2023/10/21
丹波屋
今日の昼は特に食べたいものがない。何でもいいやの気分だ。
中途半端な時間に新橋に下りてしまった。
飲みネタが続いたので昼ネタに戻しましょうか。
ニュー新橋ビル内で「なべや」の支店「佳什」を発見したのだが、開店は12時からだってそれまでのんびりしてんな。アクセスは抜群だが12時~だと相当に混みそうだ。
そういえば、まだ入ったことがない、入ろうと思ったことすらないスタンド蕎麦があるのを思い出した。
そこはニュー新橋ビル内からは入れない。外からしか入れない。
ニュー新橋ビル内にいると自分がどっち方向に向いてるのかわからなくなるのだが。柳通りに面したこれです。
間口が狭い。店内も狭く、4人入れば立ち食いでも満席状態となる小さな店です。
外にメニューが出ています。見るとカレーが真っ黄色なんですよ。蕎麦屋のカレーでこんなイロはあまり見ないな。
入ったら狭い店内と厨房に、お爺さん、中堅さん、そして外人女性、インド女性かな。3人いたんですよ。そのとき店内にいた客数より多いのだ。
狭いので券売機はない。口頭注文ですが、外人女性スタッフに気を遣って先客さんがの注文が出るまで私はじーっと待ってた。どうも最初は歓迎されてない感があったので出ようかと思ったくらいだよ。「いらっしゃいませ」、も言われなかったからね。
アウエイ感があった私に中堅さんが、
「奥、涼しいですよぉ」
そう言われたので言われるとおりにしたら、そこは幅が2尺、60cmぐらいしかなくて、すぐ上にそれだけ新しい液晶ディスプレイに見たくも聞きたくもないワイドショーが流れていた。
でもこの場所の方がいいや。壁に向かって食べながら撮れるからね。ここ以外のカウンターは見られてるので撮り難いです。
先客さんのが出たタイミングで「かき揚げ蕎麦ぁ」、そう言ってみたら、インド人女性が困ったカオして中堅男性の方を向いて、
「かき揚げが・・・」
かき揚げがどうした。まさか?
中堅男性が「かき揚げ、終わっちゃったんですよぉ」
ええ、嘘だろ?
まだ10:30前じゃないか。終わるの早くね?
でも見たらかき揚げストックが無いのである。フライしかない。アジフライかこれ?
諦めた。「じゃぁ、たぬき蕎麦と、半カレー」
インド系の若いお姉さんが寸胴からカレーを汲みだしていた。
私は日本の飲食店で働いている外人さんにそれほど偏見はないが、外人さんだけの店はちと敬遠するかも。大陸や半島の人だけで廻っている店はこっちがわからない向こうの言語で喋るし、声が大きいからね。
やっぱり日本人の親方や店主に雇われた外人スタッフさんがいいです。
インド系のスタッフはうるさくないね。静かな方だと思う。
たぬき蕎麦は中堅さんが匙で揚げカスの細かいのを1回、2回、3回、4回パラパラとかけて、最後に大きいのパラッと塗していた。
かき揚げがヤマ、それにショックを受けた私を癒してくれたたぬき蕎麦とインドカレーです。
狭い店で薄暗い店内の狭くて奥、壁に向かって立ったので、写真が暗いです。それもボケてます。明かりが私のガタイに遮られてるから。美しくないねぇ。
揚げ玉にワカメもちょいとプラスされている。
身体に悪そうに写った写真ですみません。
揚げかすのデカいのを齧った。ガリッと鳴った。
煎餅の屑みたいである。細かいのも一部はガリッと鳴ったね。
汁は出汁が効いて醤油の風味もいいけど。蕎麦がイマイチですねぇ。
若干フガフガ、モサモサしてるかな。
しかし写真が暗い。美味しそうに撮れない。モサモサの蕎麦とベチョベチョになった天かすが混じった蕎麦雑炊ですな。
ではインド女性が寸胴から汲み上げた黄色いカレーはどんなものか。
蕎麦より特筆できるこのカレーです。見るからに日本のカレーじゃないですが。
見てわかるように黄色っぽい。スタンド蕎麦のカレーとは全く別ものだったのだ。
スパイシーだけど優しい味です。少し薄く感じる。粘度が薄いので白いご飯の隙間を通って下に溜まっていますね。
サラサラのようだけど、匙ですくった感覚は水っぽくもあった。同じニュー新橋ビル地下に「カレーは飲み物」って店があるが、これはホントに飲み物ですね。飲んだらムセるかもしれないが。
インドカレー感はあるけど辛味はそんなになかった。トマト風の酸味もそんなにない。美味しいけど不思議な味で、立ち食い蕎麦屋のカレーとしては異質、個性的、特徴的、神秘的ですらある。でもクオリティは高い方だと思います。
たぬき蕎麦の蕎麦はイマイチだった。蕎麦のコシなんか期待してないけど駅蕎麦だけで見ると他店で美味しい蕎麦あるよなぁと言う印象で、黄色い個性的なカレーに喰われちゃった感があるね。
カチャカチャ音がする。右を見たらお爺さんがボウルで白い粉を水で溶いていた。
銀のトレイにはカットされたタマネギが待機中で、縁に揚げカスが飛んでこびりついている。もしかして今からかき揚げを揚げるのかな。ランチに備えて。
揚げ始めました。狭い店内で揚げるのはわかったが、マメに補充しといてくれよ~。
ご馳走様でした。狭くて暑い店だったな。私は薦められた奥のエアコンの下にいたからいいが、店の入り口を閉めてもあまりエアコンが効いてない。厨房の人はよく耐えられるものだ。
立ち食い蕎麦スタンドとは思えない特徴的な黄色いカレー、今日いた外人女性さんが仕込んだのだろうか。
インド、ネパール、パキスタン、その辺り人の見分けがつかないが、母国を離れ遠い日本で働くからには何か辛い事情があるのだろ。ニュー新橋ビルは雑多な多国籍ビルでもあるからね。
店が狭すぎるので再訪はないままです。
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コメント
インドの士農工商
だから能力のある人はカーストに入っていないITビジネスに身を置き、結果インドを世界一のIT王国に築き上げました!
そして更に低いカーストに属する方々が生きて行く為には、長年ヨガの苦行に勤しみ托鉢を受けるサドゥになるか、諸外国へ出稼ぎに出掛ける以外に道はないのです。
遠からず世界一の人口を有する事になるインドは、経済的にも他国を圧倒する飛躍を目指さないと自らの国の人口爆発により自爆する事になるでしょうね。
2023/10/22 08:32 by モノノフ♪ URL 編集
No title
カースト制度が根付いていると。カースト制度って何か検索しちゃいました。
昔の士農工商みたいな身分制度ですかね。
日本もかつてはそうでした。あれは3代将軍が「余は生まれながらにして将軍である」から始まっています。なので江戸時代やインドに生まれないで良かったと思ってしまいます。
ITの世界に入るほどアタマも良くないので。
この店は港区ですが、江戸川区には外人さんが多いです。江戸川がガンジス川に見えるのでしょうか。
私は日本の飲食店で働いている外人には偏見が無い方ですが、それは店主が日本人ながケースが殆どでしてね。
その店が人助けでそうしているのか、労働費が安いからなのか、客からは伺い知れないところがあります。日本人経営者を疑ったりします。
それでいて外人さんに道をよく聞かれます。
京成線で空港への電車アクセスを聞かれたり。
https://junky.fc2.net/blog-entry-75.html
過去に小山駅で「イセザキ?」聞かれたり、潰れた駅そばで料理写真を見ながら、券売機のどのボタンを押せばいいのか聞かれたり。
文京区役所で「キョウイクイインンカイハドコデスカ?」一緒に探しまくったり。これはモノノフさんからコメ入りましたね。
関内駅と海老名駅で2回、金を無心させられたことがありますよ。
私は外人に見えるのだろうか。それとも日本人は誰でも親切だと思われてるのかな?
2023/10/22 10:47 by ジャン URL 編集