2023/10/27
魁力屋のドカ盛り野菜
JR横浜線町田駅ホームで妙なアナウンスが流れた。
「鴨井駅で乗務員急病の為・・・」
遅れる旨、アナウンスがされてた。
JR乗務員も人間だからね。そりゃ体調崩すこともあるでしょ。腹痛か発熱か知らんが。
ウチだって急な欠員なんてしょっちゅうだからね
数分遅れで相模原駅に到着、バスが目の前でいってしまったのと、財布ん中に五千円札と1万円札しかなくて、タクシー使わずに歩いてきた。
目指すはウエルネス相模原、そのひとつ手前の交差点で、赤い大看板にブッ太いフォントで店名が描かれた有名なチェーン店が見えます。
ここに来るまでに2軒、アヤしいチャイナ系を見ています。
ファミリーチャイナ揚子江、中華料理斌ちゃん、
揚子江は読めますが、後者は何て読むのかわからない。よくありがちな店名で、店の前にブロガーさんぽい女性がじーっと立ち止まってカシャッと撮ってた。自分を見てるようで引いてしまった。
その方が入られたとき、扉が開いて店内を覗いてしまったのだが、何だか暗くて旧い内装だったな。
いいや、先へ行こう。そしたらすぐその先にある読めない店もスルーしてしまったのです。
施設の子が頑張って勤務しているウエルネスの「あい」にするか逡巡したのだが、結局この赤い大看板のチェーンに入ってしまった。前にも1回、入ったことがある。入って後悔したんじゃなかったかなぁ。
元気印の接客、若い女性が5人もいて、カウンターに座ったんだけど、目の前に、
やれやれ、またタッチパネルか。
もう勘弁して欲しいよ。厨房に2人、フロアに3人、計5人もいるじゃないか。口頭で聴き取ってくれないかな。
まぁやってみるかとTRYしてみたんだけどやっぱり私には至難だった。単品だけなら何とかなりそうだが、トッピングで固まった。
その辺にいるスタッフを呼んだ。
「ねぇ、ちょっと教えて」
「ハァイ」
「味玉ラーメンは見つかったんだが、野菜トピがみつからないのだ」
「味玉ラーメンをお選びいただいて、金額の黒いボタンをタッチしてください」
こういうときって店の子はすぐ自分で触ろうとする。早く捌きたいのはわかるが、私は自分で触ってみたいと覚えないタチなんだよ。
ところがですよ。味玉をオンしたはいいけど、そこから先、トッピングがそのスタッフもわかんないわけよ。近くに立ってた姉弟子に聞く始末である
「すみません、これはどうやって」
「ええっと、これはですね」
憶えてないのだが言われるままに操作したんだと思う。
「焼きめしの定食にしたいのだが」これが上手く伝わらなかったフシはある。
「サイドをオンなさってください」そう言われたと思う。
「サイズは並でよろしゅうございますか?」
並?
イヤな予感がした。
焼きめしのセットはハーフじゃなかったのかな。この子はもしかして焼きめしのレギュラーサイズ単品を追加しようとしてないかい?
でも私も前画面に戻るのがめんどくなったのと、腹が妙に減ってたのと、この店のラーメンは丼の高さが低く、たいして麺もスープも具も入っちゃいないから並でもイケるだろうと思ってしまいそのまま進んで確定してしまったのだよ。
「無理だよこれ。年寄には」
「笑」
笑ってるけどアナタだってトッピングがわからんかったじゃないかい。
メニュー載せます。
出されたのを見て、ゲッ!って思った。野菜ドカ盛りでやんの。
これは多いなぁ。
野菜はモヤシ主役なのは何処もそうだけど、この野菜たち、一応はデポで茹でたんだろうけど、茹で置きに近い殆ど生なんですよ。
ズブズブ沈めます。でも沈まない。丼が浅いのでスープが少ないのです。スープに馴染ませようとしても無理だ。
あ、もうチャーハンがきた。このチャーハンは細くて小柄な女性が重たそうな中華鍋を一生懸命振るっていた。レンチンでもジャーでもないです。
でもやっぱり並サイズだったか。
ハーフじゃないよなこれ。仕方がない。何とか完食できるだろう。でもその前にこの大量の野菜を何とかしないと。
ニンジンスライス、巷の味噌ラーメンにモヤシに辛うじてプラスされて、申し訳程度に入ってる細っこいニンジンじゃなくてちゃんとしたスライスです。そこは特筆したいけど、この全体量だとこの程度のスライスサイズでも持て余す感がある。
キャベツも多いですね。炒めてはないですね。でもモヤシが主役、
野菜の下に申し訳なさそうに隠れてたメンマ、存在感薄いです。
もっと存在感がないのがこの紙みたいに薄っぺらなチャーシューで、吹いたら風に乗ってとんでいきそうです。
魁力屋さんってこういうチャーシューなんですかね。こんな鼻紙みたいなチャーシューなら最初からない方がいいよ。
モヤシに麺が引っかかってきた。ようやくにして麺がカオをのぞかせた。野菜に悪戦苦闘しているうちにかなり伸びてきているのがわかる。
もっともこういう麺は博多系もそうだけど固ゆでなので、そこは茹で方を配慮してくれてるみたいだ。野菜が大過ぎるのです。
ニンジンに麺がひっかかってきたところ。
針金みたいな細麺ですが、粉っぽさはないです。
でもってまだニンジンが出てくる。しつこいニンジンである。
おや?気のせいか針金麺がやや太くなったような。
野菜と格闘していたらスープを吸って膨らんだか。
今頃になってまだキャベツの芯が出てきたぞ。
やっとスープにありつけた。味的にあまり感動はない。ぬるいし。野菜をドカ盛りしたことで背脂のコクも消え失せてしまったしな。
味玉も可もなく不可もなくですが、左の方にコーン粒が混じってるのが見えますか?
間違って混じり込んだのか、それともデフォなのか。少なく混じっていたんですよ。
チャーハンじゃなかった、焼きめしもあるんだった。食べなきゃ。
味的には甘さが足りない。塩気がやや強い。それもチャーシューの塩気ではない感じがした。ツナがサバみたいな食感と塩気だった。良く言えば和風ですね。
喰ってて忌々しくなった。八つ当たりしたくなった。さきほとのおねぇさんの教え方が中途半端なのと、私の理解力が足りないせいで並サイズがきちまったじゃねぇかと。金は払うから半分喰ってくれないかって思ったくらいだ。
ジャン妻の声が聞こえた。
「そうやって人のせいにするのはおやめなさい」
「・・・」
「イヤな年寄になるよ」
「・・・」
ええっと、我に返った。ラーメンももうちょっとシンプルなのを食べるべきだったかも。魁力屋さんってのは京都が発祥地だそうですね。京の都の背脂醤油ラーメン、だとしたら私には京風は合わないのだろうか。
でもご馳走様でした。会計は私に教えてくれたさきほどの女性スタッフだが、胸に「研修中」の札がくっついていた。
女性スタッフの説明展開が手早すぎて私は覚えられなかったもう1回来てもひとりで操作できる自信なんか皆無である。また聞かなきゃなんないのか。もう再訪はないだろうな。
駐車場に入ったクロいデカいくるまから屈強の海兵隊さんが2人下りてきた。
おそらく日本語は話せるだろうけど、あのタッチパネルはどうだろう。日々デジタルの軍事機器に触れてるから、抵抗なくすんなりオーダー入るかもしれない。
スポンサーサイト
コメント
やっぱり茹で置きでしたか(^_^;)
私が胃の調子の良いときに時々お邪魔する和歌山市友田町(JR和歌山駅近く)の時三と言う中華料理屋の、もやし中華と言うもやしラーメンは中華鍋でガッコンガッコンとラードで炒めたモヤシがドドーンと乗っていて、モヤシだけで麦酒が二本は飲めるんですよ♪
そうだ11月1日の午後の記事にでも和歌山ボリューミー特集載せときますね(^o^)/
2023/10/27 10:34 by モノノフ♪ URL 編集
No title
和歌山ボリューミーお願いします。味は二の次でもよろしいです。
時三も知らないので是非ぜひみたいものです。
身体にいいとはいえ、あまり野菜が多いのも考えものですな。諸物価高騰の折、野菜マシとニンニクマシは廃止とか有料化にならないのは頑張ってるんでしょうけど。ほどほどがいいですね。
ラーメンの基礎の部分を壊してしまった感があります。
生野菜というか、温野菜なのかな。リンクしているある方がやはり野菜トピにTRYされたので、先に見ておけば良かったかも。
この日の夜は居酒屋で、野菜は昼に食べたからいいやと、好きなものだけ食べました。
2023/10/27 13:28 by ジャン URL 編集