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並ぶ理由

月曜の昼、ママの手書き黒板メニューの店の前を通ったら、
昼1
人だかりができていた。
よう並ぶワこの炎天下に。
人が固まってるように見えますが、実は途中で折り返してるんです。隣のビル前に列が出ないよう丸椅子が置いてあって、「こちらより折り返してお並び願います」とあった。隣から苦情でも出たのかな
窯で炊く白米ゆめぴりかがウリなんだけど、私は熱々炊き立てのご飯よりぬくぬくの飯の方が好きなので、昼に利用したことはあまりない。
ママから外でカツアゲみたいに前払い徴収されるワ、店内での待ち合わせは禁忌だし、食べ終えても喋ってられないですぐに出されるからね。
店の壁にママが立ってお会計してるんだけどホクホク顔でまぁ嬉しそうなこと。ザ!商売オンナって感じ。人だかりと前に立つママ、芸能人のサイン会みたいだった。
昼3
並んでまでとは思わない。私はその先へ行った。
もう新橋駅チカの「天下一」は飽きたし。しばらくいいやと思って「食券がアバウトな店」「ボロい券売機の店」に向ったら、そこも並んでた。
私はこの写真のとおりこっち側にいたのですが、この写真の右前のガードレールに沿って3人様が並んでいた。
「この店(に並んでます)?」
頷かれた。そっち側に廻った。
店1
この店に来る途中、並んでる店、混んでる店が幾つもあった。
さきほど並んでたママの手書き黒板メニューの店から大通りを挟んで西側は再開発途中で、それまであった飲食店が軒並み撤退、立ち退いたのです。槌音が響いて粉塵が舞っています。
この店と一緒に「町中華で飲ろうぜ」に登場した黄色いテントのボロ中華屋も撤退したもの。強制的に退かされたといっていい。
それは法改正後の旧ビル群の耐震性の問題もあるのだろうけど、個人商店や路面店も荒っぽい都政の犠牲になったのです。コロナ禍でK都知事と当時のN大臣が飲食店を締め付けたのも功を奏したね。
「いやいや、コロナ前から再開発の予定でしたよ」
そう言うかもしれない。いや、そうなんだろうけど、私にはコロナに便乗して強硬に再開発を推し進めたとしか見えないのだ。
西側のランチ供給が無くなったので、ランチ難民がこちら側に雲霞の如く押し寄せているのである。
店2並ぶ1店3並ぶ2
11:30過ぎてもまだ開かない。それを先頭の男性が口に出したので、
「いつものこった」
口に出てしまった。だいたい11:30キッカリに開いたことなんてない店です。
店5並ぶ4
11:34になった。先頭の方がさすがに焦れて、中を覗き込み、
「いいですかぁ」
「あ、どーぞどーぞ。ゴメン遅くなって。(私のカオを見て)オッ、お久しぶり」
久しぶりかもしれねぇなぁ。「天下一」に随分行ってたからなぁ。
ママは引き戸を開けたまま、ガムテープで固定した。
「暑いから今日は開けっ放しにしとくよん」
ってことは、店内エアコン効いてないってことか?
入って左にボロい券売機があります。店ん中も狭いので、先客様が券を購入するまでこうやって待つのだ。ひとりずつ入って行くのです。
店6開店11:34
今日は朝9:30~採血、検査だったんですよ。
結果はまぁ期待していない。船山温泉、さらの木と2週続いて飽食した直後でもある。死なない程度の数値が出ればいいやと思ってる。ヤバかったら電話くるだろうし。
検査後の気の緩みもあって、まず1000円札1枚突っ込んだ。ラーメン700円を押した。
もどかしいくらい反応が鈍い券売機からプラ券1枚がカタンと落ちて、100円玉3枚がチャリチャリと出てきた。
私は次の人のカオを見て、
「もう1品」
また1000円札を突っ込んだ。だが炒飯単品を押したつもりが天津飯だったのである。カタン、チャリチャリ、プラ券を2枚持って、やや右寄りの真ん中の席へ鎮座。
「ラーメン、炒飯、半炒飯じゃなくって普通サイズで」
「でもこれ、天津飯だよ」
「えっ?」
店内1ボロ券売機
「間違えたか。ええっと」
「わかった。炒飯ね。(弟さんに向かって)半炒飯と炒飯」
私は恥ずかしかった。老眼のせいか。注意力散漫か。
ボロ券売機が見難いからだっ。
初回入店者たちが席に着いたので、私は券売機前に再度歩いてって見て確認した。
醤油ラーメン700円、炒飯850円、天津飯780円、
差額70円を置いた。
「置いとくよぉ」
「アイヨ」
店内2間違えた食券
店のイチオシ、ウリの野菜ラーメン味噌がバンバン出てるね。
野菜ラーメンの味噌がイチバン早いです。姉ママのBlogを見たら中華鍋を駆使する弟さんは、味噌なら1回に7人前を一気に出せるそうです。
「今、味噌入ってます。お後で味噌の方、先に仰ってくださぁい」
弟さんはダブルの中華鍋を左右で駆使して調理マシンと化している。
他、チャーハン、豚丼、生姜焼き×2、野菜炒め、麻婆ラーメンに天津麺?そんなのあったか。そういう異質なのが混じるとオーダー待ちが長くなる。
でも私は多く出る味噌ラーメンに便乗しないで流れをジャマする方なんだよね。
店内3見上げる店内4ニンニクがラ1ラ2ラ3ラ4ラ5ラ6ラ7ラ8チャ1ラ9ラ10ラ11ラ12ラ14
昭和のラーメン。麺はツルっと、あれ?麺を変えたかな。メンマ、コリっ、刻みネギ、シャキッと、ただ、如何せんチャーシューがねぇ。
どうしちゃったんだろ。固いのよ。筋っぽいし、噛み切るのが大変だった。ブ厚いけど歯応えがアリ過ぎた。これでチャーシュー麺をオーダーしたらエラいこといになるだろう。
このチャーシューについて姉ママのBlogに書いちゃったのね。
「チャーシューが最近、固いです。噛み切るがタイヘンで。笑」
姉ママのレスは、
「それは失礼しました。部位によって変わってしまうので一度スープに浸して頂けると大丈夫かと思います。貴重なご意見ありがとうございます。」
では次回、そうやって浸してみましょう。さて、次のチャーハンフルサイズですが、強い火力で炒め得られた黄金の炒飯にはスカンジナビアクラックが入っていた。
今、実家を建て替えてるメーカーの紙袋のデザインを思い出したよ。あのメーカーにはこないだアンケートで厳しい指摘をしてやったんだ。自社アピールが過ぎる、近隣住民の目を意識しろってね。
その件は別項にするとして、チャーハンは左に置いとくと右手ですくい難いので右側に移した。
何だか狭い感じがした。左右に座ったどっかの客のガタイがデカいからである。私も肩幅はある方あので、蟹が3匹並んでるようだ。
チャ2チャ3チャ4
熱々をほぐす。少しずつ口に運ぶ。切り刻んだチャーシューの塩気を保ったまま、玉子を上手く使って甘味が出ている。
チャ5チャ6
半チャーハンじゃないのでヘビィ、ズッシリきました。
空いた丼と皿を上げた。受け取ったのは珍しく弟さんだった。「ハイ」と短く声を発した。
弟さんは寡黙で(シャイなのかも)あまりお客さんと話さない。忙しくて話してるヒマなんてないのかもしれないが。いらっしゃいませ、ありがとうございました、も言わないしね。稀に若い女性客が来たときはほんの少しだけ愛想が良かったりする。
夜は弟さんひとりで営ってるから喋るらしいけど。
店11店12
でも何で炒飯と間違えて天津飯を押したのか。オカしいな。
「前日に見た噂の東京マガジンやってTRYが天津飯だったからじゃないの?」(ジャン妻)
それかい!
まてよ?天津か。
私は天津飯、天津麺、を食べたことがない人間なのですよ。
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