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群馬朝帰り、なか卯

社員との待ち合わせで埼玉県中心部から離れた東大宮駅のホームに下り立った。
駅前ロータリーを見た。これは東口。
駅ホームから1
これは西口。東口の松屋しかないのかな。
駅ホームから2
待ち合わせにまだ時間がある。待ち合わせといっても大事な個人情報を預かるだけなのだが。
もっともその女性社員とは会ったことがない。マスク着用してるのもあって相手がどんなカオか知らないのだ。
13人の後任に引き継ぎつつあるので、会ったことのある子より会ってない子の方が増えてきてるんだよね。
向こうも私のことを知ってるんだろうか。

改札を出た。学生さんが多い駅だ。この駅は大宮駅から北では宇都宮駅に次いで乗降者が多いらしい。乗り換え路線の無い駅では最多だそうだ。
快速は停まらないだろうと思ったので1本電車を見送っている。いつの頃か快速も停車するようになった。

実は群馬からの朝帰りなのだ。昨日の群馬八幡の翌日です。
泊まりはドーミインだったが、あの1800円するモーニングバイキングはスルーした。明けの最初の目的地がこの駅なのよ。なので腹が空いている。
さっき駅ホームから見た東口の松屋はヤダな。出すものや味以前にあの難解極まるタッチパネル券売機がヤダ。厨房の店員たちもロボットみたいだし、自販機と変わらん。
では西口はというと。
https://junky.fc2.net/blog-entry-85.html
この記事の変わった店、らーめんらんどは開店準備中だった。11時前だからね。その先をロータリーに沿って曲がったら、
何屋さんだ?
この古びたテンドはお団子、海苔巻き、イナリ寿司、焼きそば、低価格で手作り感満載だった。ソソらなくもないが、こういうのを買ってじゃぁ何処で食べるんだって。その辺のベンチとか、駅ホームで?寒いし。
店1
やぁめた。不味いもの食うくらいなら食べない選択肢もある。
そして目に留まったのがこれ。
「なか卯」ねぇ。過去に利用したことってないな。
店2
何屋なんだ?うどん屋のイメージがあるが丼屋さんも兼ねてるんだ。
他にないしなぁ。ネタ拾いとあまり期待しないで入ってみた。
店3店4
券売機はタッチパネルだけど松屋よりぜんぜん簡単だ。
窓際と中央にカウンター席で奥の壁際にテーブル席がある。間が空いてるので広く見える。
店員さんは厨房にいる2人だけだった。人員不足をカバーしようとしてるのかお茶と冷水は給水機のセルフ、番号札を呼ばれたら取りにいくセルフ、空いた器、膳を下げに行くのもセルフなのだ。
出来あがると食券に記載された番号で呼ばれます。
店内1店内2
窓際のカウンター席からさきほどの団子屋さんのテントやラーメンらんどが見える。
外がこれだけ見えるってことは外からも私が見えるってことか。
待ち合わせてるウチの社員が通りかかったらヤダけどまだ時間がある。そう思って窓に背を向けた。すると店内を見渡すことになる。ひとりの爺さん客と目が合ってバチバチ火花が散った。
店内3窓の向こうに何屋さんが見える?店内4
丼1汁1丼2丼3丼4丼5胸肉丼6丼7丼8丼9白い部分もあるけど
親子丼、鶏肉、玉ねぎ、トロトロ半熟卵、三つ葉が載っている。
悪くはない。鶏肉は胸肉が主だが脂身の部分もあってしっとり、柔らかくそしてあっさりしていた。
ご飯が白い箇所もあったがまぁまぁ底の方にまで全体に味が行きわたっていた方だと思います。
丼10だいたい行きわたってる
ちとネタが逸れますが。
「なか卯」の操業は京都に近い大阪府茨木市だって。
茨木市には想い出がある。今だから言えるけど、かつて私がモノノフさんのテリトリーである和歌山に赴任してた頃だから10数年以上前のこと。並行して大阪の某支店を担当してたのだ。
その某支店は現地の若い実業家さんに譲渡したんだけど、こっちの業務廃止の際に期限切れの〇薬(抗〇剤だったと思う)を廃棄しに摂津茨木の行政に出向いたのよ。この私が白い粉をカバンに入れて持ってったのよ。途中で職質受けたらどうすんだって。
職員さんに渡せばいいだけかと思ったら、
「水溶廃棄するので手伝ってください」
って言うからさ。「ええっ!」って固まったよ。職員さんと2人、マスクして水に流したのだ。
「吸い込まないよう注意してくださいね」って言われたけど多少は吸い込んだかもしれないね。
こういうのは都内は職員が来局して廃棄します。神奈川県は県庁薬務課に持参です。私も1回だけ持ってたことがあるが、ここ10数年はそういうのを請け負ってません。
汁2汁3汁4汁5汁6
ネタを戻そう。京風と謳う豚汁は具が小さく、殆ど屑野菜の切れ端と屑肉といっていい。
これの何処が京風なんだろう。あ、もしかして、柚子が入ってるからかな。味噌汁に柚子ってのはどうなんだろうね。
これも何処が京風なんだろ。吉野家や松屋とかわらんね。
何処が京風だよ店11店12
ご馳走様でした。自分で下げに行ったけど動線が長いな。
うどんは食してないが親子丼はまぁまぁイケたな。味も下手な町の蕎麦屋より美味しいんじゃないか。下手にその辺の蕎麦屋なんかだと、カマボコとかヘンな具を適当に乗っけて、玉子の白身と黄身が固まったままで出したりするからね。
15分後、駅改札で待ち合わせした子と会ったのよ。ソワソワキョロキョロしてると「あ、この人だ」ってわかるもんだね。
意外にも向こうは私のことを知っていた。「何回もお見掛けしたことがあります」って言われた。見ただけじゃなくて誰かから私のことをアヤしく耳にしていたんだろう。
後で資格証明書を見たら生年月日が平成11年だった。2桁かよ。隔年の感があるな。
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群馬八幡のマヨピザ

乗ってきた群馬バスを見送る。
バスは室田、権田方面へ去っていった。
車内は混んでた。本数削減したからだよ。
Suicaが使えた。前は小銭かバスカードだったのに。
バス1バス2
酒場まで歩く途中で、
「めぇ~~ん!」
ダン!
気合の声と、床を踏み鳴らす音が聞こえた。
何かと思ったら剣道場で、全ての戸を全開にしてひとり子供さんが打ち込みの稽古に励んでいた。
寒くないのか。
店1店2店3店4
「お帰りなさぁい」
里芋そぼろ1里芋そぼろ2
寒いけど生ビール、350円もするおとおしは里芋とソボロ、固いなこの里芋は。
メ1
メニューをじーっと見ていちばん下に釘付けになった。
「これ、新しいメニュー?」
「そうでぇす」
メ2
「アンチョビマヨネーズピザ!」
「マヨに惹かれます?」
「そんなこたぁない。前は何だったっけ?」
「ウニでした」
「ああ、そうだったね。前はウニのピザ(850円)だったな」
食べたことない。ウニはトゲトゲを割いて中の身を摘まむのがイチバン美味いんだよ。ミョウバンで固めたウニなんて臭いだけだ。
ましてやピザなんて。
「ウニは高いから?」
「そうでぇす。いきます?」
ちょいピザを脳裏に描いてオーダーしちゃったんだけど、ちゃんとした(失礼)1枚ピザだった。
だけどひとりで1枚ピザはキツかったな。これの半分のサイズでいいのだが。生地が既製品だからカットできんのだろうな。
ピザ1ピザ2ピザ3
これだけで瞬間的にお腹一杯になりそうになった。
あろうことかTVに映ったのは、デカいサイズのトンカツ、丼からハミ出たカツ丼、拳大の唐揚げが山盛り、それでいて激安で高齢者施設にくっついている食堂、そんなのを見てたら余計に腹が膨れそうになったので目を逸らしたよ。
刺身を見てみた。
「剣崎だから剣崎イカ?」
「そこで獲れたんです、笑」
「んなわけない、笑、ソイにする」
黒ソイだって。黒くないぞ。身体は黒いけど白身、ついでに赤貝も。
ソイ1ソイ2ソイ3ソイ4ソイ5焼酎1赤貝1赤貝2
「こないだそこの斎場にお見えになるのかと思ってたのに」
店の斜め向かいに斎場があって、そこでウチの社員が通夜と葬儀を執り行ったんですよ。喪主だそうな。総務の案内を見たら、げっ!和が家さんのすぐ前じゃないかと。
その方は私の4歳か5歳下だったかな。女性です。
平成24年に自分がこっちに赴任したとき、現地社員から見て私を東京本社からの回し者と思われたフシもあるのだが、その女性は現場の皆にこう言ったそうです。
「ジャンさんは信用していいんじゃないの?」
私もその女性は信用している。「あと何年は辞めない。子供の学費があるから。でもあと何年だけだよ。でもまだ何年もあるよ~」って。
「喪主だってさ」
「タイヘンでしたねぇ。」
「家族葬だから行かなかった。昼だし。来てもまだ店、営ってないでしょ」
コロナが5類になって、テレワークやリモートワークが少なくなり、通勤電車が満員になり、巷に外国人観光客が溢れ、グループ飲み会や宴会や接待が復活、旅行も解禁になって、皆、コロナ前に戻りたくなる気持ちはわからなくないが、葬儀も普通葬が増えてきたようだ。
でもウチの場合、私が誰々と親しいのを知ってて弔事の案内を回してくるのは助かるのだが、一般葬なのか家族葬なのかわからないところがある。
外に出ていたらそういう連絡が来て、
「行かれます?」
「行くしかないだろうな」
そう返事すると、
「だったらすみませんが、社長の分と会社から出る分を建て替えて貰えますか」
でもって出向いたら家族葬だったのだ。受付もないし。読経が終わるまで私ひとりずーっとアウエイ状態なんですよ。
それがコロナ禍で3回あったのでさすがに言った。
「行ったら家族葬だったじゃないか。そういう情報をくれ」
揚げ1揚げ2揚げ3揚げ4揚げ5揚げ6
お隣に座った方は前もいらっしゃったが、近日中に水戸にご出張だそうで。
水戸は春先に私も出向いたが、高崎と違って新幹線がないので、常磐線が運転見合わせになったらどうしようもなかったね。2回、そういうのに遭ったんですよ。龍ケ崎駅と牛久駅でじーっと待ってたもの。
高崎から水戸だとどういうルートで行くかって話になって、迂遠でも新幹線で上野まで戻って、常磐線特急で向かうのがベターなんだけど。
「水戸の会議って何時からなんですか?」
「10時からです。なので両毛線で小山まで行って、小山から水戸線での~んびり行こうかなって」
長閑でいいけど10時に間に合うだろうか。真面目に心配して差し上げた。
「こないだTVの六角精児の呑み鉄旅で関東鉄道と真岡鐡道が取り上げられてたんだけど、1日飲んで、電車乗って、また飲んでばっかりなんですね。途中の下館で水戸線に乗り換えて友部かどっかの酒蔵に立ち寄ってました。そんな電車なので、10時の会議に間に合う電車じゃないと思うんですけど」
爆笑が湧きあがった。

焼酎ボトルがようやく空いた。
「入れますぅ?」
「入れても次回、いつ来れるかわからないし。空くのに時間がかかっちゃうよ」
入れたことすら忘れてしまう。店から言われて、え?あったの?ってのがよくあるのよ。
やっこ1やっこ2
タクシーから
社長さんもG屋さんもBさんも来なかった。静かでいいっちゃぁいいんだけど、この店の常連さんで今日もカウンターにいるママさんと、店の料理でデッカく育った坊や、息子さんが後から来てテーブル席に陣取った。
カウンターのママとテーブル席の坊や、距離を感じさせない母子バトルじゃないんだけど母から子への叱責かなぁ、その強烈さにアタられてお暇してしまいました。
でもってASLIである。
Blogに載ってたシーバスリーガルをいただいた。
アス1アス2アス3アス4アス6
シーバスは家でも地元のスナックでも飲んでるよ。私は洋酒に詳しくないので(日本酒もだが)飲みやすければいいのさ。
シーバスの空き瓶から蒸気が噴き出ている。
「まさか酒?」
「いえいえ、水ですよ」
アス7アス8アス9
マスターは日曜昼飲みの場が限定されてるのをややお嘆きである。朝飯、そじ坊、サブリナ、こないだは東口に進出したけど。
もう竜苑や下山には行かれないのかな。くるまだと飲めないか。
「火事の跡地にできた中華酒場なんかどうです?」
「???」
「郵便局の、レンタカーの、豊田旅館のこっち側は?」
中華居酒屋「龍翔」のことですが、言っといて何だがイマイチ私はソソらないんだよね。
「ああ、あそこは日曜営ってないんです。思い切ってGUSTなんか・・・」
GUSTねぇ。
支店勤務の頃、夜食にテイクアウトを取ったことがあったな。会社経費の上限が1000円でさ。1000円を超えるといいモノがあるんだけど。
アス10
カウンター脇にあるディスプレイでYouTubeを流す。
マスターのおススメは、シャカタク、Night Birds、
私は何故か、KANSAS、(アメリカンプログレハード)
お客さんがいないので、MusicPubの様相を呈してきたぞ。
アス11
気が付いたら22:45になっていた。
始まりが19時~とやや遅かったからな。早く寝ないと明日に差し支える。
寝たのは23:00過ぎだったと思う。都会だと夜はまだまだこれからだが、髙崎にいるとすぐに朝が来てしまうのである。

1800円モーニング

「最近の高崎はホテルが増えてるのに予約が取れなくて」
「イベントがあると人が集まるみたいですね」
「地方再生の一環だろうか?」
「いやぁ、どうでしょう」
ASLIのマスターは首を傾げた。でもホント取れないんですよ。東京本社の連中も今は皆日帰りだもの。
さて今夜の宿はルートインでも駅チカでもないのだ。前に利用していたドーミインなのだ。
夜泣き1夜泣き2夜泣き3夜泣き4
七、梅ふく、BAR2軒、そしてホテルに戻って夜泣きそばを食べてしまった。これは4軒ハシゴのタイトルにもう1軒加わって5番目になるのかな。飲んでないから加えないでおく。
業務用のインスタントっぽい素のラーメン、
夜泣き5夜泣き6夜泣き7夜泣き8夜泣き9夜泣き10
無料サービスだからとやかく言う筋じゃないが、以前より遥かに高価格になったこのホテルで宿泊料金込みということで言わせていただくと、このクラスで、このボリュームで、麺が半ダマになってるってのはイカンな。
素人感が丸出しである。
業務スープの醤油味、塩気が強くなった気もするな。
夜泣き11夜泣き12夜泣き14夜泣き15夜泣き16夜泣き17
飲んだ後のラーメンは身体によくないって?
そうでもないみたいだぞ。以下は他からの転載ですが、飲んだ後は塩分を欲するといふ。アルコール分が血中と神経細胞に入り込み、脳からの神経命令が伝達し難くなる。脳は神経機能を回復させようと伝達に働くナトリウムイオンを欲する。だから塩分を欲する。
肝臓が働くのに必要なエネルギーはグルコース(炭水化物)と糖、脳がグルコースを取るよう命令を出す。
酒飲んでWCに行くと、ナトリウム、カリウム他の栄養素もかなり出てしまうので、体が炭水化物や水分と塩分を欲する。
なので、ラーメンは今の状態に適っている食べ物だ!

部屋に戻ったのは22:30頃だった。そして23時に寝た。寝る前、ペットボトルの水をガブ飲み、三共の消化剤と、ロート製薬のパンシロン01プラスをダブル服用した。
これが結果、良かったのだ。
翌朝、起きたのは6時、私にしては遅い方で、実は4時に目覚めたのだが胃腸薬を飲んで二度寝したの。そしたら腹の虫がグーグー泣いている。
まだイケそうだぞと過信した。
朝19朝18
夜泣き蕎麦の会場が朝バイキング会場で、入りかけたら生意気そうなホテルのオンナが、
「お部屋の番号をお見せくださぁい」
キツい口調で誰何するように言いやがった。今回の宿泊は朝食無しで会社の精算上限なので朝食代は自費で別に支払ったのよ。その金額は1800円ですよ。
私は前夜INしたときに前払いして内金領収済みの紙を預かっている。フロントで「食堂ではお部屋のキーをお見せください。」と言われたけどこういうことだったわけね。
私は憮然としながら右手に内金精算済みの紙を握ってる。キツく推挙しやがったオンナにその紙を見せた。
鼻っ面に突きつけてやりたかったよ。オラ見ろって。
「あ、確認いたしました。どーぞ」
さてはYouTuber対策か?まさか私のことを日本をナメきったどっかの外国人と同じ類に見立てたってわけじゃないだろうな。無銭飲食、無賃乗車、それを動画Upするあれですよ。
チェックが厳しくなったな。過去に朝食券があっても「これだと外から来て食べられちゃうのでは?」そういうホテルも過去にあったからね。
反面、コロナ対策がユルくなった。アクリル板もないし手を消毒しろ云々も言われなかったし、薄い透明手袋もなかった。
入ってすぐ右には酒の肴みたいな小鉢が並んでいた。
朝1
「味めぐり小鉢横丁」というそうです。
ホテルのHPから。「カラダに優しく、見た目も楽しくなるように調理し、一口分ずつ小鉢に取り分けました。
小鉢横丁も温かいものは“温かく冷たいものは“冷たくご用意しております。
お一人さま何種類でもいくつでも。お盆に載せ切れなかったら小鉢横丁はいつでもお待ちしております。」
イカのなめ茸和え、蓮根金平、卯の花、小松菜と湯葉のお浸し、ホウレン草と蒸し鶏のナッツ和え、メカブとろろ、温泉玉子、冷や奴、納豆、
これらは酒の肴か?
納豆はまだしも他は朝飯らしくないね。私は全部スルーしてしまった。
お次は里芋と鶏肉の煮物、鮭塩焼き、煮物が少しだけ、塩焼きはケチくさいカットだが、ルートインみたいに紙みたな薄い鮭でもなかったよ。
朝2
上州麦豚カレー、この手のカレーは辛くないと相場が決まているようなものだが、少しいただいた。
横にキャベツの千切りがあります。後でわかったのだが、このキャベツは左にある揚げ物コーナーにあるカツと一緒に盛るソースカツ丼用らしい。
朝3
目玉焼きにインゲンが添えられてる。スクランブルエッグはどっかの木の朝で出されるリゾットやパスタの小器だった。
朝4
最後に揚げ物、上州麦豚ヒレカツ、海老フライ、鶏唐揚げ、皮付ポテトフライ、と、ボイルソーセージ、
朝5
で、こうなりました。
朝6朝7朝8
揚げ物は揚げ置きの温めです。タルタルソースがついてたのはよかった。
味噌汁はぬるいです。具はエノキが主だったかな。
量は少なく種類を多くチョイスするのがジャン妻バイキング、私は好きなものだけ多く取るバイキング、そういう意味では私に叶わなかった。カツ、海老フライ、鶏唐揚げ(選ばなかったけど)揚げ物だけ大量にチョイスするわけにいかないし。
生野菜は気が付かなかった。何処か隅っこにあったのかもしれないけど。ETVに掲示してある写真にも生野菜は写っていなかったようだが。
ドーミイン高崎の食事処は昨夜の夜泣きそばと同じスペースしかないのでそんなに広くない。小鉢に入れて並べてあったり、カツと海老フライのように手前と向こうに並べたりするしかないのだ。
朝9朝10朝11
朝14
朝12
甘口カレーに小ライスを突っ込んだ。カツカレーにはしなかった。ヒレカツは合わない。ロースでないとな。
カレー雑炊みたいになっちゃったね。
朝15朝16
甘いカレーです。ぜんぜん辛くないの。
カレー=辛ぇ、ダジャレじゃないけど、甘ぇ、ですよ。
悪くはないんだけどね。1800円だと元を取ったとは言えないわな。
この日のメニューで1800円をクリアするには何をどれだけチョイスすればいいのか。1800円の金額をクリアするには、入ってすぐ右にあった納豆以外の小皿たちを1個ずつ取って平らげたら元が取れるだろう。
1000円から1200円で充分お腹いっぱいになるだろうけど。
朝17
部屋に戻って、さぁ歯磨きしてカオをあたったら出ようと意気込んだら部屋に歯ブラシも剃刀もないのだ。
ホテルの隣にコンビニがある。かつては敷地内にトロッコが敷いてあった石材店がセットバックした跡地を歩いてコンビニに向おうとしたら、フロントにこのように置いてあったのだ。
前は部屋に置いてあったのだが今はそうしなくなったらしい。昨夜インしたときはこのコーナーの説明はなかったぞ。アメニティバイキングともいえないこの不親切さ。
ド4
これを書いているのは11月初旬の週末で、11月半ばにプチ業務で高崎に出向くことになる。でも泊まるほどの業務ボリュームはないのだ。
それとは別に、ジャン妻が「七に行きたい」と仰せです。これは2泊3日で。私にしては珍しくマトモな観光も予定しています。

4軒ハシゴの夜

まだ酔いはそれほどでもない。七さんで1本で抑えたし、梅ふくさんは本醸造の燗酒だし、無濾過や生酒とかキツいのを飲まなければいいんだ。
通り町に戻り、葉っぱに絡まっている3軒めの扉を開ける。
アス1アス2アス3
「おう、ジャンさんお久しぶり」
「どうも、前回はあっちへ行っちゃったからね」
そう言いながら肩が痛くて上がらない右腕であっちを指した。
マスターは苦笑されたような、それでいて「行って下さったんですよね」ともとれる微妙な眼差しと口許であった。
この後、あっちにも行けるかな。
アス4アス5アス6アス7アス8
「七さんと梅ふくさんで、ここで3軒めですワ」
「昼はどちらへ?」
「渋川と、吉岡、榛東とか」
首都圏で採用した子が群馬の某所に異動させられて2年経ち、今年の暮れで任期満了「さて、今後どうします?まだこちらにいます?」の面談があるのだが、その対象者はこっちでお相手を見つけて世帯を持ったのだ。
そういうのは初めてのケースでそれの総務的な対応で来たのです。
会社契約の住宅が個人契約に切り替わった。どうやって知り合ったかは詳しく聞いてない。
市の窓口で「人口がひとり増えて嬉しいですワ」と言われました。
アス9
群馬に飛ばされた平成24年に短大卒で採用された子は当時は20代前半だった子が今は1児、または2児の母で、30代半ばでもう家を建てたんですよ。
それも100坪の敷地にオーダー建築だもんな。
「どの辺りです?」
「やっぱり吉岡とか榛東とか。あの辺りって人口増えているんでしょ」
ベッドタウンとして人口が増加傾向にある地域らしい。土地の坪単価の話になったと思うんだけど金額は忘れた。首都圏と比べたら信じられない安値だったということにしておく。
「ウチなんか30坪なのに」
それは今、住んでる家のことね。建て替えてる実家はそれよりは広い。
「吉岡とか榛東とか、あの辺りは市との合併を拒否ったって聞いたけど」
「自衛隊がありますからね。もとは北群馬郡だし」
相馬原駐屯地や演習場のことである。今日も現地を散策・・・じゃないけど、コンビニでくるま停めたり、携帯が鳴ったので路肩に停車したら上空をヘリが飛んでたな。
地面の下を新幹線が走ってる。でも駅はない。その辺りを察するにお金がある村や町なのかも知れない。

「竜苑って吉岡でしょ?」
「そうです。吉岡の外れですけどね。くるまでないと行けないし。距離結構ありますからね」
それじゃぁ日曜日の昼飲みもできないですね。昼、夜、1回ずつ行ったけど、今も営ってるのかな。厨房からオーナーシェフの怒鳴り声が聞こえてきて、フロアに出てきた女性スタッフの表情が固かったのを覚えている。料理はまぁまぁ美味しかった。
アス10
「これ、もしかして千葉の人の?」
「そうですそうです」
1枚いただいた。開封した。ビリビリビリ。
「お見えになったのは・・・」
いつでしたかな。忘れた。アス11アス12アス14
マスターは、あと20年は頑張りたい」って。
「梅ふくさんは、あと5年営るって言ってましたよ」
あと20年となると引退された「とまや」さんぐらいになっちゃうね。私とはご縁は無かったけど。
「そこの〇郎さんが今、ななじゅう〇歳でしょう」
まだまだいけるってか。引退するとガクッって体力落ちるのかもね逆に。ではずっと現役でいてください。
「あちらにも行くかも」
「笑」

そんでもってまだ大丈夫そうなので、もう1軒、4軒めに突入した。葉っぱに覆われた石垣、ボンゴレ夫人のBARへ。
ボンゴレ1
ボンゴレ21ボンゴレ22ボンゴレ2ボンゴレ3
ボンゴレ8
「前にお見えになった〇屋さんですよね?」
間違っちゃいないけど、〇屋さんというより〇局のチェーン店、そこの東京本社の者なんだけど。
「あっちに行ってきたとこ」
「まぁ、それはそれは、笑」
あちらにも行ってくださったんですねと微笑まれた。
壁の棚にキープボトルが並んでいるから、BARなんだけど歌のないスナックに見える。ディスプレイにはブレッドトレインが流れていた。スタチャンで観たけどうるさい洋画だったな。だいたい日本を知らない向こうの監督が描いた日本風景って今でもこの程度なのかと呆れたものだ。
ボンゴレ5ボンゴレ6
おや、そうか。この店は料理が少し出るんでしたね。
イカとキノコのマリネだったかな。薄く酸味がある。
ゴボウの何とか、前にいただいたけど、それは固辞しました。
柿の種は山葵味で、ビールが欲しくなっって、ハイネケンを1本飲んでしまったという。
ボンゴレ7
ボンゴレ9ボンゴレ10ボンゴレ11
何を会話したのか記憶が曖昧なのだが、自分では乱れなかったと思います。何か思いだしたら追記しよう。
シングルで2杯か3杯、チェイサーをガブ飲みした。翌朝、意外とスッキリしたのはこれのお陰かもしれん。
ボンゴレ12ボンゴレ14
2人は一緒に営やらないのかな。並んでるのを見たい気がする。
たまには店を入れ替わるとかいいかも。あっちのBARにママがいて、こっちのBARにマスターがいたら知ってるお客さんは仰天するだろうな。
ド1ド2ド3

4軒ハシゴの夜

今宵は群馬八幡にするか、高崎駅チカの界隈で済ませるか。
結果、後者になった。疲れてたのと、自分対店の人ならいいが、自分対店のお客さんも相手にできる気分じゃなかった。
となると、1軒めは七だな。
店1店2店3
引き戸を開けた。マスターTさんが所在無げに暇そうにしてた。髷のままで随分と長くなったな。武道家か舞踏家だったのがアヤしい祈祷師みたいになってる。
「髪切らないの?」
「めんどくさくて」
「料理はめんどくさくないの?」
「笑、別に切らなくてもいいかなぁって」
髪を伸ばそうが髭を伸ばそうが個人の自由だが、どうもこの人の考え方ってようワカランところがある。髪を切るのがめんどくさいって?
何も考えてないのかも知れないが。
店内1メ1メ2
「達筆過ぎて読めん」
「どれッスか?」
「このかわはぎ・・・何て読むんだ?」
「かわはぎの肝和えです」
やっぱりそうか。後でお酒の時にしよう。だが、タイトルに合うとおり、今宵はこのトシで4軒ハシゴにTRYするのだ。1軒1軒は少量にしなくてはならないな。
髷とロン毛1髷とロン毛2最初の膳1最初の膳2
おとおし、キュウリと、この白いのは何だろ。イカかなぁ。微かに燻製の香がしたんだよ。
だけどこの黄色い小皿、穴に親指を通して半月の外側を鋭利に研いだら、立派な暗殺用の凶器になりそうだな。
お次はカツオ、カツオもマイブームなのです。戻りカツオって美味しいね。初ガツオが出たときはそれが美味しいと思うけど、戻りが出たら断然、こっちの方が美味しく感じるもの。
カツオ1カツオ2カツオ3
カマスのフライ生野菜添え、あまり脂がのってるとは言い難いです。あっさりしている。
カマス1カマス2カマス3カマス4カマス5カマス6カマス7
「今日は仕事っスか?」
「そう、大した案件じゃないけど。群馬に飛ばした女性社員で、初めてこっちで彼氏見っけて、名前が変わる子がいるんですよ」
「へぇ。こっちで」
「そうそう。今回はそれで来たの。その子から群馬に飛ばされる前に、群馬ってどんなとこですか?って聞かれて、いいところだけど君が赴任するところは古墳しかないよって言った」
「笑、何処に住んだんですか?」
「吉岡か榛東だって」
「ああ、ありますね古墳が。でも自分も学生の頃はアタリマエのように古墳とか見たし、あって普通でしたよ」
「山名の方にも古墳あったね」
「そうそう」
「神奈川には古墳なんて殆どないよ。開発でみんな無くなった。私も考古学とかサッパリなんだけど、あの土盛りの山は見てて萌えるね」
私はそう言いながら、古墳の形状を片手で形づくった。丸みを帯びた女性の裸身を描くように。イヤらしいな。
マスターのご実家の方にも古墳がポコポコあるそうである。私は古墳を見に行っても考古学がサッパリダメなので、人がいないのをいいことに登ってみたりとかね。首長のお墓をですよ。

純米酒にして、かわはぎの肝和え、ちっちゃいなぁ。
カワハギ1カワハギ2カワハギ3
「引退してスポーツとかやらないんスか?」
相手を見て言ってください。
「やるわけないジャン。スポーツは身体に悪いと思ってるしね。パワハラの温床だし。プロスポーツだって結果しか見ないモン。でも歩いてますよ。1日に2万歩は普通に歩いてる」
「に、にまんぼ、ですか?」
「27000歩とか」
「!それって仕事で?」
「もちろん。歩かないと終わらないから。あそこへ行って、次にどこそこに行って、ラウンドするわけですよ。もちろんずっとずっとずーっと歩きっ放しってわけじゃなくて途中では公共交通機関を使うから」
「群馬じゃ考えられないっス。2万歩なんて」
「バスや電車がないからね。マックスで3万いったときが脚にきたけどな」
「!!!」
「くるま社会の群馬ではそんなに歩く人はまずいません」って言われた。前に椿町の食堂でも言われたな。まぁそうだろうね。

締めは石垣鯛の刺身、海鮮モノばっかりになっちゃったな。
イシガキ1イシガキ2イシガキ3
私は会社命令で群馬に行けって言われて、会社命令で1年で帰京させられたのをまだ根に持っているのだが。
その頃住んでたマンションは今もあるけど。
「高崎ってマンション増えましたね」
「そうなんスよ。ウチのお客さんでも新幹線で東京まで通ってる人いますよ」
「高崎から東京まで新幹線通勤がオッケーなら、私だってこっちに住んで、東京まで通ったのになぁ。」
「笑、今からでも」
「それがさぁ」
実家を解体して建て替え中の話をして、
「なので、こっちに住んで東京に通うという、それは叶わぬ仕儀と相成りました」

七さんには来月、ジャン妻を連れて来ることになる。予約しました。
店4
さて、七さんで生ビール1杯、純米酒をチビチビと1合、これだけじゃぁ当然腹持ちしないな。アテも海鮮モノ、それも刺身中心で小さいネタばっかりだったからな。
このときバスの時刻がちょうど良かったので、今から群馬八幡に繰り出そうかとバカなことを考えたのだが、あの店に行ったらアクの強い常連客たちにいい意味で絡まれて長居してしまいタイトルを完遂できなくなる。
銀座アーケードのあの店にしよっと。おでんで腹持ちさせよう。
銀座1銀座2
錆びれているな。客引きもいなかったな。案内所にいたアニさんが私に一瞥をくれたくらいだ。
店1
店2
引き戸を開けたら盛況で、カウンター、詰めて貰って真ん中に陣取った。
見知った人もいた。これから店を開けるお水の女性や、遠方から出張で来た人、その人に「ここがこういう店だよ」「群馬はこういう土地柄だよ」と文化を吹聴する人、小上がりも殆ど埋まっていた。
「この人(私のこと)川崎の人だから」
「違いますって」
「ああ、横浜だっけ?鶴見って横浜なの?」
「まぁね。鶴見と川崎と蒲田は同じに見えますよね」、そう言って煙に撒いた。「神奈川から来た者」にしといてください。
店内1店内2店内3
お酒は銀盤(これしかない)のぬる燗にした。
「何で群馬なのにねぇ。ごめんね。富山の酒でごめんね。ごめんね。」
この時間でもう酔っぱらってますか。まだ19時過ぎですよ。
ポテサラ、この雑な盛り、投げつけたように盛ったでしょ。崩れてるし。
ポテ1ポテ2ポテ3ポテ4おでん1
「こないだは来ていただいたのにお断りしちゃってゴメンなさいねぇ」(ママ)
「ええ、遅かったしね」
本音は「閉めるの早くね?」ですよ。引き戸を開けたらバッテンされちゃったのである。
21時前だったっけか。あの後は祭り囃子のリハーサル音から逃げるようにボンゴレ夫人のBARへ行ったんだった。
この店は何時までなんだろう。「あと1時間で閉めちゃうから」というので時刻を見たら19時過ぎじゃないか。20時クローズなのかもしれない。
それでいて「早い時間に来てもぜんぜんオモしろくないんだよぉ」と右端のお客さん、20時なんて東京では宴たけなわですよ。
まぁいい。さて、小腹を満たさなくては。
「おでんちょーだい」
「アイ、で、何?言ってみてくれる?」
「おでん、がんもどきぃ、大根、さつま揚げ、ニンジン、昆布」
「ええっと、何だっけ?もう1回、復唱してくれる?」
ヤバい、酔っぱらってる。
「こっちも覚えてない。嘘、そんなこたぁない。ええっとね、がんもどきぃ、(ああ、あったあった)、大根、さつま揚げぇ、(あったかな)、そこにあるじゃん、ニンジン、(デカいのを拾ってくれた)、昆布ぅ、(2枚くれた)」
おでん2おでん3おでん4おでん6店内4
ある常連さんが「マスター、まだ自分の酒、飲んでくれてないじゃん」
聞き違いではない。自分とこに酒がきてないんじゃなくて、自分の杯を飲んでくれてないという意味です。
だが私はマスターに注がなかった。マスターが言うには「医者に止められて。1日5杯はダメだって。なので3杯にしてるの」そう言うからである。これでも末端とはいえ医療業界の人間だからね私は。
大丈夫かな?
「でもあと5年は営るから」
昨年も一昨年も、「あと5年」って言ってたような。
店3店4
では通り町へ戻ろう。BARが待っている。どっちへ先に行こうかな。

打ち上げの筈が

やっと終わった。重たかった緊急な案件で私の担当分が片付いたぞ。両腕を天に伸ばしたい気分だ。肩痛いから伸ばせないけど。
10月に振って湧いた新規案件は毎週のようにヤマがあって、①事前相談、②現地面談、③新規申請、④立ち入り検査、⑤廃止と許可証GET、そして⑥県への申請、今日は⑥で「新しいコード票はいついつ投函されます。電話での問い合わせは、いついつの9時以降にお受けいたします・・・」
これでもう安心だ。明日から引き継いだ後続部隊が続々とそこに派遣されるのである。
店1店2大皿1出番が無かった糠漬けメ1メ2最初の膳2最初の膳1
刺身をオーダー、お品書きの右から平目、真鯛、本鮪赤身、赤はた、すみいか、
「にぃ、にぃ、にぃ、にぃ、よん」
「イカだけ倍ですね。カツオもありますけど」
「あ、それも入れてください」
6品盛りがひと品増えて、7品盛りになったぞ。
刺身1刺身2刺身3刺身4
「終わったの?」
「ウン」
「お疲れでした。タイヘンだったね。で、アタシの話してもいい?」
ズルズルズルッ、ズっこけた音、
何だよ。今宵は私のお疲れ会、慰労会じゃないのかい。そういうのを聞かなきゃならないのか。勘弁して欲しいんだけどなぁ。
じゃぁ仕方がない。私は自身の達成感を脇に置いといて、ジャン妻に併せて愚痴じゃないけど憤懣を語るしかないじゃないか。
内容はジャン妻に今日起きた奇禍でもないのだが、困ったちゃんネタだった。
在宅勤務が可能なら週2日に調整されたのと、ホントはその日は出る日なんだけど往復の通勤時間がもったいないのでもう1日在宅勤務させてくださいってのと、在宅での時間外勤務の是非と、時間外が個人の生活給になっちゃうのと、上から、「そこまでやらなくていい、それ以上は趣味の領域」なんだか聞いてて疲れる内容だったな。
正直こっちは疲れてるのに。自分の業務的には解放感があるのに。
生返事だけしてるとジャン妻はキッとなって、自分で切り出したクセに私の慰労会が台無しになりかねない。聞きながら、口を挟まなくてはならない。
「在宅勤務を増やす、出勤社員を減らすことで経費節減になって、上の者の評価が上がるってわけ?そういう会社のネタを知ってるけど」
「そうではないわよ。そんな会社があるの?」
「今もそうなのかどうかはわからないけどな」
結論なんか出ないですよ。今日はこういうことがありました、だけで終わりです。

突発した緊急案件が片付いたので私は通常業務に戻る。戻るにしても後任の育成、引継ぎに繋がるのだが。ちと困ったことが。
13人いる部下たちで、私が後継者筆頭候補に考えてた者が退職になるのと、他2名も退職、1人が転勤になってしまった。13人のうち4人欠は痛いな。
2人は補充される予定なのですが、私が引き継ぐには全くズブの素人なのでまたイチから教えなきゃならないのだよ。
会社上層部は私の業務継承について真剣に考えてくれてるのかなぁ。そうじゃないならもう引き継がないで「では、サラダバー!」バイチャしちゃってもいいかなって思うようになっちゃってね。
いなくなったらなったで、残る者が、いる人間がやるしかない。やればいいんだからな。
「それでもいいんじゃない」
「精度は雑になるだろうな」
おでんも単品が書いてあったので、手作りがんも、じゃが芋、玉子、ふろふき大根、手作りイカ天ボール、
「これも全部、にぃ、で」
そしたら何のことはない、盛り合わせになった。
おでん1おでん2おでん3おでん4
「ジャガイモ追加でもう1個食べたい」
「おやめなさい。でもマイブームのようね。何で?」
「何でって・・・」
何でだろうな。ジャガイモが食べたい気分なんですよ。敢えて理由を挙げるとしたら、今、改築中の実家の建設業者が北欧スカンジナビア国旗の会社なんだけど、どうせならその国の文化を知ろうと思っていろいろググってたら食文化にジャガイモがあつのだよ。
「あの辺の国ってのは寒冷地だから、寒さに強い野菜栽培だとジャガイモが欠かせないんだって。それを読んだせいかもしれないぞ。」
「そういう理由で?」
お品書きにはないけど、ここに移転する前にいた場所を文字って、虎ノ門スープと呼んでいる逸品、
タマネギ1タマネギ2タマネギ3熱燗の店今日は熱燗
マスターと目が合った。照れ笑いしている。
「何か今、オモシろいことやってましたね」
「見ました?」
「見た。だって目の前だし」
ガスレンジの上におでんの大皿を載せて直火で温め直そうとしたんですよ。そしたら安定が悪くて、ガタッと傾いてアヤうかったのだ。
大皿2マスターがオカしなことを真鱈白子1
真鱈の白子ポン酢、
「前はこういうの見向きもしなかったクセにぃ」(ジャン妻)
前はこれのプニョプニョした食感がイヤだったんだよね。今は大好きだ。白子もそうだが、イクラとかタラコとか、好きになっちゃってねぇ。齢を重ねると嗜好も変わるもんだね。
真鱈白子2真鱈白子3
木耳と三つ葉の玉子焼き、
大船の和風玉子焼きに似てるな。スパムステーキの店でも。
これで満腹になってしまい、お会計お願いしたら「もうお帰りですかぁ」マスターが子供みたいなふくれっ面をしたよ。
玉子焼き1玉子焼き2玉子焼き3玉子焼き4店主夫妻店3店4
地元駅に着いたら、
「久々に(スナック)行ってきたら?
日々の晩酌以外に二次会=歌=スナックは抱えてた案件が片付くまで避けてたたのです。ストイックだからね私は。
ジャン妻は先に帰った。スナックのドアを開けようとしたら、背後から「ジャンさん」声がかかって振り向いたらママだった。
「久しぶりじゃない。どうしてたの?病気かと思って」
1ヶ月半ぶりです。
「1ヶ月ぶりでも声出るじゃない。変わらないわよ」(ママの営業トーク)
スナックでは95点以上をマークすると曲名と名前が書きだされるのです。
上手い客の名前&曲名カードは床に届かんばかりである。気持ちを込めて歌うより、音程に忠実に静かに歌う方が点数に繋がるみたいだ。
でもそれじゃオモシロくないともいえる。私は1枚で1回だけです。それも2年連続で同じ歌なんですよね。

個人的勝負メシ

新橋のガード下です。時刻は10:30、まだ「天下一」のOPEN11:00には30分ある。
でも11:00まで待ってられない。13:00には千葉県某所にいないといけないのだ。
新橋1
しゃーない。このチェーン店で勝負メシとするか。
勝負メシとは大袈裟だが、10月に突然私に振って湧いた難業務、緊張を伴う最後の日を迎えたのだ。
店1店2店3店内1
私が日高屋なんてのを利用するのは、今日の昼はどうでもいいやモードのときである。または急いでいるとき。
「ゲッ、タッチパネルかよ」
口に出てしまった。でも日高屋さんのタチパネは、松屋や魁力屋、CoCo壱ほど難儀ではない。前にタッチしたことがある。今日はマズったらしい温麺は避けて定食にすると決めた。簡単な筈だ。
ゆっくりマイペースで闊歩する女性スタッフが冷水コップを持ってきて、プイと踵を返してしまった。
店内2店内3店内4箸箱
今日のアポは千葉県某所で13:00なので、午前中は何処へ行くでもなく朝から午前11時までは自室で在宅勤務しようとしてたのだが。
自室でブィーッと振動音がした。
何だろ。私の携帯じゃなかった。
またブィーッと鳴った。今度は私の携帯だった。見たらジャン妻からメッセが入っていて、
「会社携帯を忘れました。デスク上で充電してありますか?」
「あるけど」
「今日、会社来ますか?」
持ってこいってか。今日は13:00に千葉だから今から出れば寄れるけど。
その前に、
「鳴ったら出てやるよ」
「やめてぇ!」
ウチの会社は2層組織でジャン妻は私らの会社を支配・・・というか、管理する側の会社にいる。ジャン妻に架かって来る電話の相手は私の知らない人が多いのだが、架けて来る側は私を知っているらしい。
ジャン妻の携帯に何回か出たことがある。出る筈のジャン妻が出ないで私が低いこもった声で「アイ〇〇です」出ようものなら相手がギクッと固まるのがオモシロくてさ。
「いませんよ」、
「今、生ゴミ出しに行ってます」、
「今日は有休じゃなかったかなぁ。今、洗濯してますよ」、
相手を恐縮させるのがオモシろいのだ。こっちは普段から支配される側、管理される側にいるから、逆襲の材料になるわけですよ。
それが昂じてジャン妻は怒った。「絶対に出ないで!」って。
でも携帯を自室に忘れてったからには、
「出るのが礼儀ってものだろう」、
「絶対にやめてっ」
だがこの遣り取りの後でジャン妻の会社携帯が鳴ることはなかった。社の掲示板に「今日は会社携帯を忘れました」メッセージを流しやがったからである。
「そのまま置いといて」
しゃーない、持っていくか。千葉に直行するところを途中下車して届けたんですよ。事務所のドアをバンと開けて、上会社のシマ(部署)へズカズカと歩み寄り、目を見開いたジャン妻に「オラよ」とばかりに投げつけて、
「何をやってんだっての!」
こっちは急いでいる。ウチの会社連中も何事かと思ったフシはあるが、他は誰とも接しないで事務所を飛び出した。15秒もいなかったと思う。
で、JRに乗り換えるべく、メトロから地上に出て新橋駅ガード下にいるわけですよ。

テーブルにはラミネートされたカラーメニューはない。このタチパネで検索するのです。日高屋で唯一マシだと思っている
タチパネ1タチパネ2
生姜焼定食、ご飯普通をカートに入れて、サイドオーダーのつまみをタッチしてキムチなんぞをOnしてしまった。オーダー確定である。
遠めに厨房の方を見たら調理も男性ひとりでやってた。ひとりじゃぁねぇ。細かいところに目がいかないわな。タッチパネルが引っかかっているボードの上なんかゴミと埃だらけですよ。家庭感ムキ出しな旧い店の内装を見慣れてる私でも汚いなと思ったもの。
あとからポツポツと客が入って来る。いずれもひとり客、会社員か昼飲みの初老の男性、お爺さん客、タッチパネルに不慣れな、苦手な人はスタッフを呼ぶしかないのだが、美系なのにムスーッと能面カオした女性スタッフがアンドロイドのように闊歩しているだけである。やる気ゼロに見えるのだ。あまりに無愛想なので、日本人なのか向こう(大陸か半島か島)の人なのかもワカラン。
タッチパネルなんぞを導入すると店側のオーダーミスが削減される替りに、スタッフの接客接遇レベルがガクンと下がる傾向にあるね。教育要らないもの。ひとりでもオバちゃんスタッフがいた方がマシです。
でも、南千住駅前店みたいに、オバちゃんスタッフがひとりだけで切り盛りしている時間帯は良くないね。
https://junky.fc2.net/blog-entry-218.html
若いスタッフばかりで柔軟な対応ができないクレームの温床みたいなT塚駅前店も酷かったな。
https://junky.fc2.net/blog-entry-224.html
同じチェーン店でも、餃子の王将なんかだと武蔵小杉店、二俣川店は良かった。では同じガード下でひとつ間を置いた品川寄りにある王将新橋店はどうだったかな。
王将は確か11:00~だったと思うけどな。今いる能面スタッフの日高屋は10:30にOPENなので、その30分差でこっちに決まっただけである。(後日、王将も10:30~なのを確認しました。)
ひとり調理だから時間がかかるだろうさと会社携帯をイジって待っていた。
生姜焼き1
これが今日の最終局面を迎えた私が選んだ勝負メシですよ。
見た目はいい感じじゃないか。玉葱入り。キャベツは少ない。ツルツルでテカテカ光ったマカロニサラダにはマヨが大量に添えられていた。
この箸だとヌルヌルして、ツルツル滑って摘まみ難い。
生姜焼き2生姜焼き3生姜焼き4マヨ多いス1ス3ス2キューちゃん増えたか?キムチ1
肉は柔らかく良質な方だと思いますね。麺類に入ってるクズ肉とは全然違う。野菜タップリタンメンの豚肉はヒドかった。殆どゴミ同然のクズ肉の切れ端だった。どうしてこんな差があるのかなとも思う。
甘辛いタレで美味しい。ご飯がすすむけど大盛りは避けて抑えた。
キムチはおまけ。そんなに辛くないと甘くみてたら後半ビリビリ効いた。スープの味がしなくなったもの。
辛さを和らげる為にマヨに浸けたりする。それでもマヨは多かった。私でも余った。
そういえば竹輪磯辺揚げは無くなってたな。
生姜焼き5生姜焼き6生姜焼き7生姜焼き8生姜焼き9キムチ2キムチ3
会計はタチパネをタッチして会計ボタンをタッチして紙伝票をレジに持っていく。喰い終えた私がタッチしたのをチラ見しただんまり女性スタッフが先んじてレジに立って、早くしなさいよとばかりに待っていた。
タチパネ3店4
新橋2
この内容で1000円以下だから企業努力の程が察せられる。タッチパネルに慣れてる客はイチイチわざわざ店のスタッフを呼ばなくていいから便利だろうけどね。
殆ど声を発しない女性スタッフだった。笑ったら美人だろうに。オジさんはイチコロだろう。わざとやってんのかな。
では最後のヤマをクリアしに向かおう。

SL

内房への日帰り出張も大詰めを迎えた。
もうすぐ私の出番は終わる。いったんはお役御免になる。
1ヶ月限定の短期集中業務だった。現地には一度も泊まらなかったのが残念でもある。いつかの茨城行脚もそうだったが、その地に泊まらないと思い入れまでいかないものだ。
バス1バス2
今日はいったん東京本社に出て、品川から高速バスに乗った。小湊鉄道だった。
バス3バス4
東京湾を渡る途中でピタゴラスイッチに出てきた橋の下にアームが伸びる点検トラックを見たぞ。
バス5
バスに乗ってウトウトして落ちかかったのだが。
とある店舗責任者(女性)から、
「こういう場合、どうしたらいいですか?」「誰に訴えたらいいですか?」
不穏な?内容と質問メッセが届いて目が醒めちまった。
(正規のルートじゃダメなのかな。)
(それだと埒があかないのか。しょーがぇなぁ。)
自分也に指針を示してあげた。
「ジャンさんが言うところの誰々さんにこちらの事情を話してみます」
「ウン、そうしてごらん。アイツは現場ファーストだからね」
やれやれ、このトシになって、そういうトラブル、揉め事からは脚を洗ったつもりなんだが。

「城にあるうちなら何とかできたであろう。でも隠居じゃ何もできんよ」←三屋清左衛門みたいだ。
「誰のことを想定して言ってるの?」(ジャン妻)
「まだ引退したわけじゃねぇだろ。力になってやれよ」(プチ)
店1
アポまで1時間以上間があるので、先にSLでランチにしませぅ。
おそらく今日でいったん最後かなと、このときは思ったのだが。
券売機で肉野菜炒めをONした。こないだの焼肉定食はイマイチだったからなぁ。
今日は先客が3人いるのに、
「お荷物あるからテーブル席いいですよ」
ススメられたが固辞した。カウンター席にいた方が人の動きが見えるからな。
そしたら「お荷物は椅子の上に置いちゃってくださいね」、
もしかしてカオを覚えられたかな。今回でひと段落で次回はいつになるか、次回があるかどうかもわからないのだがな。
テーブル席を固辞して「カウンターでいいですよ。だってこらから混むでしょ」って言ったら無反応というか返事に困っていたような様子だった。お客さん昼でも来ないのだろうか。
私は隣の椅子の上にカバンを置いたが、私とひと席空いた隣の客は己のカバンをカウンター上にデンと載せてましたよ。
上に置くかね普通。カバンの底ってのは汚いんだよ。よくないねぇと思った。
店内1券売機店内から最初に置かれたもの
今回も屈強の漢3人である。顔ぶれが若干違っている。何人いるのかわからないが、無休で夜遅くまで営ってるから頭数は結構いるのではないか。
でも女っ気はない。とうとうひとりとして女性の従業員は見なかったな。
ご飯、スープ、しょぼいQちゃんがカウンター上にコトッと置かれた。そして肉野菜炒めが登場。
最初に出されたもの肉野菜1肉野菜2肉野菜3
まさか塩胡椒じゃないだろうなと疑って斜め上から見たら、底の方にタレが溜まっているのが確認できた。肉野菜炒めは塩胡椒ではなくタレがいいよな。醤油でもオイスターソースでもね。
油でテラテラ光っているキャベツ、ツルツルするぞ。
モヤシ、細く切ったニンジンとニラが少し混じっている。豚肉の量もまぁまぁありますが、如何せん全体の量が少なくて、ご飯が余ってしまったんですよ。
肉野菜4肉野菜5肉野菜6肉野菜7肉野菜8肉野菜9肉野菜10肉野菜11肉野菜12ス1ス2
「テーブル席でいいですよ」と言ってくれた男性は券売機をゴシゴシと拭いていた。磨いてるみたいだったが。それを横目に見て、磨き作業が終わったのを見計らって丸椅子から下りて券売機に向かって歩いた。人さし指を立てて「もうひとつ」言い置いてオンしたボタンは、
半ラ1半ラ2
半ラーメン、あ~あ、やっちゃった。肉野菜炒めに醤油スープついてるのに飲み比べになってしまった。
半分・・・いや、それ以上の量・・・ってこともないかな。でも具はしっかり載ってましたよ。どっかの東新宿の嫁と姑飯店で出されるミニラーメンみたいにショボイ具じゃなかった。
半ラ3半ラ4半ラ5半ラ6半ラ7半ラ8
ご馳走様でした。屈強の漢ども3人から別々に「ありがとうございました」3人とも獣が唸るような声だった。
この日でいったん私の房総半島日帰り出張はひと段落した。
次は県の窓口に出向くのだが、それは内容さえ完璧なら郵送でも可なのだが。
最後に店全体を撮ってみる。ローカル感が強い外観です。駅ビルの下に潜り込む用にあるのでアクセスは超便利です。
店2バス11
ひと仕事終えて、これは帰りのバス、
眠ってしまったのだ。起きたら海ほたるを出て川崎側の海底トンネルに入るタイミングだった。
バス12
これは川崎の工業地帯のどこか。扇町あたりだろうか。
それなら苦い想い出がある。前職で社会人鳴りたての頃、扇町の何処かのLNGタンクの現場に派遣された私は、夜間計測作業途中で居眠りしてしまったのです。計測タイミングを1回すっ飛ばしてしまった。データ採取できなかったんですよ。
先輩格がフォローしてくれたが、この居眠りの件で「ジャンには体力と気力不足だ。現場作業は無理」と失格の烙印を押され、二度と声はかからなかったのである。
だがもしその現場で合格の印を押されたら、私は日本中のあちこちの現場を廻る旅人にさせられたかも知れないのだ。私の後に出向いた者が合格して、それ以降はそういうハメになったのです。
私は勤め人としてエンドに近づいている。バスの中で社会人になったばかりの苦い記憶が蘇ってしまった。夜に何処かで飲んで消さないとな。

寝不足の夜

店1店内1メ1
「おとおしは穴子のお寿司でぇす」
穴子ねぇ。
普段、食べないですねぇ。
「そのまま食べてね」
「ウナギはわかるけと、穴子とハモの区別がつかなかったりして」
「そうなの?」(ジャン妻)
「穴子って今日行ってきた内房の町でも釣れるのかなぁ」
その町はくるま社会らしく、駅周辺に魚系の食堂は見当たらなかったなぁ。
穴子寿司1穴子寿司2穴子寿司3
「今日行って来た千葉の某所には、ラーメンにアサリが入ってるんだぜ」
「食べたの?」
「いや、食べてない」
江戸前のアサリかどうかワカランしな。外来種だったりして。
かき揚げ蕎麦のかき揚げにもアサリが入ってるようだ。メニュー写真で見た。それも食べてない。
アサリ、二枚貝だとホタテや赤貝くらいしか食べないな。
それはさておき、牡蠣の季節になってきたようだ。三陸産カキフライ、いぶりがっこのタルタル、
カキフ1
小さい牡蠣だなぁ。温暖化の影響で水温が上がってるのかな。
「これさぁ、ひとくちヒレカツに見えるけどぉ」
「笑、今年初めてですか牡蠣?」
齧ってみたらカツじゃなくて牡蠣だったが、
「変わった揚げ方ねぇ」
変わってるのは揚げ方よりも上から叩いて潰しているようなこのカタチではないか。
カキフ2
このタルタルソースにいぶりがっこなんぞを混ぜるのはいただけないな。異物混入みたいだ。
カキフ3カキフ4ロース椎茸オイスター1ロース椎茸オイスター2ロース椎茸オイスター3
牛ロースと肉厚松茸のオイスター炒め、
肉厚椎茸と謳ってるのでスルーしかけたんだけどジャン妻が「食べたい」って言うからさ。
肉厚っていうからにはデカいカサがデンと載ってるのかと思ったらそれのスライスなんだよね。肉厚と表現する意味ないんじゃないの?牛ロース肉は薄いし。
でもスライスのオイスターソースまみれだからエグさを感じないで何とか食べれた。
他にタマネギとニラ、野菜炒めですねこれは。
ロース椎茸オイスター4ロース椎茸オイスター5ロース椎茸オイスター6ロース椎茸オイスター7
うっかり箸を落とした。替えて貰った。
そしたらまた落としそうになったので、こうやって向こうに置いてます。
集中力がないのかな。上着の袖に引っかかって落ちたんだよね。
「眠いぜ」
「朝4時に起きるからよ」
「緊張してるんだこれでも」
トシのせいで朝起きるのが早くなったのもあるけど、今朝未明に「あ、あれをやってない!」ド忘れしてた案件を思い出して自室のデスクでカタカタやってたんだ。
家を出るのは大概7時半なので、4時に起きてから3時間半カタカタやってたのよ。
3時間半の中には1時間の別枠があって、Up前記事の最終校正とか、頂いたコメントのレスとか、寄稿文の下書きなんかも含まれてるので、業務としては2時間ほどだね。
でも僅か2時間でも1日の進捗度合がぜんぜん違うのだ。
「朝やってたのって今日出すのを忘れてたの?」
「そう。今日が期限だったのだよ」
冒頭でちょろっと話した千葉某所の案件は新しい重要な案件でちょっと難しい側面もあってね。今日だってそっちにも出向かなきゃならなかったのだ。神経が東京湾を渡っちゃって、今日が期限の通常業務の締め切りを忘れたわけよ。朝早く起きてやらなかったら今日期限に間に合わなかった。
思い出す夢でも見たらしい。何者かが夢の中で「ジャン、あれをやってないだろ」とでも言われた気がする。それで目覚めた。
「お陰で間に合ったけど、眠いワ」
「オジジなんだからもう」
「オジとは何だっ」
10月は例年多忙で、そこへ新しい案件が振って湧いたのよ。そこへ今日も行って戻ってきたんだよ。総武線でぐるっと廻るのは時間がかかるし途中で運転見合わせになったらタイヘンなので、品川駅港南口から高速バスで行って戻ってきたのだ。
高速バス内では半分以上寝てたんだけど。
「事務所に戻ったら直帰じゃなかったんですか?って言われた。バカヤロ、直帰ができないほど忙しいんだっての。通常業務が遅れてるんだから」
というのは表向きで、今日はジャン妻は出勤日なので夜は「お外がいい」っていうから戻ってきたのが正しいところではあるんだけど。
転がる箸1転がる箸2ブリ竜田味噌炒め1ブリ竜田味噌炒め2ブリ竜田味噌炒め3
ブリ竜田揚げと青菜のネギ味噌炒め、これも殆ど野菜炒めなんだけどトマトが入ってやがる。赤ピーマンならいいのにな。
「まさか国産モツのニンニク醤油炒めいかないよね。」
「ニンニク醤油はいいけど、モツはイヤ」
だそうで、この料理になったわけです。
ブリ竜田味噌炒め4ブリ竜田味噌炒め5ブリ竜田味噌炒め6ブリ竜田味噌炒め7
ブリ竜田味噌炒め8
少々時間がかかったシラスと海苔の醤油ピザ、
醤油味ではないな。塩味じゃないかな。シラスってしょっぱいし。
このシラスピザならぬシラス塩焼きそばを家でやって大失敗したのがジャン妻、焼きそばの麺に塩を塗しちゃったもんだから、シラスの塩とダブって塩マシになってしまい、しょっぱいのなんの。
ピザ1ピザ2
真鱈白子昆布1真鱈白子昆布2真鱈白子昆布3
真鱈白子の昆布醤油焼き、悪魔的な美味しさ。
「アナタ白子嫌いかと思って」
実はそうじゃないんだな。ひとりの時はオーダーするよ。前はこのプニョプニョした食感が嫌いだったのだが、今はもうない上大岡の串焼き屋で開眼したんだよね。

鯛の刺身は「薄造りにしますか?厚く切りますか?」聞かれて厚く切って貰った。
よく出てた料理は、
「タコサトお願いしまぁす。」
タコサト?ああ、タコと里芋のやわらか煮か。
鯛1鯛2鯛3鯛4
日本酒にしようと思ったら、ママが前に入れた焼酎ボトルがあるって言うから。
「飲んじゃっていいよ」って言ったんだけど。
保管期間ギリだったみたいだね。早く在庫処理したかったんでしょうな。
まだ残ってた店2振り返る
こないだ来たとき、臨時休業だった理由を聞いたのだが、
「ええっと、ちょっとね」
ママも若い衆も答えてくれなかったのだが、店主に「流行り病(コロナ)かと思って心配したんだぞ」って突っ込んだら、飲食店は平日に休めないので日曜とくっつけて休みを設けたんだと。高崎の「梅ふく」と一緒だな。
朝4時に起きて自室でワークして、海を渡って千葉某所に向かい、東京本社に戻ってまた通常業務、疲れた1日だったな。

https://junky.fc2.net/blog-entry-228.html
この記事で藤沢の靴屋に一見で駆け込み4足もの靴を購入したが、その店が10月中に閉店、私のデカ足サイズに合う靴の在庫が品薄で他の支店から取り寄せることになり入荷が後日になった。
在庫があった2足を持って、ではせっかく藤沢に来たんだから久しく行ってない「昇」さんに電話したら「お席が御用意できません」と言われ、駅チカの旧いビル内のアヤしいテナントから引っ掛かった焼酎BARに蛮勇を奮っては言ったら大当たり、途中で「昇」さんから着信があったが、もう他の店に入っちゃったからと黙殺して折り返しもせず、そこで楽しんじゃったのだが。
店1
残る2足の靴を取りに行かなくてはならない。靴屋に再訪した。
トテモ対応のよかった女性スタッフの異動先まで聞き出し、お別れして、さぁ「昇」にリベンジせんと電話したらママが出て、
「アラ、ジャンさぁん、今日は大丈夫ですよぉ」
もちろん相手はジャンさんなんて言ってない。本名で言ってます。

「今日は大丈夫って言われたの?」
「そう言われた」
「こないだ折り返し架かってきたことの説明は?」
「なかったよ」
そこは水商売、過ぎたことは蒸し返さない。「今宵は取れたんだからいいでしょお待ちしてますわ」ってなもんである。
店2店3店4店5メ1メ2メ3メ4店内1店内3
「テーブル席にしますかぁ?カウンター席も今なら空いてますが」
私らが2人だとカウンター席を好むのをまだ覚えておられるようだな。
私らの居酒屋カテゴリーで大門と並んで最高値のおとおしであります。5品盛り、左から何とか寿司とサツマイモチップ、東北の何かの青物と何かの花の和え物、何かの果実の白和え、何とか豆腐にサツマイモチップ、ブリの塩糀焼き、だったかな。
「さつまいもチップは歯応えがあるので、噛み切る際にお気をつけください」と言いながら最後の方にはママも吹き出しちゃって、
「まだ歯は大丈夫ですよ」
「ですよねぇ」、
どなたか前歯をおっ欠いた方がいたのだろうか。
こういうおとおしだと、この後の料理が期待できるというものだが、いつも同じものばかり食べてる私らです。
おとおし1
おとおし2
まずはこれを食べなきゃな。おから、海老たっぷり、
おから1おから2おから3キンメ1キンメ2キンメ3
キンメ刺身、炙ってある。
「さらの木でキンメの丸ごと煮付はあるけど、刺身は無理なのかな」
「さぁ。でもイカが優先よ」
「こないだ無かったしな」
では脂ののったキンメかムツを刺身で追加できないか無理を言ってみよう。ジャン妻が欲しがるイカ刺はお魚メニューにあって、ダルマイカだった。
「後でお酒のときに」(ジャン妻)
ホウ、今夜は日本酒飲んでいいのですね。酷暑続きでレモンサワーなんぞを飲んだりしたが、今宵は解禁しましょう。
通称ジャガセロリ、ジャガイモとセロリの金平、細切したジャガイモとセロリとベーコンを炒めた塩味、
ジャガセロ1ジャガセロ2ジャガセロ3ジャガセロ4
カツオの塩たたき、ガーリックと胡麻油がふんだんに使われ、前でジャーッと音がしてガーリックの香が漂ってくると、そろそろ出るなとすぐにわかる。
ツマにも味が沁みてる
「明日お腹大丈夫?」(ジャン妻)
そう言われてももうオーダーして食べちゃってるしさ。
一度、ひとりで来てこれを全部、平らげたことがある。まぁ翌朝快腸だったワ。
カツオガーリックソルト1カツオガーリックソルト2カツオガーリックソルト4カツオガーリックソルト5
最後に来たのはいつだったか。確かジャン妻の上長さんと3人で来て、その後、私の首を虎視眈々と狙っている13人のひとりとジャン妻と3人で来たんだった。
「アナタの首を狙ってはいないでしょ。アナタが会社を去った後、皆でやろうねって音頭をとっただけでしょ」
そうなのか?私は謀反の芽を摘む気はない。喜んで禅譲しますよ。その13人のひとりはこの店でジャガセロリを食べて、それまでセロリが嫌いで食べられなかったのを食べられるようになったって言ってたな。
「セロリは平気なの?」
「平気だけど。生よりうできれば炒めた方が。中華料理なんかであるだろ」
町中華じゃなくて中国料理ならあると思う。家で出ないわけである。家で出たことないな。
懐かしのチロリ
懐かしい気がするこのチロリ、今はもうない上大岡の名店でキープ、群馬泉の熱燗でキメたものだ。ちょっと遠い目になってしまった。
「ウチでも用意する?」
「いや、それには及ばないよ」
もうあの錫のチロリは想い出の彼方に去ったのさ。酒は丹沢山秀峰の熱燗、それに合わせるのは、胴が丸味を帯びているダルマイカの刺身、
イカ1イカ2イカ3
「さらでイカ刺しが食べたい」(ジャン妻)
何でイカ刺に、それもさらの木で拘るかね。これがF山温泉だったらT館主は見てくれてるから「次回までご用意しておきます」そういうのが阿吽の呼吸で通じるが、さらのMさんはそれほど私のBlogは見ててくれないから伝わらない。
「行く前に言っておくよ。イカ、イカ、イカって」
「刺身よ。姿焼きじゃないわよ」
揚げシラス、醤油和え、または香和えともいふ。大人の駄菓子です。
揚げシラス1揚げシラス2
アジのサンガ焼き、添えられてるのは焼きクリチー、焼きクリームチーズ醤油糀、濃いです。濃厚な味です。
クリチーだけの写真はないのだ。細長い皿に点々と載ってるので、写真に収まらなかった。
サンガ1サンガ2
今宵の話題は、まぁ例によって公私の今後のことですかね。公、オオヤケの方ですが、大船でも言ってたけどジャン妻はまたこう言うのですよ。
「アナタがやってる仕事は美味しい仕事だと思う。何で誰も自分が継ぐって言わないのかしら」
美味しい仕事ねぇ。
「だって絶対になくならないでしょ」
具体的な人名を上げて彼と彼ならできるんじゃないかって言うのですよ。
「彼らに受けてくれないかって話してみたら?」
余計なお世話ってもんです。このオンナは私を今の職から早く引きずり下ろしたいのかな。
お次のネタである私、ワタクシの方ですが、ジャン妻は私に隠れて今、建築中の家の業者が送ってよこしたアンケートを自分で書いて出しちゃったんだと。
「それ、何で私に廻さない?見せないんだ?」
「だってアナタは何を書きだすかわかんないモン」
何を言い出すかわからない、何をしでかすかわからない、ジャン妻は長年連れ添った私をそういう危険人物と見ているフシがある。イコール何を書くかわからないということ。
「ロクなこと書かないでしょ。会社の広告に文句つけてたじゃない?」
「私を通さないのはイカン!今日はいいけど、明日それよこしなさい」
「・・・」
「よこせっ」
「もう送っちゃったモ~ン」
「私無断で送るなっ。施主は私だぞっ」
「打ち合わせしてるのは私よっ」
諍いが始まってしまったのである。大きい声は出しちゃいないけどさ。

デザートでいうところの別腹はないが、親子丼の分は空けておかないとな。
白身と黄身が殆ど分離してないでしょう。黄身だけで溶いてるってことないかな。
親子丼1親子丼2店内4
2人では食べれなかったのは、蓮根ピザ、美容鍋、目の前の骨煎たち、和風の炒飯幾つか、蛤か浅利の煮麺とか。
塩肉じゃが、トウモロコシ豆腐、チーズ芋金時、は無かった。
創作料理の全てがやっつけではなく完成された逸品揃いなのです。
店6下りる店7店8
会計は幾らだったか忘れた。まぁ安くはないですよ。
階段を下りて見上げたら、ママが3階に上がってくとこだった。
「ウォ~イ」
「アラぁ、またお待ちしてますぅ」
そしてアンケートの話に戻り、
「勝手に書いて出すんじゃない。明日、見せなさい。(白い目をされた)・・・大丈夫だよ。そんな変なこと書かないよ」
「信用できない。日頃の態度を見てると」
翌日アンケートの依頼を見て私は打ち込んで送信しています。ジャン妻の検閲はなし。させなかった。そのネタは別項にします。カテゴリ「建て替え」でね。

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