2023/10/10
〆に炒飯はダメよ
月曜なのに、家の冷蔵庫ん中に材料あるのに。
「久々に行きますか」(ジャン妻)
「えぇ、いいけど」
私は先週、ひとりで来てるけどな。(昨日のハーフ料理記事)
ノッたが今日の昼、店の前を通ったんだよ。こんな行列だった。
固まってるように見えますが実は折り返してるんです。隣のビルから苦情でも出たのかな。
よう並ぶワ。炎天下に。
窯で炊く白米、ゆめぴりかがウリなんだけど、私は熱々炊き立てのご飯よりぬくぬくの飯の方が好きなので、昼に利用したことはあまりない。
外でカツアゲみたいに前払い徴収されるワ、店内での待ち合わせは禁忌だし、食べ終えても喋ってられないですぐに出されるからねぇ。
並んでまでとは思わない。
でも夜は別、店内待ち合わせもオッケーになる。ランチと夜じゃぁ滞在時間と客単価が違うからな。
私はやや夏バテ気味でしてね。それでいてこの店は、中華料理店並みに油を多く使うので。
「サッパリしたものってないからねぇ」(ジャン妻)
ママはイヤミを言ってきた。
「ご、ぶ、さ、た、ねっ」
「私はひとりで先週きたぞ。焼きそば食べたじゃんか」
「先週過ぎたらもうお久しぶりなのっ」
んなこたぁないでしょ。それだったら週1日来なきゃなんないじゃないか。
「アタシに言ってるのよ。1ヶ月ぶりだもん」(ジャン妻)
「そんなに来てなかったか」
で、さっぱりしたメニューが無さそうなので、珍しく刺身をオーダーして料理と組み合わせることにした。
こないだ伊豆八幡野の「どこかの木」で別注追加でたらふく食べたんだけど、
「カツオ刺!」(ジャン妻)
「好きだねぇ」
マグロより好きになったそうである。
滅多に刺身をオーダーしないので、店主が「えっ?」目を見開いて、驚いたカオをした。
「珍しいですね」(店主)
「だって、この店、黒板の右に描いてある創作メニューの主張が強過ぎて、左に肩身狭そうに刺身がこじんまりとしてるからさぁ」
「圧を感じるよね」(ジャン妻)
「そんなこともないんですが・・・汗」(店主)
でもわさびなんだね。
「生姜がいいなぁ」
「あ、生姜っスね。今すぐ。ニンニクもありますけど」
ニンニクは固辞しました。
生姜が添えられました。わさびは追加でオーダーしたホタテ刺にお引越ししました。
「やっぱりカツオは生の生姜をすって出さないとね」
「ったく、どっかの木は・・・」
どっかの木で、アジのタタキに生姜をお願いしたら、あろうことか市販品のチューブの生姜が出たことがあるんですよ。
「あれは確かS&Bだったよね」(ジャン妻)
「他にないだろ」
「ったく手造りで売ってるあの宿が、市販品を出しちゃぁダメよねぇ」
刺身の次は、カボチャとサツマイモの秋の味覚シーザーサラダ、
「カボチャが入ってるわよ」
ベチャベチャの煮物は苦手だけど、小さくカットしてあるし、マヨっぽいドレッシングに合わせればいい。
でもサツマイモと食感が煮てるな。
何処が秋の味覚なのかわからないのだが。至って普通のシーザーサラダじゃないかい?味はいいけど。
ハンペンと紅生姜のおつまみ海苔天、これはジャン妻がオーダーしたのだ。私じゃないよ。私だったら穴子カツレツか、先週ひとりでハーフで食べたいぶりがっこ入りメンチカツにしてる。
実は彼女、紅生姜が大好きで、紅生姜のかき揚げなんかも大好きなのだ。
サクサクして美味しい。ぜんぜん油っ濃くない。カラッとしてる。
「でも何で紅生姜を生姜醤油に浸けて食べるのかな」
「さぁ、さっきのカツオ刺のが余ってたんじゃない?」
今日のイチオシ、ズワイガニ飛竜頭と大根の炊き合わせ、
「お出汁も飲んでくださいね」
ママがそう言うだけあって上品な出汁で懐石料理みたい。
絶品たったけど、飛竜頭=がんもどき?柔らかすぎて箸先で崩れてしまった。そしたら汁が濁ってしまった。
ちと明るくない話題を交わした。
私も、ジャン妻も、後輩社員が辞めるのです。私の場合は後継者候補が辞めるの。いちばん頼りにしてたのに。
でも私らはもう嘱託だし、責任を持って引き留められないじゃないですか。例えば今日か明日が65歳だったらこっちが先に退かなきゃならないからね。
「やっぱり今後も残る連中が引き留めないとな」
「そうね」
少々夏バテ気味なのでまたレモンサワーなんぞを飲んでいます。こないだとうとう近隣の酒屋で缶を買ってしまった。
「やっぱり日本酒飲まないと」
そうジャン妻が言うもんだから、お任せで日本酒をお願いしたら、
「これかぁ」
「あ、先週もお飲みになりましたよね。」
「だって先週、私が口開けしたんだもん」
「替えましょうか」
「いや、これでいい。(ジャン妻に向き直って)キツいぞこれ」
私はこれに目がとまったのだけど。
ベーコンと九条葱のチャーハンか。
でも昼にボロ券売機の店で黄金のチャーハンを食べてたのだ。それをジャン妻に喋ってしまったので、
「昼と夜、連続してチャーハンを食べるのはダメ」
「・・・」
「止めなさい」
「・・・」
「注文したら先に帰るわよ」
こうまで言われたら諦めるしかないじゃないか。
店を出るとき、店主から(ママだったかな?)
「今日は締めのチャーハンいきませんでしたね」
「目に留まったんだけど、昼にチャーハン食べたのよ。だから昼夜連チャンはダメだって言うからさぁ」
ママは私がチャーハンを断念した分、売上が自分が予値した値に届かなかったのを残念に思っだに違いない。商売オンナめ。(笑)
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コメント
商売人の鑑ですね(^o^)/
私が足繁く通う美人女将の店の六花などは、ツンデレこの上無しなんですよ♪
100円200円のお釣りは自動的に女将の貯金箱に投入されるし、喰う品数が少ないと何故か持ち帰りの土産が付きますよ♪
愛されてるんやなぁと勝手に勘違いしてますけどね、目出度い奴でしょ(^_^;)
2023/10/10 08:02 by モノノフ♪ URL 編集
No title
紅ショウガ天と言えば、大阪のイメージが
ありますが。
関東でも食べられるのですね (^-^)
昼・夜のダブル炒飯禁止。
タイミングが良くなかったですね。
私は、昼・夜うどん、とかも
ありますけど (^^;)
2023/10/10 13:41 by くまねこ URL 編集
No title
そうですね。商売営ってるんだからそれぐらいでなくちゃね。の~んびりしてたらダメですよ。目端を利かせて計算しなくては。
昨夜もこの店に行ったのですが、外人さんのひとり客が来店されたんですよ。
しっかりカウンター端に座らせて、親切にメニューを説明してましたな。幾ら飲み食いされたのかな。
日本語が堪能だったのかもしれません。話せても読みが難しかったのかも。
六花さん女将、どんな方か想像しています。
モノノフさんお目出度いですね。でも自身が納得してるならいいのではないですか。今日UPするいつもの店は私も100円単位は丸めさせてますよ。
2023/10/11 05:42 by ジャン URL 編集
No title
やっぱり大阪ですかね。ジャン妻は三重県の出身で名古屋に住んでたこともあるのですが、その時代で知ったのかもしれません。
東京にはあっても少ないと思います。あまり見ません。
昼に黄金の炒飯を食べたのをジャン妻に喋ったのはマズったなぁと。この日は採血した後だったので、半炒飯じゃなくて普通サイズをいっちゃったんですよね。
昼&夜うどんですか。
う~ん、私はそれはないな。昼はうどん食べないし。夜に鍋の〆とかで食べます。
焼きうどんとか。焼きそばは具が少ないのが好みですが、焼うどんは具が多くなきゃイヤなのです。
2023/10/11 05:46 by ジャン URL 編集