2023/10/08
ウチを広告塔にするな
工事は順調に進んでいるようだ。
遅れるとかそういう連絡は入ってない。
日本の夏場が長引き、総雨量が増えてるから、悪天候を考慮して工程に余裕を持たせてるのだろう。
見に行ってもじゃまになるだけだが、ある日の午後、休日に執務した時間調整で早く上がって見に行ったら、こんなウルトラ重機がデンと鎮座していた。
現場監督が私に気づいて寄ってきた。何と!小柄な女性!陽に焼けた小顔、目がクリッとしたお猿さんみたいな女性です。
陽に焼けてるから年齢がわからない。若い女性にしておこう。
挨拶されたけど固かった。
「そりゃアナタが緊張させてるのよ」(ジャン妻)
監督が若い女性、設計した建築士も若い女性、現場に来ている見習いも若い女性、職人さんたちも若そう。昨日も書いたが額に捩じり鉢巻、腹に晒を巻いて耳に赤鉛筆挟んで、
「おう留ぇ、シンナーに気ぃつけてぇ、壁塗れやぁ」
「わっかりましたぁ、親方ぁ」
(スネークマンショー?)
そんな昔ながらの大工、棟梁といった感じじゃないのだ。爽やかな職人さんが多い。
後でそこんとこを現場監督(以下、お猿さん)に言ったら、
「弊社で使う職人さんは、特に年齢制限や国籍は定めていないので、各工務店さんごとに年齢層は異なります。
弊社の建物自体が他社とは違うところがかなり多く、特殊になってるので、大工さんだけでなく、電気屋さんや水道屋さんなども、昔から長くやってくれている60代の職人さんも多くおります。
親子の職人さんがいます。お父さんの方は50代になります。基礎屋さんや塗装屋さんには外国の方々も増えてきておりますね。」
そういう丁寧なお答えをいただいた。
さて、このウルトラ重機、よくここまで自走で入れたな。
ジャン実家近辺は昭和初期の造成地がベースになっているので公道が狭い。すれ違う箇所が決まっているような道で、余所者のくるまが間違って入ってくるとそれがわかってないから難儀することがある。こっちは行違える箇所をわかっていても、他所から来た相手はわからないからね。
このウルトラ重機についてもお猿さんに聞いてみた。
「重機メーカータダノの、ピタゴラス(GR-120F)といいます。総量は14トン、クレーン容量は4.9トンとなります。」
どういうルートで入ったのですか?
「最寄り駅の〇〇交差点からは侵入できないので、〇〇街道(県道)から▲▲駅の交差点を南に曲がり、ローソン〇〇〇西店、ローソン〇〇〇南店を経由し侵入しております。」
アナタ(お猿さん)が運転したの?
「いえいえ、重機のオペレーターさん(運転手さん)が運転し、工事敷地に入る最後の曲がり角で誘導員に従いながらバックに切り替えています。」
確かに誘導員が2人いた。
レンタル費用は1日5万円程度とのことだった。
冒頭は自分で撮った写真だが、私は逆光のせいで2回、勘違いをしています。
クレーンのアームで電線を押し曲げたりブチ切ったりして付近一帯が停電しないかと思ったのと、電線と電線の間にアームが入ってるようにも見えたの。
よ~く見たら、敷地内に横付けしているので電線に引っかかりようがなかった。
でもって静かな現場だった。ラジオ音もしない。
昨日も書いたが、今住んでる町内の某現場では若いヤンキー職人がガレージロックをガンガン鳴らして作業してたが翌日には静かになっていた。近隣からクレームがいったんだと思う。
隣に住む奥様様は「ジャンさんいい職人さん使ってらっしゃるわねぇ。ウチん時なんかもう荒っぽくてさ」って言ってた。
それをお猿さんに言ったら、一応は現場のマナールールがあって、
「現場でのラジオは特に禁止しておりませんが、音量には注意するよう指導はしています。
建方工事中は移動範囲が広く、工事中の音も大きいので作業中はラジオを消して、休憩中に付けたり付けなかったりすることが多いです。」
根堀り葉掘り聞いた。お猿さんは丁寧に答えてくれた。こうも言われた。
「興味を持っていただけて幸いです。
次回の正式な立ち合いは完成時になってしまうので、今後もよろしければ現場に足をお運びいただき実際の状況ぜひご覧になっていただければと思います。
お時間合うようでしたら、私もご案内させていただきたいです。」
へぇ、こういうのを営業というんだね。
なかなかいいメーカーさんなのは改めてわかったが、ちと気になることがある。
現場に掲示してある会社名です。
工事期間、建築基準法に乗っ取った確認事項、建築許可票、労災保険関係成立票、施主である私の名前、メーカー名(業者名)、設計士さんと現場監督(お猿さんのこと)、施工者氏名、管理者氏名、そういうのは必須なんだろうけどさ。
会社名のアピールが過ぎる。
デカ過ぎ、ハデ過ぎ、目立ち過ぎなのだ。特にこのブルーの養生シート、
会社名がデカデカ、実績を誇示しまくりで鼻につく。こんなんは近隣住民を刺激するだけだ。やっかまれるじゃないかって。
こんなのを出すなんて聞いてないぞ。
自分が撮った写真とは別に、9月12日にお猿さん(現場監督)から送られてきた工事現場写真がこれ。
これがメールで届いたときの私の返信は、
「秀吉の一夜城みたいにひと晩でできないのか?」
ついに言ってしまった。そう送ったのだが完全にスルーされた。返信が無かったのである。
「失礼なヤツらだ」
「何でそういう言いがかりみたいなのを送るのよ」(ジャン妻)
「監督がお猿さんだから藤吉郎=猿だろ。施主を無視しやがって」
それでいてこっちへの要求、お願い事項はメールでよこすんですよ。今度は支店長さん(男性)から振り込み依頼がきた。https://junky.fc2.net/blog-entry-54.html この記事で展示場で会った人です。
「水道業者さんより水道局納金のお知らせが届きましたのでお送りさせていただきました。
お忙しい所、誠に恐れ入りますが、添付の口座へお振込み下さいます様、お願い申し上げます。
尚、資金計画書にて水道局納金30000円で予算取りされていた項目です。」
現場で使う水の料金はこっち持ちですからね。でも30000円で足りんのかな。
ジャン妻はこうやって、私を置いてけぼりにして業者と打ち合わせしているのです。私が関わると、一夜城だの突貫工事だの、早く築かないと敵が攻めてくるじゃないかとか、何をヘンなことを言いだすかわからないからと。
ジャン妻は水道料金入金の返信に追記して、
「上棟打ち合わせをいつにするか聞いてみよ」
「上棟打ち合わせ?」
また何か打ち合わせがあるのか。
「工事は順調に進捗しているようで安心いたしました。←(こういう文言が大事らしいね。)
上棟打ち合わせですが、9月中旬は出張予定が入りそうでして、日程がある程度絞れているなら予めお知らせいただきたくご連絡しました。
まだ未確定でしたよね。
工事の進捗予定を擦り合わせまして、9月〇〇日の14時以降、あるいは9月〇〇日(土)の15時以降は如何でしょうか?」
「・・・って送ったけど、〇〇日でいい?」
「いいよ。予備の〇〇日はさらに泊まった翌日だな」
「その日でも午後には戻れるでしょ。でも第一候補は〇〇日の方がいいよね」
さらでカツオとサザエを食べたね。慌ただしいことだ。
私は上棟の意味がわからないので自分で調べたよ。このトシで知らないのは恥ずかしいが調べりゃいいんだ。上棟ってのは・・・他から抜粋するよ。建物の造営が成就した際に執り行われる建築儀礼で、棟上げ、建前ともいうんだって。
竣工した後も建物が無事であるよう願って執り行われる?
「屋根ができた段階でやるのよ」
ジャン妻は不動産関係にいたせいか私より詳しい。柱、梁、屋根といった基本的な構造が完成して棟木を上げるときに行われる。
「上棟式ってまさか神主でも呼ぶんかい?」
「そこまでやらないわよ」
ウチは地鎮祭もやってないし。祭壇でも設けてお祓い、祭祀でもやるのかと。酒でも喰らうのかと思ったよ。
「今ある写真だとまだ屋根ができてないが、式なんてできんのか?」
「式じゃなくて打ち合わせよ」
「私も必要なのか」
「当然でしょ!施主なんだから」
どうもまた何かしら書類にサインでもさせられるのかな。めんどいな。ジャン妻が代筆してくれりゃいいのに。
そしたらお猿さんからジャン妻に連絡がきた。
「現在、基礎工事が完了し、建て方工事(躯体組み)する前の足場組まで完了しております。
来週から床組の予定ですが、週明け月曜が大雨予報の為、火曜日以降で天候を見ながら進める予定です。
その後、1階の壁組、屋根組となります。12日~15日で行う予定です。上棟はその後になります。」
「屋根ができてないと上棟にならないってわけだ。」
この期に及んでまだ私はわかってないのです。
「そりゃそうよ。で、上棟打ち合わせは9月〇〇日(月祝)14時~になったわ」
先方から来る様々な連絡事項はジャン妻にToで、私は施主なのにCCかよと勘違いした。それってどうなのよって。
「まだ家はできないのかとか、秀吉の一夜城とか、旗の柄(スカンジナビア十字)が気に入らないとか、ロクなこと言わないからよ」
実際は私にもToだったのです。CCじゃなかった。それをいいことに上棟の当日、またトンでもない爆弾を落とすことになるのだ。
その日が近づいた。
上棟はあくまで「屋根ができました」の確認みたいなもので、そこでする今後の打ち合わせが大事らしい。
「まだ打ち合わせがあるのか」
「内装の細かい造作よ。屋根が出来たから打ち合わせするのよ」
「この炎天下にか。ウチに来ればいいじゃないか」
「現場で見ながら打ち合わせするのよっ。もうアナタ、上棟が確認できたら帰っていいから」
何を打ち合わせるかというと、お猿さんや美人建築士が言うには、
「当日はスイッチ、コンセント、造作棚関係の高さ、位置の最終確認となります。
その後、外構業者さんをお呼び致しました。現地にて外構プランの続きのお打ち合わせも予定しております。
また、太陽光発電システムの手続きにご主人(私のこと)の印鑑証明書が必要となります。当日に一通、お持ちいただけますでしょうか。」
また印鑑証明を取りに行かなきゃなんいのか。あと何通必要なんだろう。
上棟打ち合わせまでに印鑑証明書1通を用意するとして、ジャン妻の追加要求は、
「当日は造作棚関係の位置確定とのことですが、本棚として追加してもらいたいと思っている箇所がありますのでそのご相談もさせてほしいです。
具体的には寝室のクローゼット側出入口の右側角部分と、ベッドヘッドになるように作成してもらう棚の下を考えています。
こちらは現在ニッチを作成する予定となっていますが、いっそベッドの部分以外の左右はオープン棚にしてはどうかと思いまして。」
ベッドヘッド?ニッチ?何のことかサッパリである。
上棟日に現場に行ったら、美人建築士さん、現場監督のお猿さん、内装のコーディネーターさん、見習いの子、全員が女性だった。ノンマスクだったんですよ。素顔を初めて見た。
私は敷地内に入らず公道からジロジロ見てたら、小顔のお猿さん監督がやってきたので、
「これさぁ」
「???」
「貴社名の表示がデカ過ぎやしねぇか」
「・・・」
「派手過ぎだっ。ウチは貴社の広告塔かよ」
そしたらお猿さんもさるもので、
「ハイッ(笑)」
「ハイって言ったな」
「ハイッ(笑)」
あしらわれたのである。このエテ公め。
コイツらは家を建てに来てるのか、家を売りに来てるのか、どっちなんだって。後者なんだよね。
私はエテ公にあしらわれて憮然としてます。眉間に入った力が抜けない。
中に入ったらこんな感じで。
じーっと見てたら、
「如何ですか?」
おそるおそる聞かれた。
「いや、ホントに自分がここに住むのかと。いまいち実感がわかない。で、今日は何枚署名捺印すればいいんだ?」
そしたら請求書を渡された。それは中間支払いのようなものだ。
「本来なら〇〇(支店長)が持参すべきなのですが流行り病にかかってしまいまして。支払いはできれば週明けの(金)までにお願いできますか?」
「今度の(金)ってどっかの木に行く日じゃないか?」
「行く前、午前中に振り込めるわよ」
そういうジャン妻は私のぶっちょう面と態度に辟易している。
結局、この日はサインする書類は無かったのである。
「今日はサインはしないんだな」
「ハイ、今日は要りません」
「じゃぁ私は何しにここへ来たんだ。貴社の誇大広告に文句をつけにきただけじゃねぇか」
私は養生シートその他の会社広告が気に入らないのでまだ眉間に力が入っている。広告が貼ってある養生シートをビリビリと引き剥がしたい気分が抜けない。
見かねたジャン妻が、
「もう今日は帰って。後はアタシがやるから」
(―“―;) ← ジャン妻のカオ、
その日の夕餉ですが。
上棟だから?地元の寿司屋さんから出前を取りました。
ジャン妻は夕方戻ってきた。手に一升瓶を持って。
「また松竹梅?」
「そうよ」
これで2回めである。安酒だな。まだ4月の定年祝いに貰った日本酒があるから料理酒にするか。
「歩いてきたので重かった~」
「くるまで送って貰わなかったのか。気の利かない連中だな」
「いやいや、支店長が流行り病で来れなかったでしょ。彼女たち電車で来たんだって」
ジャン妻は寿司にご満悦だけど、さっきの私の態度にカオを、眉を、眉間をしかめて、
「何でああいう絡み方をするのよ」
「思った感想を言っただけだ。デカデカと近隣にアピールしてるみたいでヤダ。その辺の工務店はあそこまでやんないぞ」
「大手工務店はああやってアピールするものなのよ。〇さん(ジャン弟)のとこの〇〇工務店だって」
「事前に話はなかった」
「・・・(溜息)・・・もうあーいうことは止めてっ」
設計士からメールがきた。
「公告は宣伝の意味もありますが、弊社の名前を大きく出すことで、近隣の方に見られている意識をもって、丁寧に作業をしよう、という意味もございます。
大きさはあれしかないので何卒ご容赦くださいませ。」
詫びのようだが、言い訳にしか聞こえない。そのメールを見たジャン妻は、
「ホラァっ。ああいうひとたちは、施主さんや奥さんから施行上の問題を指摘されたり、クレームになったり、仕上がってから文句を言われるのを怖れてるのよ」
「私は造作とか仕上がりに文句を言ったことは一度もないぞ」
ここ大事、私は養生シートにデカデカと貼られた施行会社のアピール広告に文句をつけましたが、工事そのものに質問や口出したことは一度もない。「任せる!」だけです。
だけどジャン妻は随分と庇うな。向こうの味方か。
「彼らは怒られ営業みたいなもんだろ」
「イヤな年寄と思われるから止めてね」
だが寿司と酒がススンで、私の悪態テンションは止まらない。
「設計士が女性で現場監督も女性で年齢も近かったよな。あの2人は絶対仲が悪いぞ。内勤と現場だからカラーの違いだ。お猿さん(監督)にしてみりゃ、アタシはアナタ(設計士)と違って炎天下で作業して陽に炙られて真っ黒に日焼けしてのに、アナタはエアコンの効いた涼しい室内にいるじゃないって。」
「いい加減にしなさい」
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コメント
おっ、黒牛やないですか(^o^)/
我が町の名手酒造さんの黒牛やないですか、まぁしかし私ゃもうかれこれ2年近く日本酒は飲んでいませんね(^_^;)
未だに勧められはしますが、肝臓患ってる私に酒を勧めたら私が死んじゃった時に後悔しちゃいますよと言ったら、大抵の場合は注ぎ手を引っ込めますね(^_^;)
2023/10/08 12:41 by モノノフ♪ URL 編集
No title
定年になったら逆に物言いが激しくなりましたね。老害かもしれません。
この黒牛は社内の盟友から進呈されたのです。その盟友とは和歌山赴任中に2人で毎晩のように飲みましたが、ぶらくり丁の「千里十里」という店で黒牛の在庫が無くなっちゃって。
「ジャンさんゴメン、黒牛もう無いんよ。明日入れとくから今日は他の呑んどいて」って言われたことがあります。
私がいちばん酒量が多かった頃ですね。
2023/10/08 14:43 by ジャン URL 編集
建前
当時は建前と言ってましたね。
建前の日は尾頭付きの鯛が入った折詰を
お土産に帰ってきましたので
子供心に良い日なんだなという感覚でした。
それから施主さんとのゴタゴタは建築中に
承らないと、あとあとクレームが長引くと
困るので立ち会ってもらうのでしょう。ですから
「任せる」
が一番困りますね。
御造作ですが、よろしくです。
2023/10/08 21:31 by 峠おやじ URL 編集
No title
ナワさんとこ工務店でしたね。前に伺ったことがあります。
建前なら聞いたことがありますが、たまたま前を通りかかった知らない人が「上棟式?何か貰えるの?」聞いてきたんですよ。「やりませんよ」とお応えしましたけど。餅でも配ると思ったのかな。
私が注文つけたのは、寝室の位置に朝の陽射しが射すこと(これはグリーグの組曲、ペールギュントの「朝」をイメージしてういるのですが。)南に面した窓際にロングデスクを造ってジャン妻と並んで庭を見ながらデスクワークができる、ですかね。
他はジャン妻に任せて口を出していません。
水廻りなんかは主婦の領域なので。食洗器を導入するとか言ってたなぁ。
庭に沙羅樹を植えるとかも。
どうも現時点では自分が住む家だという認識が薄いです。私はクリエイティヴな人間じゃないので建売住宅で充分なのかもね。
御造作なんて初めて知りました。
2023/10/09 06:06 by ジャン URL 編集
No title
「ご雑作かけます」
のつもりが変換ミスしました。
でも同じ意味らしいですね。
上棟式に「餅まき」をする風習なども
ググるとあるようですね。
それと沙羅樹ですけど、以前いた家に植えたら、枯れました。
西日が強い場所に植えたためか、ひ弱なイメージがあります。
2023/10/09 21:16 by 峠おやじ URL 編集
No title
ご雑作ですね。了解です。業者の気持ちを御存じなナワさんが言われるのだから受け止めます。
こないだ見たら庭は腰まで草ぼうぼうになっていました。庭の一画を菜園にしようかと思っていますが、外溝工事を含めて来年以降になるかな。
まだ取り上げていませんが、外溝工事についてちと現地の班長他、近隣に相談しなきゃならないことがあるんですよね。
お宿の沙羅樹は枯れたそうです。「枯れたさらの木」になっちゃったんですよ。そんな弱っちい木をウチの敷地内に植えてもあまり意味ないんですけどね。
では出勤です。行ってきます。
2023/10/10 06:45 by ジャン URL 編集