーダーする客も少なくないそうだ。
バカ美味のお新香1バカ美味のお新香2ポテサラ1冷や奴1
冷や奴、何でまたこういう高級感のあるBARで冷や奴なんぞをオーダーするかな。
あ、でも、美味しい豆腐だ。
冷や奴2
ポテサラ、箱根の二子山みたいにまぁるく2つ盛ってある。何より間に盛ってある大量のマヨネーズに歓喜した。
ポテサラ2カツオ1
戻りカツオ刺身、ニンニクと生姜がたぁっぷり載っている。
私は生姜、ジャン妻はニンニク、BARでニンニク摂るなよって。
いい脂のノリだ。
カツオ2カツオ3
何でこの店に来たのか。
靴を履き潰したんです。自分は外回りが多いので同じ靴を履いてると2年もたない。踵の靴裏が斜めにカットされたように減っていた。
「みっともない。そんな擦り減った靴を履かないで」
ジャン妻がそううるさく言うので買いに出たのが藤沢のアシックスなんだけど、何と今月末で閉店なんだって。
閉店する店って元気がないし、新規顧客を確保しようという気概もない。一見で入った私らを流しの客と見て最初は塩っぽい対応だったのだが、実はアシックスにはお客様である私の足サイズデータが登録されてる。
「これまで何処のアシックスをご利用でしたか?」
「新橋、その次は銀座」、
データ検索の過程で銀座と言ったのが効いたか、途端に対応がよくなり、足データをベースに4足も購入してしまった。もう会社員生活も何年も無いし、同じ銘柄、タイプでいいからあまり考えずに履き潰した靴と同じものを入れたのよ。
退職したら散策に勤しむつもりもあってそういうの向きの靴も購入した。
で、靴屋さんを出てから、
「昇でも行こうよ」(ジャン妻)
甘いな。今日は土曜日「板前ダイニング昇」さんが空いてるわけない。ジャン妻はそういうところに疎い。せっかく出てきたんだからアタシたちが電話したら席が取れると思い込んでいる。
電話したら案の定「今日はお席がいっぱいで」だったのである。
ところが、カツオの刺身の辺りで、
「あれ?」
「???」
「昇から着信があるな」
「!!!」
さては席が空いたか、さっき電話に出て断ったパートさんがママに叱られたのかもな。
「これだけにして戻る?折り返す?」(ジャン妻)
「イヤなこった。もうここに根が生えたからここでいい」
だってBARなのに漬物がバカ美味で、初めて来たのにポテサラにはそれ以上の量のマヨが盛ってあるんですよ。もうここでいい。この後も期待できそうだしな。
実際、期待を裏切らないモノが出されたんだけど、店側との距離を縮めるには会話が必要なので、ポテサラが空いて、お皿を下げようとしたイケメンバーテンダーさんに、
「マヨネーズよサヨウナラ」
「あ、残しておきましょうか」
「ちょっとっ!」
「いや、持ってってください。あまりマヨを摂るとこの人(ジャン妻)が怒るんで」
何で初めて来た店、それもBARで、マヨネタでいじられようとするかな。
揚げ出汁豆腐1揚げ出汁豆腐2
揚げ出汁豆腐、銀鱈西京焼き、BARなんだけど、居酒屋以上割烹未満の小料理屋風かなぁ。
揚げ出汁は閉めてしまった新橋の「長谷川」さん以来だね。
どうされたかなぁ。とっか他で再開してないかなぁって思う。
銀鱈1銀鱈2銀鱈3
さて、ビールに飽きたし、焼酎BARなのでチェンジしてみる。
メニューブックを見たら銘柄は多いようでそうでもない。入荷にバラつきがあるようで、無い銘柄には付箋が貼ってあるんだけど、無い銘柄の方が多かったかもしれない。
BARを謳う以上、銘柄は多くキープしなくてはカッコがつかないのだろうが、昨今の物流不足の煽りを喰っているようでもある。
私は未だに焼酎の種類、銘柄がよくわかってないのだが、ジャン妻が見つけたのが「玉露」だって。お茶じゃないですよ。
「どっかで聞いたことがあるな。あ、なべやで飲んだあれか」
「そうよ。今、家にもあるし」
「お家にあるんですか?」(バーテンさん)
「東京で飲んで美味しかったので購入したんですよ」
「あれはキツかった。」
「あれ、原酒だしね。」
「あれ現酒だったのか!」
という遣り取りがあって玉露にしてしまったのだが、このBARのは幸い原酒じゃなかった。4杯飲んだ。
この辺りで後続客が来た。見てるとそれほどカッコつけて、お洒落して来なくてもいいみたいだ。男性2人で来るのは似合わないかもな。
玉露
このBARに来るに至った経緯をバーテンダーさんに話してやった。
「ここ来る前、板前ダイニング昇・・・ご存じですか?・・・(知らないという)・・・九昇の流れですよ。(九昇は知ってたみたい。)・・・そこの出の〇〇昇さんて人が営ってる店で九昇時代から利用してるんだけど、そこに電話したら満席ですって断られたのね。で、ここに来たんだけど、今、携帯見たら昇さんから着信があって・・・絶対、席が空いたか、女将に叱られたんじゃないかって」
出汁巻き玉子1出汁巻き玉子2出汁巻き玉子3
〆の前は出汁巻き玉子、カットしてズラして載せてあります。私が箸先でズラしたんじゃないです。
塩気も味も兼ね備えた秀逸な逸品です。
出汁巻き玉子4出汁巻き玉子5出汁巻き玉子6
〆はさきほどの漬物が美味しかったので、小皿ひとつだけいただいた。
アンコール1アンコール2
BARなんだけど、お洒落なんだけど、料理が充実しているので、早い時間で1軒めから使えますね。何しろ料理が正統派で美味しい。
雰囲気もいい。だが、客筋に左右されるかもしれない。早い時間なので私たち2人だけだったが、これが混んでくると全く別の店、カオが現れるかもしれないな。
女性を口説くにはいい店だけど、結果が出なかったら痛い出費になるだろう。
店9
アヤし気な建物だったが、意外に素敵だった。
さて、靴がまだ2足、取り寄せになっているのです。閉店する店なので在庫がなかったのだ。4足中2足は他の支店から取り寄せになった。また後日来なくちゃならない。
「じゃぁそのときは昇へ?」
「ヤダ、またここに来る。ここがいい」
「!!!」
いや、そのときの気分ですよ。ジャン妻が揚げ出汁豆腐を入れてしまったので、アジフライを逃してしまったからです。

なべや

日曜日の夕方、私は不意にジャン妻に言った。
「明日、なべや取ってよ」
「えっ、また?」
「もう1回行きたい」
「となるとアタシ3回目だけど。それも3週連続よ。何でまた?」
「今、こないだのなべやの記事書いてるんだけど。写真見てたらまた行きたくなってウズウズ」
「!!!」
日曜日だから店は営ってないし、ネット予約なので、開いてみたら空きがある。
2名ONしたら取れちゃったのだ。
こないだの肉肉コースではなく、その下の何だったかな。何かアラカルトを1品か、締めにパスタでも入れようかねぇなんておおよそ決めて向かった。
薄暮1新橋薄暮2柳通り
わかり難い路地だが、もう迷わず行けたぞ。
店1店2店3メ店4店内1店内2
18:30に階段を上がってったらマスターひとりだった。前回いたサブの子はいなかった。
マスターはまだスタンバイになってない。ギリ仕込みの途中みたい。
「いやぁ、厨房は暑いんですよぉ。蒸しますしねぇ」
ボヤきながらコックコートを身につけるマスター、
「あれ?先週?」
「アタシ、3週連続で」
「じゃぁテーブル席どうぞぉ」
とススメられたが固辞、
「カウンターがいいんですか。たまに今日みたいに空いてる日はテーブル席の方がよろしいかなぁと思ったんですが。カウンターでよろしいんですか?」
マスターの口から「今日みたいな空いてる日」だって。そうやって口に出すと混みますよ。そういう予感がした。実際後になって混んできたんだけど。
「今日はひとりで営ってるんですか?」
「ええ、先週いた子に逃げられました・・・嘘です。信じないでください。材料が足りなくなったんで今、その子が買いに行ってます。すぐ来ます。来ます。来てくれなきゃ困ります」
そう言いながらマスター自ら生ビールをサーバから注いでいる。
店内3マスターひとり
しばらくしたら階段をドカドカ上がる音がして、サブの子(Mさんといいます。)が間に合った。後で聞いたらバイトじゃなくて社員なんだそうである。コロナ前から社員だったとしたらよく我慢したな。
「逃げられたって言ったらお客さん信じかけた」
「アハハハ、笑」
逃げたらマスター困るモンとか言ってましたね。
里芋、刺身蒟蒻酢味噌、つくね汁、刺身、かき揚げ、ここまではこないだと同じで、
「この後、少し変えます。何にしようか今、考えてます」
最初の膳1最初の膳2汁1汁2汁3汁4汁5汁6刺身1刺身2刺身5刺身4刺身6刺身7
刺身はどれもいいネタですね。魚の目利きも素晴らしい。プロなんだからアタリマエか。
「でも何処で水揚げされたんだろ。福島かな?」(小声で)
「さぁねぇ」(ジャン妻)
誤解を招きたくないので小声で言いましたが、福島なら大歓迎ですよ。福島の処理水は(誰だっけ?何とか水なんて言ったお爺ちゃん大臣は?)安全基準を大幅にクリアしてるんでしょ。
大陸が日本近海の魚を食べなくなるのは輸出減でダメージ大かもしれんが、国内消費プラス、日本近海での乱獲を抑制する方向に舵を切れば、水産資源を守るという意味でよいのではないか。
食べながら思った。日本で捕れるんだから日本で食べようぜって。消費しようよ。
食べたくない人は食べなきゃいいんだけど私は気にしない。だって福島だもの。福島の原発の電気は東京に来てたんだろ。
でも私が食べる魚の量なんて高が知れてるよな。と、まぁ、政治や時事ネタはさて置いといて何だか混む気配である。「今から入れますか?」電話もあったし。
「今日みたいな日は楽できるかなぁ思ってたんですがねぇ」
予約は通常より少ないらしい。ヒマだろうなという甘かったか見込みを口に出すと混むのかもしれないとさっきも予感したらホントに混んできちゃって。
予約2組で4名、飛び込み女性客が2名、そのご新規さんにはMさんが対応「何を見てウチをお知りになられました?ウチは明確なアラカルトがなくて。コース料理をベースに足りなければ追加していただいて」
なるほど、やはりそういうスタイルなんだ。アラカルトだけだとめんどくさいからね。特にこの規模の店だと。
「お酒飲まれますか?ウチに置いてあるお酒は・・・」
こないだガーンときた花泉原酒、玉露は避けたいな今日は。
ニュー新橋ビルに姉妹店があって、マスターはそこに電話して「あ、彼来てるの?そっちの後でウチ来る?来るんなら何々を持ってきてくれないかな」
そのお客さんが持ってこさせたのがこれ。
郷土料理
「イカニンジンです。福島の郷土料理です」
いかにんじん?
知らん。初めて知った。
これ、松前漬みたいなものです。何でこれが福島の郷土料理になったか。福島県の中通り、宮城県に近い現在の伊達氏簗川町に、文化4年(1807年)蝦夷地松前にた松前藩松前家が転封、国替えされた。
それまで蝦夷交易の運上金を得てウハウハだった松前藩(松前家、旧蠣崎氏)にとっては改易に等しいものだった。蝦夷地召し上げともいうそうです。
転封理由は、①密貿易説、②藩主の放蕩による懲罰、③異国船への警備を怠った、④幕府が蝦夷地を直接支配して交易を独占し、北方警備を強化する方針をとった、等々らしいが。①ぐらいはあったでしょうな。
それまで米が取れない蝦夷地に於いては、家臣にアイヌと商業できる知行地(商場知行)を扶持していたのだが、梁川では米収入の石高制に切り替えなくてはならなくなったわけよ。
だが、米の収入なんてのは上限が決まっており、取れ高が減っても増えることは殆どない。藩にとっては減収でしかないので、少なくない数の藩士が除籍、解雇になったというんだな。
松前家は蝦夷地への復帰を働きかける。幕閣に有力なツテがあったのか、袖の下が効いたか、幕府の役人が極寒の蝦夷地で常勤するのを厭うたのかわからないが、転封から15年後の文政4年(1821年)にそれが叶うのである。蝦夷地は松前家に返還された。
松前に帰る際に、奥州で採れたニンジンを持ち帰り、松前漬と併せた。蝦夷地と簗川との往復で生まれたのがイカニンジンなのだ。藩が懲罰で転封、何とか復帰したすえの産物だもいふ。
郷土料理=家庭料理なのです。信州松本にある塩いかキュウリと一緒で、家庭料理が接客料理に化けたようなもの。それまでは店で客に出す料理という性格は薄かったんだと思う。
でも会津若松「麦とろ」店主が言うように「東京の人は美味ぇモンばっかり喰ってっから、こういうのが出るんだよなぁ」言うのも頷ける。
これを支店から持ってきたのはホロ酔い状態の常連さんで、マスターが私に紹介するには、
「こないだ話したお客さんの地元、T塚の人」
確かにそんな話をした記憶がある。だがT塚どころじゃなかった。もっと先の枝葉の先を突っ込んだら、
「市営地下鉄の〇〇駅です」
「What!」
「何でそんなに驚ぁれるんですか?」
ホントに地元で近所、ときどき載せる「小学校正門前にある声のデカい婆ちゃんの店」もご存じだったな。
そう言われるとどっかで見た気もする。引退した町内会自治会にいなかったかな。
かき揚げ1かき揚げ2かき揚げ3かき揚げ4
Mさんが重たそうに、でも軽々と一升瓶を抱えて「よいしょっ」上からトクトクトク、
Mさんは「よいしょ」が口癖です。
「よいしょ」・・・トクトクトク、一升瓶から注ぐ音です。
「もうちょいもうちょい・・・(トクットクットクッ)・・・上手くいったぁ」
有限会社峰の雪酒造場、純米酒、「ロハ酒」だった。ロハシュ?
新しい酒にカタカナで、語尾にシュがつく銘柄つけるのって流行りなのかな。サバデシュとか。
さけ
サラダ、野菜も出るんだこの店。
「どっかの木」の朝サラより盛りがいいじゃないか。上に生ハムも載ってるし。
潰したゆで卵も。
サラダ1サラダ2サラダ4サラダ5サラダ6サラダ7
カリッと焼き上げた唐揚げにギリ近いチキンソテー、ソースは薄めの酢豚に似たソース、
チキン1チキン2チキン3チキン4
いつものステーキ、ソースもこないだと一緒、
「肉か魚かお選びください」って言われて、魚をチョイスしたら別注でなきゃ肉を出さなくなった「どっかの木」のステーキに似てる気がする。
ビーフ1ビーフ2ビーフ3ビーフ4ビーフ5
コース料理が出て落ち着いたマスターがボヤくには、
「コロナで客層もお客さんの酔い方も変わりました。今はもう上のひとが後輩を連れて来なくなりましたね。」
「もっともそういう関係の方が来られても、店の終わり頃の時間に仕事の話で部下に絡んで、ヘンに盛り上がったりしてたのですが、それもなくなりました」
「今は女性の部下が男性の上司に絡んでますからね。強くなりましたよ」
女性が強くなった背景には、今の時代は何をやっても下手すりゃハラスメントに結び付くので、男性が女性を誘い難くなったのもあるのではないか。
ましてやこういう隠れ家みたいなダイニングではね。公道に面したワンフロアで大きい店ならそういうアヤしいロケーションではないしね。

「まだイケそうですか~?」
いけそうです。
「じゃぁパスタ」
「パスタか。何にしようかな。パスタパスタパスタ・・・」
呟いてこれにしようと決めたらマスターの目が光って、茹でながらソースを仕込み始めた。カチャカチャ玉子を溶きだしたので、カルボナーラだなとわかった。
スパ1スパ2スパ3スパ4スパ5スパ6スパ7スパ8
アルデンテです。
西新宿のロメスパ「くぼやん」でも食べない。
くどくないね。牛乳か生クリームを使ってるのかな。そういうのすらわからない。

会計は「あれ?こんなにいったかな?」マスターのこの台詞が曲者です。いったかな?ったってこっちは言い値を支払わなきゃならないんだからね。
お隣にいる地元民さんに「では地元で出くわしたらお互い知らん顔しましょう」と煙に巻いたが。
「アナタは基本、人のカオを覚える人だから、挨拶くらいするでしょ」
「挨拶というか、会釈くらいはね」
店5振り返る夜はこれから1夜はこれから2
「何でこの店、アナタのツボにハマったの?」
「つくねスープ、刺身、かき揚げ、肉類、麺類(パスタ)好きなのが全部あるからだよ。」
それでいて椎茸、ゴーヤ、茄子、嫌いなのが無いからね。
会津繋がりなのも大きい。地元民さんとの邂逅はまぁ偶然で、これから毎回毎回出くわすもんでもないだろ。
ジャン妻は、初回の会社の上長、翌週が昨日Upした記事、3回めの今日、都合3週間で3回である。
「少し間を空けましょうよ」
でないと、これまでの店が遠くなってしまう。ま、たまには浮気もいいだろ。こういう浮気はね。

なべや

ジャン妻が上長と食事会へ行った。その上長は私も知ってるし、同席したことも数回あるが、今回は今後の去就も絡んで生臭いネタになりそうなので私は遠慮した。
ジャン妻は遅い時間にホロ酔いで帰ってきて、美味しかった、いい店だった、アタリだった、酔った口調で吹聴しまくりだった。
翌日もジャン妻はその店を誉めまくりである。自分で検索してヒット、ビンゴだったようだが、こっちはその店を知らないの。気になる。
「私も連れてけ」って要求、週始め月曜に予約入れたのよ。電話じゃなくてネットで予約したの。この店は昼は電話に出ない、出難い店らしいんだな。
店1路地1店2路地2
飲み屋街なんだけど、トテモわかり難い場所、路地にあった。前Blogで取り上げたことがある有名な中華蕎麦、平子煮干蕎麦「纏」に背中を向けた建物の路地です。
何となくあの辺りかな~と記憶を辿りながら向かった。ジャン妻も先週行ったのに覚えていないようだ。私は方向オンチではないつもりだが、ひとりで薄暮を探したら見つけられたかどうか。
客引きも少なくないし狭い路地なので逃げ場がないぞ。
でも誰も私に声をかけないのは何故だ?
店は旧い雑居ビルの2階だった。
店3
路地にあったメニュー、
店4メ
店5店6
かなり急な階段を上がるのです。
ギシッ、ギシッ、と音がした。
「予約の〇〇でぇす」(ジャン妻)
カウンター6席、奥に4人掛けのテーブルが4つくらい。
親父さんと娘さん2人で営っていた。
「あれ?先週もお見えになりましたよね?」(店主)
「ええ、全く同じこの席で」
「そうなのか?」(ジャン)
「そう、アタシはここ。上長さんはアナタがいる椅子」
コースも同じ肉肉コースで、
「鶏、豚、牛、全部出るわよ」、
アラカルトもあるらしいが少ない。ひとりで調理している店はコースの方がこっちも気楽だからね。
「多分アナタも気に入ると思う」
ジャン妻の鼻が高い。自信満々である。
店内1店内2最初の膳1
里芋煮、刺身蒟蒻、いきなり超美味です。
里芋煮はドロドロに溶けてないのに出汁が沁みてる。
最初の膳2つみれ汁1つみれ汁2
お次のつくね汁にも唸った。これいい。塩味。前半で汁ものが出るのは悪酔い防止か。にゅう麺でも入れたら更に美味ぇだろうなぁ。
このでこぼこ、つぶつぶ、不格好、手造りの証です。
つみれ汁3
お造り、4品、マグロ、ワラサ、ヒラメ、甘エビのデカいの。
「ワラサはぁ、ブリの大学生くらいでぇす」(スタッフ)
「大学生?」
ややハスキーなお声は今はない上大岡の串焼き屋にいた子に似てるな。
肉肉コースなのに刺身が新鮮で、ツマは切り立て、シャキシャキだ。
刺身1刺身2刺身3刺身4刺身5刺身6刺身7
さて、次は肉が出てくるのかと思ったらトテモいい意味で期待を裏切られました。かき揚げが出てきたの。
かき揚げ1
サクッ、フワッとしてます。
立ち食いスタンドのペシャッ、フニャン、シンナリ、揚げ置きのかき揚げばっかり食べてるから新鮮です。揚げたてだし。
かき揚げ2かき揚げ3店内3酒1
「前回は何を飲まれましたっけ?」(店主)
ジャン妻はあまり覚えてないらしい。2人でいろいろとチマチマ飲んで、その中に銘柄は忘れたが会津の何とかっていう希少なお酒を頂いて、今日の会津酒のオススメには、飛露喜、國権、宮泉だったかな。
その話の流れでわかったのだが、店主は会津のご出身なのだ。個人情報なので極力控えますが若松市内の某有名高校のご出身であらせられる。
だからって戊辰ネタなんかしないですよ。ここは「麦とろ」じゃないんだから。
ウチは日本酒を会津湯野上の酒屋さんから取り寄せてる。その話をしたら、
「ああ、あの先っぽにある酒屋さん」
確かに先っぽ、店の前の路地と鉄路に挟まれ、踏切に面してるからね。W酒店のことです。
ところが、ここからほど遠くない場所で前にいちどだけ行った会津嗜好の居酒屋、そこは店主が無愛想で私がメニュー見ないで馬刺、こづゆ、鰊山椒、そこまでいってやっと「アナタ会津の人?」会話してくれた居酒屋、確かマッカーサー道路近くにあったな。鯨汁も食べた。店の名前は会津の柿の名前です。その居酒屋と、若松市内の有名な某居酒屋にはカオをしかめてた。あまりいい印象がないらしい。
「アタシが出た学校は日清館の近くにあって・・・」
日清館が現在の観光地なのか、会津藩時代の場所かわからないが、会津出身者の高校の上下関係、先輩後輩の関係って社会に出てからでもシビアらしいのが伺えた。
では甲賀町口門、石垣の裏にある「麦とろ」この店はご存じなかったが、拙Blogの馬刺の写真をお見せしたら、
「これ、ちゃんとした肉を仕入れてますね。これ、いい肉だワ」
「麦とろ」はもとは焼肉屋だったからね。それがK牛病で居酒屋に鞍替えしたのよ。
話の流れで久々の「花泉」であります。ただこれ濁りなんです。真っ白、
酒5
20数年前、「花泉」を知った最初の頃はなかなか手に入らなかった。それが出回るようになったのは、湯野上の「先っぽの酒屋」店主いわく、
「前は南会津で消費してたのが、呑兵衛が死んで、流通するようになった」、
「麦とろ」の店主が言うには、
「若松市内の酒屋は、はないずみぃ?何だそれ?って相手にしなかった。後で知られるようになって入れてくれないかって頼んだら、前のことを根に持って断った。良くも悪くも会津人はそういう仕打ちを忘れねぇんだ」
私らも嗜好が変わって辛口を好まなくなり、花泉から離れて、会津娘、宮泉、名倉山、燗酒では国権に変えた。
久々の花泉が「お見限りね」「冷たいわね」「他にいいのが見つかったんでしょ」「酔わせてあげる」そう言ってるようである。
酒6花泉
おんな城主直虎で本多正信を演じた六角精児さんが「酒と鉄道」をテーマに旅する「呑み鉄本線・日本旅」90分スベシャル、奇跡の全線復活、運転再開した只見線で花泉酒造も出たしたね。(語りは壇蜜さん)

すみませんトテモいいコンビネーションなので2人揃ったところを1枚だけ。
「2人は父娘かな?」
「いや、親子じゃないと思うわよあの会話だと、もとお客さんじゃない?」
2回めの訪問でわかるのですが、女性は「社員でぇす」だそうだ。駅前のニュー新橋ビルに姉妹店「佳什」があって、そことの兼務らしい。
店内4父娘じゃないみた4
豚肉ソテー、これはメニューとしてはサラダの位置づけらしい。
それでいてブ厚いバラ肉が載ってる。
肉1肉2肉3
信玄鶏の焼き鳥、串に刺してない焼き鳥、
肉5肉6肉7肉8
何とか牛肉のソテー、肉の旨みもいい。ソースも美味しい。
肉9肉10肉11肉12
コースはここまでなんだけど、
「他に何かあれば」
アラカルトで追加は可能らしいです。なので、
「じゃぁ、アンコールでつくね汁」
「いくと思った」(ジャン妻)
つみれ汁アンコール1つみれ汁アンコール2つみれ汁アンコール3つみれ汁アンコール4つみれ汁アンコール5
右のロックグラスは焼酎「玉露」です。お茶じゃないですよ。
ジャン妻はこの「玉露」が気に入り、とうとう家でも購入しました。
だがこの焼酎、私はガーンときた。どうも力強い味と香だと思ったら生だったのです。
お客さん混んできた。月曜なのに。カウンター席でよかった。奥のテーブル席は騒がし・・・いや、賑やか。4人と8人、それぐらいでいっぱいなところへ電話が鳴って、
「早い時間ですと8時半になりまぁす。・・・すみませんまたお待ちしています」
お断りになったんだけど、もうしばらくして架かってきた電話の客は入れ替わりに入れたので、こういうのはもうタイミングと運不運しかないようである。
ただ、混んでも、コースが主体で、複数客とだいたい同じ流れで料理が出るので、待たされた感は全くなかった。
後半はあまり覚えていない。会津談義で花が咲いたマスターも店が混んできて調理に忙しくなったので、私らはこの店を知り得た「ジャン妻と上長の食事会」そのときと全く同じカウンター席にいるので、会話の内容と今後の展望について話したんじゃなかったかな。
店7気を付けて
「足元お気をつけてぇ」
娘さん(じゃないと思うけど)が下まで見送ってくれた。こんな急な階段を。転げ落ちた酔客もいるんじゃないのか。
店8路地3振り返る
「どうやって開拓したのさ?」
「レティっていう食べログみたいなので」
「レティ?ワイスピか?」
「何?」
「いや、何でもない」
(レティ?ワイルドスピードの登場人物のことかと。)
ジャン妻は紹介した店が私に好評で自信満々である。
だが実際そうで、お通しの小芋&刺身蒟蒻、つくね汁、造り4品盛合せ、かき揚げ、厚みのある豚バラ肉サラダ、信玄鳥炭火焼き、リブロースステーキ、全部が全部美味でハイレベルだったという。
値段?価格は触れないでおこう。飲み過ぎたし。

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