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習志野庵

今日も昼は何でもいい気分だった。
急いでいたので蕎麦屋でいいや。たいして美味しくないけどこの時間ならまだ空いてるだろうと、店には失礼だが半ば諦めめ感覚で決めた。
そこから公用先は近いので、12時までに窓口に出向けば午後の行程が楽になる。余裕ができる。そう思った。
場所はメトロ東陽町駅西口から出て、交差点に面した旧いマンションの2階です。
店1
蕎麦屋らしからぬ電光看板、風情なんか無い。
なんなんだろねこの色調は?
店2ダサい看板
階段を上がる。1階で公道に面していない飲食店はハンデがあるので看板と矢印で2階に上げようと懸命なのがわかる。
1階は寿司屋さんだから「お寿司もいいですけど高いでしょ。ウチは2階にあるけどリーズナブルですよ。お財布に優しいしボリュームもありますよ」2階からそう聞こえるのが不思議だ。1階に寿司があってよかったんじゃない?
店3階段を上がる1店4客寄せに懸命
店5階段を上がる2
あがってきて右にパスタ屋、左に歯科、挟まれて蕎麦屋、間口がこんなに狭いのです。
何だかゴチャゴチャしてます。蕎麦屋にあろがちな格式ばった似非高級感が無の店です。
店6狭い間口1
ボードもバラバラ、空き箱にガムテで貼ってあったりする。
店7店頭ボード
引き戸の右半分をロッカーが塞いじゃってます。換気の為か少しだけ開いていた。
店8狭い間口2
ガラガラガラ、(引き戸を開ける音)
「いらっしゃぁい。お好きな席へぇ」
お好きな席なんてないけど、店に入って右フロアには高い位置にTVが据え付けられていて、例によってこの時間には見たくもないくだらないワイドショーが流れているので、入ってすぐのテーブル席にした。
この店、1年振りかな。その1年前のネタはボツになっています。蕎麦と生姜焼きセットだったが、生姜焼きの肉が酷かったのだ。ペラッペラで、こりゃ何だ?厚紙を水とタレに浸したのかってくらいに歯応えが無く、薄い油揚げみたいな肉だったんですよ。
肉って感じが全くしなかったのでお蔵イリ、ボツ、それきりだった。
そのボツになった前の初回はセットのミニカツ丼がまぁまぁだったと思う。蕎麦は山菜でしたな。まぁ既製品の蕎麦と汁でしょう。
メニュー載せます
メ1メ2店内1
店内はいい感じの女性2人、後から女将さんが加わって3人、このスペースで3人か。2人でよくね?と思ってしまった。だってお客さんが来ないとずーっと喋ってるんだもの。
店ん中はこんな感じで昭和感が満載である。これを良い雰囲気と思うか、時代遅れと思うか人それぞれでしょうな。
年配者だけでなく若い世代もフラッとやってきた。喋ってた店の女性もお客さんへの反応は早くて機敏です。ヒマはよくないからね。
座敷の左に箱が鎮座していて生活感が丸だしです。片付けた方がいいと思うけど、明日か明後日載せますが、私の地元の蕎麦屋も小上がりの端っこにゴチャゴチャと生活物資を積んであるんですよね。
「そういう生活感ムキ出しの店はイヤ」(ジャン妻)
家の中をブッ散らかしているジャン妻ですらそういう。
「家と店は別。今、散らかってるのは理由があるでしょ」
年内に建て替え中の実家に引っ越すので開き直ったようにそう言ってます。
私に背中を向けてる坊やは日替わりだったが、食べ終えてもそこに居座ってスマホいじくっとるぞ。ここは港区じゃないからいいけど、貴重な昼休憩時間の殆どを店内で過ごすつもりだろうか。
店内2店内3店内4卓上
かき揚げ蕎麦をオーダーしたのだが、さて、これだけで足りるだろうか。
蕎麦1蕎麦2蕎麦3
見て、何だこれ?って思った。丼の縁、円周より小さいかき揚げ、カルビーのサッポロポテトを衣で綴じて揚げたんかと思った。
ナルトが隠れてる。入れるの忘れて慌てて後から突っ込んだって感じだね。
グリーンピースも混じっていますね。
蕎麦4隠れナルト
別小皿のネギを投入、
蕎麦5ネギ1蕎麦6ネギ2
半ライスにかき揚げの一部を載せたらかき揚げ丼ぽくなるだろうか。
蕎麦7半ライスでかき揚げ丼になるか?
漆黒の汁に黒いレンゲです。汁も濃く黒く、関西の蕎麦通人が見たら驚くだろう。
蕎麦8黒いレンゲじゃぁね蕎麦9かき揚げをリフトアップ1蕎麦10かき揚げをリフトアップ2
持ち上げてみた。固いようで脆い。ボロッと割れてボッチャン!
食べてみたらタマネギが少なくてニンジンの方が多い。甘味がそんなに無く、剥き海老の小さいのが混じっていてそっちの香と塩味の主張が強い。
海老は居酒屋メニューによくある川海老の唐揚げみたいだった。
かき揚げは中が熱いので、もしかしてこれは店内で揚げてたのか。それは項評価しましょう。でもそれもアタリマエか。スタンドじゃないからね。時間もそれ也にかかったし。
蕎麦11蕎麦12蕎麦14蕎麦15蕎麦16
蕎麦もつけ汁も風味が弱い。味は濃いけどかき揚げからコクが出て何とかなったが、かき揚げ蕎麦って椅子に座って食べても美味しくないですね。立って食べたいと思ってしまった。
蕎麦はコシがぜんぜんなくグニャングニャンの一歩手前、立ち食いスタンドの方が美味しいかもしれないよ。
蕎麦17後半戦蕎麦18かき揚げ屑をすくって
かき揚げた屑をライスの上に載せてみたが、味の浸みた小麦粉でしかなかった。
まぁこんなものですかね。
お腹一杯になったかって?そうでもないのよ。
蕎麦19ミニかき揚げ切れ端丼店11出る
ご馳走様でした。店のスタッフの感じや醸し出され過ぎてる昭和雰囲気も良いので何とか店として成り立ってる感じですね。味はそんなでもないなぁ。
でもそう思った負の感想を忘れてまた入ってしまいそうでもある。
店を出たとこ。階段を下りなきゃならないのだ。階段下りたら1階の寿司屋のオヤジと目が合って「2階に行ったの?蕎麦屋さん?ウチに来ればいいのに」目がそう言っていたような。
店12階段を下りる
そして11時40分、何とか12時前に間に合った。
行政内の廊下を歩いてたらWCから見知ったカオが現れた。小柄な女性で、私の群馬転勤が解けて本社に復職した頃の担当者だった女性だった。
「S藤さん」
「アラぁ。〇〇さぁん」
並んで放しながら歩いた。
「まだこの業務に携わっておりますよ」
「そうですかぁ。お仕事長いですねぇ」
これを私は「まだお仕事されてたんですかぁ」と受け取ってしまった。
「この業種が10年ですが、在職年数は・・・」
・・・年数を答えたが。自分は在職何年になるのか。下手すりゃこのままいけば30年近くなるんかいって背筋が寒くなった。早く辞めないと。
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コメント

蕎麦は東京と思ってましたが…

まぁ立ち食い蕎麦ですもんねぇ、でも私はかねがね蕎麦が旨いのは越前や祖谷や出雲よりも、産地の北海道と変態的に更科に拘った信州と舌の肥えまくった東京が一番旨いんだと信じてますよ(^o^)/

No title

モノノフさんこんにちは。
東京は人や店がたくさんだから、こういう業務用の蕎麦を茹でて出すだけの店の方が多かったりします。
出雲そば、食べたんですよ今日。
乾麺ですけどね。結婚祝いの引き出物です。
蕎麦は南会津みたいに稲作に適さない山間地で生まれたのかとばかり思ってましたが、全国にあるみたいですね。
蕎麦粉の栽培に向いてれば何処でも栽培できるのでしょうけど、東京だと深大寺と高尾しか思い浮かびません。
神奈川なんか殆ど聞かないです。
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