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なべや

週始め月曜の夜、ママの手書き黒板メニューの店に電話しても誰も出ないので、店前に来てみたら真っ暗、閉まってた。
臨時休業って貼ってある。
臨時休業1
何かあったか?まさか流行り病か?
従業員に不幸でもあったのかな。
ウチでもそういうの続いてるんですよ。群馬の社員の家族葬会場は何と群馬八幡の例の店の近くだったしな。
仕方がない。さてどーするかってことになって「なべや」に電話したらカウンター席2名ならオッケーだってんで、3回目の訪問に相成った次第。(ジャン妻は4回め)
店1路地1店2店3メ
「あれぇ。お久しぶりですねぇ」
久しぶりたって、1ヶ月経ったかどうか。それでも久しぶりなんだね。こういう隠れ家みたいな飲食店はキャパが小さいから、客のカオと好みを覚えているようだ。
「例のジャンさんの地元の客がもうすぐ来るんじゃないかなぁ。地元でお会いになられてますか?」
「会ってないですよ」
道端で会ってもわかるかな。結局、この日は来なかったんだけど、
前回お会いして別れ際に、じゃぁ地元で出逢ってもお互い知らん顔してましょうねぇって心無いこと言っちゃったからなぁ。
出るモノは殆ど同じです。こっちが言わないとね。
里芋煮、歯応えがあって、それでいて味が沁みているスグレモノ、もうひとつは冷や奴に明太載せ、この豆腐が何だか美味しくて、大きいサイズで単品冷や奴で喰いたかったな。
最初の膳1最初の膳2最初の膳3最初の膳4
刺身、マグロ、ボタン海老、カツオ、平目昆布締め、肉がメインの店ですが、魚の目利きもいいですね。
刺身1刺身2刺身3刺身4刺身5
「ヤツも連れてここに来ようぜ」
「そのつもりだけど、その彼(ヤツ)との打ち合わせでさぁ」
この日、退勤1時間前に、とある男性社員が彼=ヤツなんだけど、その者が私んとこに来て、
「打ち合わせで奥様(ジャン妻)を19時までお借りしてよろしいでしょうか?」
私に許可を求めてきたんですよ。レンタルかっつーの。
ダメとは言わないよ。でもダメって言ったらどうするつもりだったんだ?
「じゃぁきっかり19時、その後でそっちも飲みに付き合え」
「ええっ!」
部屋に戻っても仕事しなきゃならないだの、金がないの言うとったが、
「金のことなんか心配せんでいい」
こういう台詞を言ってみたかったんだよ。だが、次のひとことで相手は引いた。
「トイチで貸してやっからって言ったら彼、断りやがった」
「・・・急に今からって言われても来ないでしょうね。アタシだって行かないし」
「前は今日みたいな時間外で打ち合わせの後は、お疲れ様、じゃぁ軽く1杯ってなったもんだが」
「そうね。昔はそうだったわね」
「コロナでそういうのなくなったなぁ」
もうそういう文化は滅んだ。少なくともウチの会社ではね。忘年会もないだろう。あっても出ないけど。
熱々のつくね汁、湯麺入れたらいいのに思う。
つくね汁1つくね汁2つくね汁4つくね汁5つくね汁6かき揚げ1かき揚げ2かき揚げ4かき揚げ5
かき揚げ、ここまではだいたい定番です。
「今日は趣向を変えて、鳥でいってみましょうか」(マスター)
奥で炎が上がった。私らのだけでなく、複数のお客さんの肉を一気に焼くのです。
さて、ビールに飽いたぞ。
「今宵は月曜日だから、キツい焼酎だった玉露の生は勘弁してくれ」
日本酒にした。飲んだ銘柄はこの2つ、出る料理に併せてマスターにお任せです。
日本酒の銘柄を取り換えるとき、並々注がないでちょこっとだけ注ぐのですよ。
「グラスを廻して飲んじゃってください」
グビッと飲み干した。取り換える前のと取り換えたのと味が混ざってる。
「何でちょこっとしか注いでくれないのかなと思ったら」
「笑、今、注ぎますね。よいしょっと」
トクトクトク、
よいしょっ
グラスを洗ったり取り換えたりする手間をかけない代わりに、新しい酒をちょこっとだけ注いで廻して飲むのです。化学でいう共洗いですな。
この共洗いですが、何種類も銘柄を替えるとその度にするので、かなりの量を飲んじゃうんですよね。
酒1酒2
そして焼き上がった焼き鳥、串に刺してない焼き鳥、サラダも添えてある。サラダには潰したゆで卵もあって、鶏と玉子だから親子モノになっている。
鳥1鳥2鳥3鳥4サラダ鳥5鳥6
奥ではグループ客がワイワイ、宴会か。まだ忘年会には早いだろうに。
そういえばコロナが5類になったから、今年の年末はそういうの解禁になるのかな。1年早ければ、私の定年還暦祝いなんかもやってくれたかも知れないのに。
「そっちは忘年会やるの?」
「やると思う。こないだ歓迎会もやったし。そちらは?」
「ウチはやらないと思うな」
だが、出入りの行政から各社にお達しが配信された。
「コロナで控えていましたが、〇〇指導を再開することといたします」(略文)
これは行政の一室に強制的に呼びつけられ、コワ~イ監査官にあれこれ指摘される指導、査察のようなものです。よほどの事情がない限り欠席は許されない。これに便乗してか「幾何かのお金を振り込めが指導を省略できます」なんて詐欺まがいの例が合って、それを防止するポスターが貼ってあったりするもの。
それの担当部長が私んとこにきて、
「また再開するってお達しがきまして」
「さっき案内を見たけど一方的だよね。お上からのお達しって感じだ。もうそういうの止めたのかと思ってた」
「コロナで3年か4年の間、控えていたのを再開するそうです。そのときは例の一覧をお願いできますか」
「それはいいけど」
一部だけ私の業務と被るのです。なので受けたけど私は混ぜっ返すのも忘れない。
「コロナで控えていたのを復活するってこたぁさ。」
「・・・」
「厚生省が、もうコロナは収束しましたって公に宣言してるようなものだよな。」
「ですね」
「だったら大人数でノーマスクで飲み会やって構わないってことだろ」
「・・・」
生真面目な相手に対してわざと話を脱線させて、混ぜ返して終わってしまった。
コロナが収束したわけじゃない。終息なんてトンでもない。ただ、国民の意識が薄れただけである。

箸休め?白子、何の白子だったかな。鱈かな。
白子1白子2白子3白子4
牛ステーキ、どっかの木を思い起こさせる。ジャンの地元の肉屋が若夫婦の主導権になってから扱う牛肉のランクが一気に上がったのであまり外で牛肉を欲しなくなってきたんだ。こういうのを舌が驕るというんだろうな。
ステーキ1ステーキ2ステーキ3ステーキ5店4振り返る
ご馳走様でした。ウィ~ッ、今日も酔っぱらった。急な階段を下りるときに吸い込まれそうになったよ。絶対にこの店、階段を転げ落ちた客っていると思うぞ。
サブの女性がバイバイしてくれた後の写真で今日の記事はお開き。路地には客引きも復活、私は滅多に声をかけられないがそこかしこで袖を引いている。港区の条例はあって無きが如しである。
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コメント

トイチの利息って(^_^;)

出たヤミ金ジャン金融!
わてんとこは利息だけキッチリ払といて貰うたらかましまへん、土地持ちの社長にやったらナンボでも貸しまっせぇ😎

No title

モノノフさんこんにちは。
そこに喰いつきますか。
この記事のポイントはそこじゃないんですけど。(^^;
「トイチなんて言葉をオフィスで使うんじゃ
ないわよ」(ジャン妻)
現職に転じて社内で金の貸し借りをしたことはないと思います。前職ではときときありましたけどね。
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