fc2ブログ

4軒ハシゴの夜

今宵は群馬八幡にするか、高崎駅チカの界隈で済ませるか。
結果、後者になった。疲れてたのと、自分対店の人ならいいが、自分対店のお客さんも相手にできる気分じゃなかった。
となると、1軒めは七だな。
店1店2店3
引き戸を開けた。マスターTさんが所在無げに暇そうにしてた。髷のままで随分と長くなったな。武道家か舞踏家だったのがアヤしい祈祷師みたいになってる。
「髪切らないの?」
「めんどくさくて」
「料理はめんどくさくないの?」
「笑、別に切らなくてもいいかなぁって」
髪を伸ばそうが髭を伸ばそうが個人の自由だが、どうもこの人の考え方ってようワカランところがある。髪を切るのがめんどくさいって?
何も考えてないのかも知れないが。
店内1メ1メ2
「達筆過ぎて読めん」
「どれッスか?」
「このかわはぎ・・・何て読むんだ?」
「かわはぎの肝和えです」
やっぱりそうか。後でお酒の時にしよう。だが、タイトルに合うとおり、今宵はこのトシで4軒ハシゴにTRYするのだ。1軒1軒は少量にしなくてはならないな。
髷とロン毛1髷とロン毛2最初の膳1最初の膳2
おとおし、キュウリと、この白いのは何だろ。イカかなぁ。微かに燻製の香がしたんだよ。
だけどこの黄色い小皿、穴に親指を通して半月の外側を鋭利に研いだら、立派な暗殺用の凶器になりそうだな。
お次はカツオ、カツオもマイブームなのです。戻りカツオって美味しいね。初ガツオが出たときはそれが美味しいと思うけど、戻りが出たら断然、こっちの方が美味しく感じるもの。
カツオ1カツオ2カツオ3
カマスのフライ生野菜添え、あまり脂がのってるとは言い難いです。あっさりしている。
カマス1カマス2カマス3カマス4カマス5カマス6カマス7
「今日は仕事っスか?」
「そう、大した案件じゃないけど。群馬に飛ばした女性社員で、初めてこっちで彼氏見っけて、名前が変わる子がいるんですよ」
「へぇ。こっちで」
「そうそう。今回はそれで来たの。その子から群馬に飛ばされる前に、群馬ってどんなとこですか?って聞かれて、いいところだけど君が赴任するところは古墳しかないよって言った」
「笑、何処に住んだんですか?」
「吉岡か榛東だって」
「ああ、ありますね古墳が。でも自分も学生の頃はアタリマエのように古墳とか見たし、あって普通でしたよ」
「山名の方にも古墳あったね」
「そうそう」
「神奈川には古墳なんて殆どないよ。開発でみんな無くなった。私も考古学とかサッパリなんだけど、あの土盛りの山は見てて萌えるね」
私はそう言いながら、古墳の形状を片手で形づくった。丸みを帯びた女性の裸身を描くように。イヤらしいな。
マスターのご実家の方にも古墳がポコポコあるそうである。私は古墳を見に行っても考古学がサッパリダメなので、人がいないのをいいことに登ってみたりとかね。首長のお墓をですよ。

純米酒にして、かわはぎの肝和え、ちっちゃいなぁ。
カワハギ1カワハギ2カワハギ3
「引退してスポーツとかやらないんスか?」
相手を見て言ってください。
「やるわけないジャン。スポーツは身体に悪いと思ってるしね。パワハラの温床だし。プロスポーツだって結果しか見ないモン。でも歩いてますよ。1日に2万歩は普通に歩いてる」
「に、にまんぼ、ですか?」
「27000歩とか」
「!それって仕事で?」
「もちろん。歩かないと終わらないから。あそこへ行って、次にどこそこに行って、ラウンドするわけですよ。もちろんずっとずっとずーっと歩きっ放しってわけじゃなくて途中では公共交通機関を使うから」
「群馬じゃ考えられないっス。2万歩なんて」
「バスや電車がないからね。マックスで3万いったときが脚にきたけどな」
「!!!」
「くるま社会の群馬ではそんなに歩く人はまずいません」って言われた。前に椿町の食堂でも言われたな。まぁそうだろうね。

締めは石垣鯛の刺身、海鮮モノばっかりになっちゃったな。
イシガキ1イシガキ2イシガキ3
私は会社命令で群馬に行けって言われて、会社命令で1年で帰京させられたのをまだ根に持っているのだが。
その頃住んでたマンションは今もあるけど。
「高崎ってマンション増えましたね」
「そうなんスよ。ウチのお客さんでも新幹線で東京まで通ってる人いますよ」
「高崎から東京まで新幹線通勤がオッケーなら、私だってこっちに住んで、東京まで通ったのになぁ。」
「笑、今からでも」
「それがさぁ」
実家を解体して建て替え中の話をして、
「なので、こっちに住んで東京に通うという、それは叶わぬ仕儀と相成りました」

七さんには来月、ジャン妻を連れて来ることになる。予約しました。
店4
さて、七さんで生ビール1杯、純米酒をチビチビと1合、これだけじゃぁ当然腹持ちしないな。アテも海鮮モノ、それも刺身中心で小さいネタばっかりだったからな。
このときバスの時刻がちょうど良かったので、今から群馬八幡に繰り出そうかとバカなことを考えたのだが、あの店に行ったらアクの強い常連客たちにいい意味で絡まれて長居してしまいタイトルを完遂できなくなる。
銀座アーケードのあの店にしよっと。おでんで腹持ちさせよう。
銀座1銀座2
錆びれているな。客引きもいなかったな。案内所にいたアニさんが私に一瞥をくれたくらいだ。
店1
店2
引き戸を開けたら盛況で、カウンター、詰めて貰って真ん中に陣取った。
見知った人もいた。これから店を開けるお水の女性や、遠方から出張で来た人、その人に「ここがこういう店だよ」「群馬はこういう土地柄だよ」と文化を吹聴する人、小上がりも殆ど埋まっていた。
「この人(私のこと)川崎の人だから」
「違いますって」
「ああ、横浜だっけ?鶴見って横浜なの?」
「まぁね。鶴見と川崎と蒲田は同じに見えますよね」、そう言って煙に撒いた。「神奈川から来た者」にしといてください。
店内1店内2店内3
お酒は銀盤(これしかない)のぬる燗にした。
「何で群馬なのにねぇ。ごめんね。富山の酒でごめんね。ごめんね。」
この時間でもう酔っぱらってますか。まだ19時過ぎですよ。
ポテサラ、この雑な盛り、投げつけたように盛ったでしょ。崩れてるし。
ポテ1ポテ2ポテ3ポテ4おでん1
「こないだは来ていただいたのにお断りしちゃってゴメンなさいねぇ」(ママ)
「ええ、遅かったしね」
本音は「閉めるの早くね?」ですよ。引き戸を開けたらバッテンされちゃったのである。
21時前だったっけか。あの後は祭り囃子のリハーサル音から逃げるようにボンゴレ夫人のBARへ行ったんだった。
この店は何時までなんだろう。「あと1時間で閉めちゃうから」というので時刻を見たら19時過ぎじゃないか。20時クローズなのかもしれない。
それでいて「早い時間に来てもぜんぜんオモしろくないんだよぉ」と右端のお客さん、20時なんて東京では宴たけなわですよ。
まぁいい。さて、小腹を満たさなくては。
「おでんちょーだい」
「アイ、で、何?言ってみてくれる?」
「おでん、がんもどきぃ、大根、さつま揚げ、ニンジン、昆布」
「ええっと、何だっけ?もう1回、復唱してくれる?」
ヤバい、酔っぱらってる。
「こっちも覚えてない。嘘、そんなこたぁない。ええっとね、がんもどきぃ、(ああ、あったあった)、大根、さつま揚げぇ、(あったかな)、そこにあるじゃん、ニンジン、(デカいのを拾ってくれた)、昆布ぅ、(2枚くれた)」
おでん2おでん3おでん4おでん6店内4
ある常連さんが「マスター、まだ自分の酒、飲んでくれてないじゃん」
聞き違いではない。自分とこに酒がきてないんじゃなくて、自分の杯を飲んでくれてないという意味です。
だが私はマスターに注がなかった。マスターが言うには「医者に止められて。1日5杯はダメだって。なので3杯にしてるの」そう言うからである。これでも末端とはいえ医療業界の人間だからね私は。
大丈夫かな?
「でもあと5年は営るから」
昨年も一昨年も、「あと5年」って言ってたような。
店3店4
では通り町へ戻ろう。BARが待っている。どっちへ先に行こうかな。

打ち上げの筈が

やっと終わった。重たかった緊急な案件で私の担当分が片付いたぞ。両腕を天に伸ばしたい気分だ。肩痛いから伸ばせないけど。
10月に振って湧いた新規案件は毎週のようにヤマがあって、①事前相談、②現地面談、③新規申請、④立ち入り検査、⑤廃止と許可証GET、そして⑥県への申請、今日は⑥で「新しいコード票はいついつ投函されます。電話での問い合わせは、いついつの9時以降にお受けいたします・・・」
これでもう安心だ。明日から引き継いだ後続部隊が続々とそこに派遣されるのである。
店1店2大皿1出番が無かった糠漬けメ1メ2最初の膳2最初の膳1
刺身をオーダー、お品書きの右から平目、真鯛、本鮪赤身、赤はた、すみいか、
「にぃ、にぃ、にぃ、にぃ、よん」
「イカだけ倍ですね。カツオもありますけど」
「あ、それも入れてください」
6品盛りがひと品増えて、7品盛りになったぞ。
刺身1刺身2刺身3刺身4
「終わったの?」
「ウン」
「お疲れでした。タイヘンだったね。で、アタシの話してもいい?」
ズルズルズルッ、ズっこけた音、
何だよ。今宵は私のお疲れ会、慰労会じゃないのかい。そういうのを聞かなきゃならないのか。勘弁して欲しいんだけどなぁ。
じゃぁ仕方がない。私は自身の達成感を脇に置いといて、ジャン妻に併せて愚痴じゃないけど憤懣を語るしかないじゃないか。
内容はジャン妻に今日起きた奇禍でもないのだが、困ったちゃんネタだった。
在宅勤務が可能なら週2日に調整されたのと、ホントはその日は出る日なんだけど往復の通勤時間がもったいないのでもう1日在宅勤務させてくださいってのと、在宅での時間外勤務の是非と、時間外が個人の生活給になっちゃうのと、上から、「そこまでやらなくていい、それ以上は趣味の領域」なんだか聞いてて疲れる内容だったな。
正直こっちは疲れてるのに。自分の業務的には解放感があるのに。
生返事だけしてるとジャン妻はキッとなって、自分で切り出したクセに私の慰労会が台無しになりかねない。聞きながら、口を挟まなくてはならない。
「在宅勤務を増やす、出勤社員を減らすことで経費節減になって、上の者の評価が上がるってわけ?そういう会社のネタを知ってるけど」
「そうではないわよ。そんな会社があるの?」
「今もそうなのかどうかはわからないけどな」
結論なんか出ないですよ。今日はこういうことがありました、だけで終わりです。

突発した緊急案件が片付いたので私は通常業務に戻る。戻るにしても後任の育成、引継ぎに繋がるのだが。ちと困ったことが。
13人いる部下たちで、私が後継者筆頭候補に考えてた者が退職になるのと、他2名も退職、1人が転勤になってしまった。13人のうち4人欠は痛いな。
2人は補充される予定なのですが、私が引き継ぐには全くズブの素人なのでまたイチから教えなきゃならないのだよ。
会社上層部は私の業務継承について真剣に考えてくれてるのかなぁ。そうじゃないならもう引き継がないで「では、サラダバー!」バイチャしちゃってもいいかなって思うようになっちゃってね。
いなくなったらなったで、残る者が、いる人間がやるしかない。やればいいんだからな。
「それでもいいんじゃない」
「精度は雑になるだろうな」
おでんも単品が書いてあったので、手作りがんも、じゃが芋、玉子、ふろふき大根、手作りイカ天ボール、
「これも全部、にぃ、で」
そしたら何のことはない、盛り合わせになった。
おでん1おでん2おでん3おでん4
「ジャガイモ追加でもう1個食べたい」
「おやめなさい。でもマイブームのようね。何で?」
「何でって・・・」
何でだろうな。ジャガイモが食べたい気分なんですよ。敢えて理由を挙げるとしたら、今、改築中の実家の建設業者が北欧スカンジナビア国旗の会社なんだけど、どうせならその国の文化を知ろうと思っていろいろググってたら食文化にジャガイモがあつのだよ。
「あの辺の国ってのは寒冷地だから、寒さに強い野菜栽培だとジャガイモが欠かせないんだって。それを読んだせいかもしれないぞ。」
「そういう理由で?」
お品書きにはないけど、ここに移転する前にいた場所を文字って、虎ノ門スープと呼んでいる逸品、
タマネギ1タマネギ2タマネギ3熱燗の店今日は熱燗
マスターと目が合った。照れ笑いしている。
「何か今、オモシろいことやってましたね」
「見ました?」
「見た。だって目の前だし」
ガスレンジの上におでんの大皿を載せて直火で温め直そうとしたんですよ。そしたら安定が悪くて、ガタッと傾いてアヤうかったのだ。
大皿2マスターがオカしなことを真鱈白子1
真鱈の白子ポン酢、
「前はこういうの見向きもしなかったクセにぃ」(ジャン妻)
前はこれのプニョプニョした食感がイヤだったんだよね。今は大好きだ。白子もそうだが、イクラとかタラコとか、好きになっちゃってねぇ。齢を重ねると嗜好も変わるもんだね。
真鱈白子2真鱈白子3
木耳と三つ葉の玉子焼き、
大船の和風玉子焼きに似てるな。スパムステーキの店でも。
これで満腹になってしまい、お会計お願いしたら「もうお帰りですかぁ」マスターが子供みたいなふくれっ面をしたよ。
玉子焼き1玉子焼き2玉子焼き3玉子焼き4店主夫妻店3店4
地元駅に着いたら、
「久々に(スナック)行ってきたら?
日々の晩酌以外に二次会=歌=スナックは抱えてた案件が片付くまで避けてたたのです。ストイックだからね私は。
ジャン妻は先に帰った。スナックのドアを開けようとしたら、背後から「ジャンさん」声がかかって振り向いたらママだった。
「久しぶりじゃない。どうしてたの?病気かと思って」
1ヶ月半ぶりです。
「1ヶ月ぶりでも声出るじゃない。変わらないわよ」(ママの営業トーク)
スナックでは95点以上をマークすると曲名と名前が書きだされるのです。
上手い客の名前&曲名カードは床に届かんばかりである。気持ちを込めて歌うより、音程に忠実に静かに歌う方が点数に繋がるみたいだ。
でもそれじゃオモシロくないともいえる。私は1枚で1回だけです。それも2年連続で同じ歌なんですよね。

個人的勝負メシ

新橋のガード下です。時刻は10:30、まだ「天下一」のOPEN11:00には30分ある。
でも11:00まで待ってられない。13:00には千葉県某所にいないといけないのだ。
新橋1
しゃーない。このチェーン店で勝負メシとするか。
勝負メシとは大袈裟だが、10月に突然私に振って湧いた難業務、緊張を伴う最後の日を迎えたのだ。
店1店2店3店内1
私が日高屋なんてのを利用するのは、今日の昼はどうでもいいやモードのときである。または急いでいるとき。
「ゲッ、タッチパネルかよ」
口に出てしまった。でも日高屋さんのタチパネは、松屋や魁力屋、CoCo壱ほど難儀ではない。前にタッチしたことがある。今日はマズったらしい温麺は避けて定食にすると決めた。簡単な筈だ。
ゆっくりマイペースで闊歩する女性スタッフが冷水コップを持ってきて、プイと踵を返してしまった。
店内2店内3店内4箸箱
今日のアポは千葉県某所で13:00なので、午前中は何処へ行くでもなく朝から午前11時までは自室で在宅勤務しようとしてたのだが。
自室でブィーッと振動音がした。
何だろ。私の携帯じゃなかった。
またブィーッと鳴った。今度は私の携帯だった。見たらジャン妻からメッセが入っていて、
「会社携帯を忘れました。デスク上で充電してありますか?」
「あるけど」
「今日、会社来ますか?」
持ってこいってか。今日は13:00に千葉だから今から出れば寄れるけど。
その前に、
「鳴ったら出てやるよ」
「やめてぇ!」
ウチの会社は2層組織でジャン妻は私らの会社を支配・・・というか、管理する側の会社にいる。ジャン妻に架かって来る電話の相手は私の知らない人が多いのだが、架けて来る側は私を知っているらしい。
ジャン妻の携帯に何回か出たことがある。出る筈のジャン妻が出ないで私が低いこもった声で「アイ〇〇です」出ようものなら相手がギクッと固まるのがオモシロくてさ。
「いませんよ」、
「今、生ゴミ出しに行ってます」、
「今日は有休じゃなかったかなぁ。今、洗濯してますよ」、
相手を恐縮させるのがオモシろいのだ。こっちは普段から支配される側、管理される側にいるから、逆襲の材料になるわけですよ。
それが昂じてジャン妻は怒った。「絶対に出ないで!」って。
でも携帯を自室に忘れてったからには、
「出るのが礼儀ってものだろう」、
「絶対にやめてっ」
だがこの遣り取りの後でジャン妻の会社携帯が鳴ることはなかった。社の掲示板に「今日は会社携帯を忘れました」メッセージを流しやがったからである。
「そのまま置いといて」
しゃーない、持っていくか。千葉に直行するところを途中下車して届けたんですよ。事務所のドアをバンと開けて、上会社のシマ(部署)へズカズカと歩み寄り、目を見開いたジャン妻に「オラよ」とばかりに投げつけて、
「何をやってんだっての!」
こっちは急いでいる。ウチの会社連中も何事かと思ったフシはあるが、他は誰とも接しないで事務所を飛び出した。15秒もいなかったと思う。
で、JRに乗り換えるべく、メトロから地上に出て新橋駅ガード下にいるわけですよ。

テーブルにはラミネートされたカラーメニューはない。このタチパネで検索するのです。日高屋で唯一マシだと思っている
タチパネ1タチパネ2
生姜焼定食、ご飯普通をカートに入れて、サイドオーダーのつまみをタッチしてキムチなんぞをOnしてしまった。オーダー確定である。
遠めに厨房の方を見たら調理も男性ひとりでやってた。ひとりじゃぁねぇ。細かいところに目がいかないわな。タッチパネルが引っかかっているボードの上なんかゴミと埃だらけですよ。家庭感ムキ出しな旧い店の内装を見慣れてる私でも汚いなと思ったもの。
あとからポツポツと客が入って来る。いずれもひとり客、会社員か昼飲みの初老の男性、お爺さん客、タッチパネルに不慣れな、苦手な人はスタッフを呼ぶしかないのだが、美系なのにムスーッと能面カオした女性スタッフがアンドロイドのように闊歩しているだけである。やる気ゼロに見えるのだ。あまりに無愛想なので、日本人なのか向こう(大陸か半島か島)の人なのかもワカラン。
タッチパネルなんぞを導入すると店側のオーダーミスが削減される替りに、スタッフの接客接遇レベルがガクンと下がる傾向にあるね。教育要らないもの。ひとりでもオバちゃんスタッフがいた方がマシです。
でも、南千住駅前店みたいに、オバちゃんスタッフがひとりだけで切り盛りしている時間帯は良くないね。
https://junky.fc2.net/blog-entry-218.html
若いスタッフばかりで柔軟な対応ができないクレームの温床みたいなT塚駅前店も酷かったな。
https://junky.fc2.net/blog-entry-224.html
同じチェーン店でも、餃子の王将なんかだと武蔵小杉店、二俣川店は良かった。では同じガード下でひとつ間を置いた品川寄りにある王将新橋店はどうだったかな。
王将は確か11:00~だったと思うけどな。今いる能面スタッフの日高屋は10:30にOPENなので、その30分差でこっちに決まっただけである。(後日、王将も10:30~なのを確認しました。)
ひとり調理だから時間がかかるだろうさと会社携帯をイジって待っていた。
生姜焼き1
これが今日の最終局面を迎えた私が選んだ勝負メシですよ。
見た目はいい感じじゃないか。玉葱入り。キャベツは少ない。ツルツルでテカテカ光ったマカロニサラダにはマヨが大量に添えられていた。
この箸だとヌルヌルして、ツルツル滑って摘まみ難い。
生姜焼き2生姜焼き3生姜焼き4マヨ多いス1ス3ス2キューちゃん増えたか?キムチ1
肉は柔らかく良質な方だと思いますね。麺類に入ってるクズ肉とは全然違う。野菜タップリタンメンの豚肉はヒドかった。殆どゴミ同然のクズ肉の切れ端だった。どうしてこんな差があるのかなとも思う。
甘辛いタレで美味しい。ご飯がすすむけど大盛りは避けて抑えた。
キムチはおまけ。そんなに辛くないと甘くみてたら後半ビリビリ効いた。スープの味がしなくなったもの。
辛さを和らげる為にマヨに浸けたりする。それでもマヨは多かった。私でも余った。
そういえば竹輪磯辺揚げは無くなってたな。
生姜焼き5生姜焼き6生姜焼き7生姜焼き8生姜焼き9キムチ2キムチ3
会計はタチパネをタッチして会計ボタンをタッチして紙伝票をレジに持っていく。喰い終えた私がタッチしたのをチラ見しただんまり女性スタッフが先んじてレジに立って、早くしなさいよとばかりに待っていた。
タチパネ3店4
新橋2
この内容で1000円以下だから企業努力の程が察せられる。タッチパネルに慣れてる客はイチイチわざわざ店のスタッフを呼ばなくていいから便利だろうけどね。
殆ど声を発しない女性スタッフだった。笑ったら美人だろうに。オジさんはイチコロだろう。わざとやってんのかな。
では最後のヤマをクリアしに向かおう。

SL

内房への日帰り出張も大詰めを迎えた。
もうすぐ私の出番は終わる。いったんはお役御免になる。
1ヶ月限定の短期集中業務だった。現地には一度も泊まらなかったのが残念でもある。いつかの茨城行脚もそうだったが、その地に泊まらないと思い入れまでいかないものだ。
バス1バス2
今日はいったん東京本社に出て、品川から高速バスに乗った。小湊鉄道だった。
バス3バス4
東京湾を渡る途中でピタゴラスイッチに出てきた橋の下にアームが伸びる点検トラックを見たぞ。
バス5
バスに乗ってウトウトして落ちかかったのだが。
とある店舗責任者(女性)から、
「こういう場合、どうしたらいいですか?」「誰に訴えたらいいですか?」
不穏な?内容と質問メッセが届いて目が醒めちまった。
(正規のルートじゃダメなのかな。)
(それだと埒があかないのか。しょーがぇなぁ。)
自分也に指針を示してあげた。
「ジャンさんが言うところの誰々さんにこちらの事情を話してみます」
「ウン、そうしてごらん。アイツは現場ファーストだからね」
やれやれ、このトシになって、そういうトラブル、揉め事からは脚を洗ったつもりなんだが。

「城にあるうちなら何とかできたであろう。でも隠居じゃ何もできんよ」←三屋清左衛門みたいだ。
「誰のことを想定して言ってるの?」(ジャン妻)
「まだ引退したわけじゃねぇだろ。力になってやれよ」(プチ)
店1
アポまで1時間以上間があるので、先にSLでランチにしませぅ。
おそらく今日でいったん最後かなと、このときは思ったのだが。
券売機で肉野菜炒めをONした。こないだの焼肉定食はイマイチだったからなぁ。
今日は先客が3人いるのに、
「お荷物あるからテーブル席いいですよ」
ススメられたが固辞した。カウンター席にいた方が人の動きが見えるからな。
そしたら「お荷物は椅子の上に置いちゃってくださいね」、
もしかしてカオを覚えられたかな。今回でひと段落で次回はいつになるか、次回があるかどうかもわからないのだがな。
テーブル席を固辞して「カウンターでいいですよ。だってこらから混むでしょ」って言ったら無反応というか返事に困っていたような様子だった。お客さん昼でも来ないのだろうか。
私は隣の椅子の上にカバンを置いたが、私とひと席空いた隣の客は己のカバンをカウンター上にデンと載せてましたよ。
上に置くかね普通。カバンの底ってのは汚いんだよ。よくないねぇと思った。
店内1券売機店内から最初に置かれたもの
今回も屈強の漢3人である。顔ぶれが若干違っている。何人いるのかわからないが、無休で夜遅くまで営ってるから頭数は結構いるのではないか。
でも女っ気はない。とうとうひとりとして女性の従業員は見なかったな。
ご飯、スープ、しょぼいQちゃんがカウンター上にコトッと置かれた。そして肉野菜炒めが登場。
最初に出されたもの肉野菜1肉野菜2肉野菜3
まさか塩胡椒じゃないだろうなと疑って斜め上から見たら、底の方にタレが溜まっているのが確認できた。肉野菜炒めは塩胡椒ではなくタレがいいよな。醤油でもオイスターソースでもね。
油でテラテラ光っているキャベツ、ツルツルするぞ。
モヤシ、細く切ったニンジンとニラが少し混じっている。豚肉の量もまぁまぁありますが、如何せん全体の量が少なくて、ご飯が余ってしまったんですよ。
肉野菜4肉野菜5肉野菜6肉野菜7肉野菜8肉野菜9肉野菜10肉野菜11肉野菜12ス1ス2
「テーブル席でいいですよ」と言ってくれた男性は券売機をゴシゴシと拭いていた。磨いてるみたいだったが。それを横目に見て、磨き作業が終わったのを見計らって丸椅子から下りて券売機に向かって歩いた。人さし指を立てて「もうひとつ」言い置いてオンしたボタンは、
半ラ1半ラ2
半ラーメン、あ~あ、やっちゃった。肉野菜炒めに醤油スープついてるのに飲み比べになってしまった。
半分・・・いや、それ以上の量・・・ってこともないかな。でも具はしっかり載ってましたよ。どっかの東新宿の嫁と姑飯店で出されるミニラーメンみたいにショボイ具じゃなかった。
半ラ3半ラ4半ラ5半ラ6半ラ7半ラ8
ご馳走様でした。屈強の漢ども3人から別々に「ありがとうございました」3人とも獣が唸るような声だった。
この日でいったん私の房総半島日帰り出張はひと段落した。
次は県の窓口に出向くのだが、それは内容さえ完璧なら郵送でも可なのだが。
最後に店全体を撮ってみる。ローカル感が強い外観です。駅ビルの下に潜り込む用にあるのでアクセスは超便利です。
店2バス11
ひと仕事終えて、これは帰りのバス、
眠ってしまったのだ。起きたら海ほたるを出て川崎側の海底トンネルに入るタイミングだった。
バス12
これは川崎の工業地帯のどこか。扇町あたりだろうか。
それなら苦い想い出がある。前職で社会人鳴りたての頃、扇町の何処かのLNGタンクの現場に派遣された私は、夜間計測作業途中で居眠りしてしまったのです。計測タイミングを1回すっ飛ばしてしまった。データ採取できなかったんですよ。
先輩格がフォローしてくれたが、この居眠りの件で「ジャンには体力と気力不足だ。現場作業は無理」と失格の烙印を押され、二度と声はかからなかったのである。
だがもしその現場で合格の印を押されたら、私は日本中のあちこちの現場を廻る旅人にさせられたかも知れないのだ。私の後に出向いた者が合格して、それ以降はそういうハメになったのです。
私は勤め人としてエンドに近づいている。バスの中で社会人になったばかりの苦い記憶が蘇ってしまった。夜に何処かで飲んで消さないとな。

寝不足の夜

店1店内1メ1
「おとおしは穴子のお寿司でぇす」
穴子ねぇ。
普段、食べないですねぇ。
「そのまま食べてね」
「ウナギはわかるけと、穴子とハモの区別がつかなかったりして」
「そうなの?」(ジャン妻)
「穴子って今日行ってきた内房の町でも釣れるのかなぁ」
その町はくるま社会らしく、駅周辺に魚系の食堂は見当たらなかったなぁ。
穴子寿司1穴子寿司2穴子寿司3
「今日行って来た千葉の某所には、ラーメンにアサリが入ってるんだぜ」
「食べたの?」
「いや、食べてない」
江戸前のアサリかどうかワカランしな。外来種だったりして。
かき揚げ蕎麦のかき揚げにもアサリが入ってるようだ。メニュー写真で見た。それも食べてない。
アサリ、二枚貝だとホタテや赤貝くらいしか食べないな。
それはさておき、牡蠣の季節になってきたようだ。三陸産カキフライ、いぶりがっこのタルタル、
カキフ1
小さい牡蠣だなぁ。温暖化の影響で水温が上がってるのかな。
「これさぁ、ひとくちヒレカツに見えるけどぉ」
「笑、今年初めてですか牡蠣?」
齧ってみたらカツじゃなくて牡蠣だったが、
「変わった揚げ方ねぇ」
変わってるのは揚げ方よりも上から叩いて潰しているようなこのカタチではないか。
カキフ2
このタルタルソースにいぶりがっこなんぞを混ぜるのはいただけないな。異物混入みたいだ。
カキフ3カキフ4ロース椎茸オイスター1ロース椎茸オイスター2ロース椎茸オイスター3
牛ロースと肉厚松茸のオイスター炒め、
肉厚椎茸と謳ってるのでスルーしかけたんだけどジャン妻が「食べたい」って言うからさ。
肉厚っていうからにはデカいカサがデンと載ってるのかと思ったらそれのスライスなんだよね。肉厚と表現する意味ないんじゃないの?牛ロース肉は薄いし。
でもスライスのオイスターソースまみれだからエグさを感じないで何とか食べれた。
他にタマネギとニラ、野菜炒めですねこれは。
ロース椎茸オイスター4ロース椎茸オイスター5ロース椎茸オイスター6ロース椎茸オイスター7
うっかり箸を落とした。替えて貰った。
そしたらまた落としそうになったので、こうやって向こうに置いてます。
集中力がないのかな。上着の袖に引っかかって落ちたんだよね。
「眠いぜ」
「朝4時に起きるからよ」
「緊張してるんだこれでも」
トシのせいで朝起きるのが早くなったのもあるけど、今朝未明に「あ、あれをやってない!」ド忘れしてた案件を思い出して自室のデスクでカタカタやってたんだ。
家を出るのは大概7時半なので、4時に起きてから3時間半カタカタやってたのよ。
3時間半の中には1時間の別枠があって、Up前記事の最終校正とか、頂いたコメントのレスとか、寄稿文の下書きなんかも含まれてるので、業務としては2時間ほどだね。
でも僅か2時間でも1日の進捗度合がぜんぜん違うのだ。
「朝やってたのって今日出すのを忘れてたの?」
「そう。今日が期限だったのだよ」
冒頭でちょろっと話した千葉某所の案件は新しい重要な案件でちょっと難しい側面もあってね。今日だってそっちにも出向かなきゃならなかったのだ。神経が東京湾を渡っちゃって、今日が期限の通常業務の締め切りを忘れたわけよ。朝早く起きてやらなかったら今日期限に間に合わなかった。
思い出す夢でも見たらしい。何者かが夢の中で「ジャン、あれをやってないだろ」とでも言われた気がする。それで目覚めた。
「お陰で間に合ったけど、眠いワ」
「オジジなんだからもう」
「オジとは何だっ」
10月は例年多忙で、そこへ新しい案件が振って湧いたのよ。そこへ今日も行って戻ってきたんだよ。総武線でぐるっと廻るのは時間がかかるし途中で運転見合わせになったらタイヘンなので、品川駅港南口から高速バスで行って戻ってきたのだ。
高速バス内では半分以上寝てたんだけど。
「事務所に戻ったら直帰じゃなかったんですか?って言われた。バカヤロ、直帰ができないほど忙しいんだっての。通常業務が遅れてるんだから」
というのは表向きで、今日はジャン妻は出勤日なので夜は「お外がいい」っていうから戻ってきたのが正しいところではあるんだけど。
転がる箸1転がる箸2ブリ竜田味噌炒め1ブリ竜田味噌炒め2ブリ竜田味噌炒め3
ブリ竜田揚げと青菜のネギ味噌炒め、これも殆ど野菜炒めなんだけどトマトが入ってやがる。赤ピーマンならいいのにな。
「まさか国産モツのニンニク醤油炒めいかないよね。」
「ニンニク醤油はいいけど、モツはイヤ」
だそうで、この料理になったわけです。
ブリ竜田味噌炒め4ブリ竜田味噌炒め5ブリ竜田味噌炒め6ブリ竜田味噌炒め7
ブリ竜田味噌炒め8
少々時間がかかったシラスと海苔の醤油ピザ、
醤油味ではないな。塩味じゃないかな。シラスってしょっぱいし。
このシラスピザならぬシラス塩焼きそばを家でやって大失敗したのがジャン妻、焼きそばの麺に塩を塗しちゃったもんだから、シラスの塩とダブって塩マシになってしまい、しょっぱいのなんの。
ピザ1ピザ2
真鱈白子昆布1真鱈白子昆布2真鱈白子昆布3
真鱈白子の昆布醤油焼き、悪魔的な美味しさ。
「アナタ白子嫌いかと思って」
実はそうじゃないんだな。ひとりの時はオーダーするよ。前はこのプニョプニョした食感が嫌いだったのだが、今はもうない上大岡の串焼き屋で開眼したんだよね。

鯛の刺身は「薄造りにしますか?厚く切りますか?」聞かれて厚く切って貰った。
よく出てた料理は、
「タコサトお願いしまぁす。」
タコサト?ああ、タコと里芋のやわらか煮か。
鯛1鯛2鯛3鯛4
日本酒にしようと思ったら、ママが前に入れた焼酎ボトルがあるって言うから。
「飲んじゃっていいよ」って言ったんだけど。
保管期間ギリだったみたいだね。早く在庫処理したかったんでしょうな。
まだ残ってた店2振り返る
こないだ来たとき、臨時休業だった理由を聞いたのだが、
「ええっと、ちょっとね」
ママも若い衆も答えてくれなかったのだが、店主に「流行り病(コロナ)かと思って心配したんだぞ」って突っ込んだら、飲食店は平日に休めないので日曜とくっつけて休みを設けたんだと。高崎の「梅ふく」と一緒だな。
朝4時に起きて自室でワークして、海を渡って千葉某所に向かい、東京本社に戻ってまた通常業務、疲れた1日だったな。

プロフィール

ジャン

Author:ジャン

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

最新コメント

見にきてくれたひとたちの数!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR